「ガンジス川って、
死体とか下水が普通に流れてるんでしょ~?」
↑「そーだよ?」
という会話を何度もした気がしますが、
そんなことは、どうでもいいのです。
実際にガンジス川を目の前で見ると、
美しすぎて、本当にそんなことはどうでもよくなりました。
※実際はもっと美しいです
今回はそんな美しきガンジス川にある、
火葬場のお話をしたいと思います。
※先に申し上げておきますが、火葬場の写真はありません。
そもそも撮影禁止ですからね。
さて、ガンジス川の川っぺりには建物がいっぱいありまして、
↑ど真ん中の一番有名な所
↑平均的な人口密度の所
この「ガード」と言われる建物たちが、
ずーーっと連なって、こんなになっているのですが、
これらのガードのうち、2カ所が火葬場になっていて、
歩いていると、イヤでも情報が入ってきます。
火葬場とのファーストコンタクトは、
インド人の無邪気なちびっ子でした。
ちびっ子「ねぇねぇねぇ!
ボート乗った?
チャイ飲んだ?
シルク買った?
お寺行った?
火葬場みた?」
ゆえん 「チャイは飲んだ。あとは何も。」
ちびっ子「火葬場、まだ見てないの?
こちっだよー!この先!
人間がねー、燃えてるんだよー!」
「・・・・・・・・!!!」
無邪気にサラっとすごいこと言った・・
なんか急に怖くなって、
正直30%くらいは、
行くのやめようかと思った・・
こころの整理ができなくなって、
ちびっ子とどうやって別れたのか記憶にないのですが、
気がついたら、ひとりで火葬場のガードに来てました。
マニカルカー・ガードという、
北側にある火葬場。
このガードが視界に入った瞬間、
いろいろ難しく考えてたことが、
すべて、一瞬にして、ふっとびました。
なぜなら・・・
すっごい人だかりだったのです。
明らかに、列席者ではなく、見てるだけ。
炎すら、ほとんど見えないレベルに大混雑。
数秒前まで、
火葬場を興味本位で見るなんて不謹慎かも、とか、
人間の身体が目の前で燃えるなんて現実を受け入れられるだろうか、
とか、とか、考えて、考えて、
脳をフル回転しても、何も起こらなかった。
でも、実際来てみたら、この人だかり。
みんな、普通に見てる。むっちゃ見てる。
※時期や時間帯によって状況は異なります。
・・見たいなら、見ればいいじゃん。
ただ、それだけのことだ。
ということで、見ることを決意したのですが、
人だかりを押しのけたり、順番待ちする感じではなかったので、
ガードにある階段っぽい所に上って、腰をかけました。
※火葬場の写真は無いのですが、
似た構造のガードの写真があったので、
参考画像として紹介します。
こんな感じで、砂浜みたいな所があって、
火葬場のガードでは、ここで儀式や火葬が行われます。
薪がいっぱい積まれていて、すすや煙が漂い、
異様な雰囲気であったことは否めません。
後ろに階段みたいのがありまして、
腰をかけることができます。
・・・気づいたら、3時間以上そこに居ました。
厳かに行われる儀式の様子を見ていたり、
人だかりが少なくなった時は、炎を間近で見たりもしました。
炎の上がる薪の中から、足だけが出てた。
でもそれを見ても、特に動揺とかすることはありませんでした。
ガンジス川の雄大な流れと、
青い空。鳥たちがいっぱい飛んでる。
そして、炎に包まれて、自然に帰っていく。
何の違和感もなく、ただ、そこに立っていました。
・・そうだよね・・
みんな死ぬんだよね、いつか。
ってかみんな、結局は単なる肉体なんだよね。
なんか、こんな感じでした。
立派な方が書いてらっしゃる旅行記などでは、
皆さん、崇高な見解を述べていらっしゃるので、
自分も何か、激しく感情が揺さぶられるのではないか、
などと思っていたのですが。
実際に行ってみると、なぜかすごく穏やかな気持ちで、
目の前の光景が、すーっと意識に溶け込んでくる感じでした。
なんでかは、まだよく分かりません。
ガンジス川が、美しすぎるからかもしれないな。
いつかまた、ガンジス川のことを書きたいと思っています。
本当に不思議な力に包まれた、美しきガンジス川。
新たな記事が書ける日が来ることを祈念して、
つづく、かも。
▼関連記事:インド女一人旅 ガンジス川で全身沐浴までの道
死体とか下水が普通に流れてるんでしょ~?」
↑「そーだよ?」
という会話を何度もした気がしますが、
そんなことは、どうでもいいのです。
実際にガンジス川を目の前で見ると、
美しすぎて、本当にそんなことはどうでもよくなりました。
※実際はもっと美しいです
今回はそんな美しきガンジス川にある、
火葬場のお話をしたいと思います。
※先に申し上げておきますが、火葬場の写真はありません。
そもそも撮影禁止ですからね。
さて、ガンジス川の川っぺりには建物がいっぱいありまして、
↑ど真ん中の一番有名な所
↑平均的な人口密度の所
この「ガード」と言われる建物たちが、
ずーーっと連なって、こんなになっているのですが、
これらのガードのうち、2カ所が火葬場になっていて、
歩いていると、イヤでも情報が入ってきます。
火葬場とのファーストコンタクトは、
インド人の無邪気なちびっ子でした。
ちびっ子「ねぇねぇねぇ!
ボート乗った?
