麦畑

太陽と大地と海は調和するミックスナッツの袋のなかで

発言の断片

2016-05-05 13:54:40 | 短歌記事


5月3日に行われた未来短歌会春の作品批評会における
評者の発言の断片を覚え書きとして記しておきます。
クローズドの歌会なので評に対応する歌は明示いたしません。

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・歌は勝手に解釈していい。比喩的にとらえるのもいい。読者はわがまま。(岡井隆)

・概念で歌をつくってはいけない。対象をよく見ること。(大島史洋)

・定番の言葉はどうにかしたいもの。(佐伯裕子)

・一字空けは必要かどうか。注意を。(さいとうなおこ)

・具体を示すと歌は活きる。(加藤治郎)

・すべてを言ってしまわないで、抑える。(岡井隆)

・助詞が無いと意味がとりにくい。読者にストレスをかけぬように。(大辻隆弘)

・辞書を引きましょう。ぼくはすごく引いているよ。(岡井隆)

・説明的なところはムダ。半分損をしている。(大島史洋)

・読者は作者のことを知らない。伝えるための配慮を。(加藤治郎)

・三行書きの現代詩と捉えて読んだ。面白い詩。(岡井隆)

・ああそうですか、という感じの歌はつまらない。(笹公人)

・若くて羨ましい。良いではないか。(岡井隆)

・受けねらいの歌はいかがなものか。(大辻隆弘)

・カレンダーの歌だとしたら面白くない。「見ていた」は修辞があまい。(岡井隆)

・《私》を出した方が良い。(加藤治郎)

・言葉が荒い。言葉を変えてごらん。歌は変わるよ。言葉の方からね。(岡井隆)

・ものを細かく見たらどうかな。(岡井隆)

・ぼくはハグはできないなあ。(岡井隆)

・型にはまった歌。ほんとうの心が見えてこない。(中川佐和子)

・言葉だけでつくっている。実が無い。歌が軽い。(大島史洋)

・漢語はどうか。和語でやわらかく。工夫して。(大島史洋)

・下の句はいらない。下の句は無意味なことばを入れればいいんですよ。(加藤治郎)

・ひらがなの記述がオノマトペのように効いている。(笹公人)

・この歌を批評会に出してきたことに意味がある。(岡井隆)

・こころみの歌。考えてみたいと思う。(岡井隆)

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