許します

許します許すほかないしょうがない何てったってあいつですから

_/_/_/ 夜はぷちぷちケータイ短歌（４月２６日放送分）企画「あいつ」 _/_/_/
_/_/_/ だいたひかるさんに選んでいただきました。 _/_/_/

宇宙とは

宇宙とはこんなものかも知れないとイチゴ大福食みつつ思う

_/_/_/ ＮＨＫニッポン全国短歌日和（４月２５日放送）テーマ「苺」 _/_/_/
_/_/_/ 番組内で島田修三さんに読んでいただきました。（賞外） _/_/_/

先代の

先代の社長の意向そのままに昼の休みの恋はみずいろ

晴れの日も雨の降る日もこの街は夕やけ小やけで日は暮れてゆく

涙など

涙など似つかわしくもない俺につかみどころのない青い空

見まわしてつかみどころ探せども地平線にはただ白い雲

地の果てをとり巻くように白い雲なにかを隠すわけでもなくて

風ばかりひたすら強く吹きしぶき運河の水はゆるく流れる

桜咲き菜の花も咲く水際にホタルはいないとう驚きぬ

鉄塔は空色に塗り込められて青い空とは混じることなし

孤立するＡ鉄塔とＢ鉄塔をつなぐ為だけのような電線

昨日も今日もひたすら太き猫多し奴らは俺をにらんできよる

ゆっくりと

ゆっくりと車を出しているけれど一年生は二歩三歩引く

できるだけ目が合わぬよう気をつけて人の顔色見ながら過ごす

影ながら応援してると言う彼のおそらくそれは偽りの影

止まらない哀愁でいとのリフレイン不意に気付けば止まっていたり