チャイ飲んだ?
シルク買った?
お寺行った?
火葬場みた?」
ゆえん 「チャイは飲んだ。あとは何も。」
ちびっ子「火葬場、まだ見てないの?
こちっだよー!この先!
人間がねー、燃えてるんだよー!」
「・・・・・・・・!!!」
無邪気にサラっとすごいこと言った・・
なんか急に怖くなって、
正直30%くらいは、
行くのやめようかと思った・・
こころの整理ができなくなって、
ちびっ子とどうやって別れたのか記憶にないのですが、
気がついたら、ひとりで火葬場のガードに来てました。
マニカルカー・ガードという、
北側にある火葬場。
このガードが視界に入った瞬間、
いろいろ難しく考えてたことが、
すべて、一瞬にして、ふっとびました。
なぜなら・・・
すっごい人だかりだったのです。
明らかに、列席者ではなく、見てるだけ。
炎すら、ほとんど見えないレベルに大混雑。
数秒前まで、
火葬場を興味本位で見るなんて不謹慎かも、とか、
人間の身体が目の前で燃えるなんて現実を受け入れられるだろうか、
とか、とか、考えて、考えて、
脳をフル回転しても、何も起こらなかった。
でも、実際来てみたら、この人だかり。
みんな、普通に見てる。むっちゃ見てる。
※時期や時間帯によって状況は異なります。
・・見たいなら、見ればいいじゃん。
ただ、それだけのことだ。
ということで、見ることを決意したのですが、
人だかりを押しのけたり、順番待ちする感じではなかったので、
ガードにある階段っぽい所に上って、腰をかけました。
※火葬場の写真は無いのですが、
似た構造のガードの写真があったので、
参考画像として紹介します。
こんな感じで、砂浜みたいな所があって、
火葬場のガードでは、ここで儀式や火葬が行われます。
薪がいっぱい積まれていて、すすや煙が漂い、
異様な雰囲気であったことは否めません。
後ろに階段みたいのがありまして、
腰をかけることができます。
・・・気づいたら、3時間以上そこに居ました。
厳かに行われる儀式の様子を見ていたり、
人だかりが少なくなった時は、炎を間近で見たりもしました。
炎の上がる薪の中から、足だけが出てた。
でもそれを見ても、特に動揺とかすることはありませんでした。
ガンジス川の雄大な流れと、
青い空。鳥たちがいっぱい飛んでる。
そして、炎に包まれて、自然に帰っていく。
何の違和感もなく、ただ、そこに立っていました。
・・そうだよね・・
みんな死ぬんだよね、いつか。
ってかみんな、結局は単なる肉体なんだよね。
なんか、こんな感じでした。
立派な方が書いてらっしゃる旅行記などでは、
皆さん、崇高な見解を述べていらっしゃるので、
自分も何か、激しく感情が揺さぶられるのではないか、
などと思っていたのですが。
実際に行ってみると、なぜかすごく穏やかな気持ちで、
目の前の光景が、すーっと意識に溶け込んでくる感じでした。
なんでかは、まだよく分かりません。
ガンジス川が、美しすぎるからかもしれないな。
いつかまた、ガンジス川のことを書きたいと思っています。
本当に不思議な力に包まれた、美しきガンジス川。
新たな記事が書ける日が来ることを祈念して、
つづく、かも。
▼関連記事:インド女一人旅 ガンジス川で全身沐浴までの道
日本だと、やはり近寄りがたいところですが。
一つの生命が在り、そして終わるという流れがその中には
普通に存在しているのですな。
火葬場か。。。
去年の礼央の事、また思い出してしまった。
人間と同じやり方で、葬式したから。
火葬場の死体を置く、あの石。
礼央の遺体を置いた時、その石は焼かれる前だから
冷たいものだと思って、触ったら、
最強に熱かった。
まぁ、礼央の前に、誰か焼かれたのだろう。
にしても、その熱い石に置かれた礼央を観ていたら、
それだけで泣いてしまった。
考えてみれば、まだそれから3ヶ月しか経過してません。
レオさんと、軽井沢で戯れた時のこと、
よく覚えてるよ。
あたしもガンジス川を訪れる前、いろいろあったな・・
もう1年以上経つけど、視覚情報は鮮明に覚えているよ。
でも、あの付きまとうような臭いからは解放された。
ガンジス川にダイブしたからだな、きっと。
別に何か完璧な結論を見いだした訳じゃないけど、
ガンジス川に行って、なんかこころが楽になった気がする。
うーん、でも辛いもんはやはり辛いな。
変化を受け入れるというのは、しんどい事もありますわ。
変わらないというのが一番気楽なのかもしれませぬ。
ガンジス川ダイブ、普通の人じゃ味わえない、良い体験を
したもんだすわ。インドとゆえん、なんだか、
今年も密に繋がっていきそうな気がするばい。
今年もインドに行こうと思うよ!
変化受け入れるのは年とる毎にしんどくなると思うので、
若いうちに受け入れられるキャパ広げとかないとヤバイな。
単純におもろいですね。ハッピーな気持ちになりました。初の海外ひとり旅でタイのバンコクから、ガンジスめがけて飛び立とうと思ってます。
あまり余計な情報はいれずに、必要最小限、命に関わることだけ、と、思ってましたが。文章が面白く次々と読んじゃいました。
とにかく、自分の眼で確かめたいと思います。
ハッピーな気持ちにさせてくれてありがとう!