ゆえん

 

【ラダック】インドのチベット文化圏で独立記念日について語った

2014-09-18 23:17:08 | インド
前回:【ラダック】レーの日本寺、シャンティ ストゥーパへ。


宿で朝食を呼ばれながら、
インド人のスタッフさんと語り合う。


「ねーねー、今日ってさ、
 インディペンデンスデイだよね。」

 「そうだよ。」



 ・・・



「チベットの人たちにとって、
 インディペンデンスって、なんだろね。」

 「彼らにとっても今日は記念日だよ。」


「えー、でもチベットはまだ・・


 「あはははは、(ヾノ・∀・`)ムリムリ 」


   ・・・ん? 


 「つまり、チベットの独立について、だろ?
  あんなちっちゃい国が独立なんて、無理無理!
  本拠地(ラサ)は、中国の言いなりじゃないか!ハハッ!」



   ・・・( ̄▽ ̄;)!!

   正論すぎワロ…


「で、でもさ、
 アメリカと中国、仲悪いじゃん?
 だから、チベットへの弾圧に対して、
 アメリカが支援してくれる可能性もあるのでは!」


 「あはははは、 。・゜・(´∀`*)゜・・。ヴァノヽノヽノヽノヽノヽノヽノヽ

  (ヾノ・∀・`)ムリムリ (ヾノ・∀・`)ムリムリ 

  ウクライナの騒動を見ただろう?
  アメリカなんて、何もできやしないよ!!」





   ・・・∑( ̄[] ̄;)!!!

   正論すぎワロタ…



そうだよね、ここ数年チベット巡ってきたけど、
中国国内のラサも、インド国内の亡命拠点でも、
完全に大国に依存してる感が否めなかった。

認め無くないけど、正論と言わざるを得ない。
微妙な面持ちのまま、式典会場に向かいます。



インド独立記念日フェスティバル会場@レー

レーは初日で主な観光を終えたので、
今日は、地元の人に、この式のことを聞いていたのです。



すんごい人だかりと、警備。




式典で、チベットの民族舞踊。




なんだか、みんな楽しそう。
いろんな考えの人いるんだろうけど、
式典は、みんな楽しそうでした。


最後に、インドの兵隊さん。



背景には、昨日焼け焦げた地、レーパレス。

いい所だったなぁ・・、レーの町。

まだ考えがまとまりません。
みんなが苦しい気持ちを乗り越えて楽しいこといっぱいありますように。

ではまた!









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【ラダック】レーの日本寺、シャンティ ストゥーパへ。

2014-09-15 23:05:05 | インド
前回:【ラダック】ヒマラヤの日差しで顔が焦げる@ナムギャル・ツェモ

レーの目的地、レーパレスを制覇して、
黒こげになりながら、命からがら下山。

遅めのランチで休憩しても、
観光にはまだ半日残されていたのでした。


続いては、レー最後の観光スポット、
シャンティ ストゥーパに向かうことに。

体力の消耗が激しいので、交通手段を探します。

レーの町は狭いので、徒歩で隅まで観光できちゃうのですが、
タクるとなると、アホみたいに高いです。

インドのリキシャで学んだ交渉術、
「運転手さん数名集めて競り」を発動するも、
感覚値でリキシャ相場の5倍くらい取られた気がします。


ってことで、イキナリ到着。



着いてから知ったけど、日本のお寺なのですね。



分かるかな、漢字が書いてある。



「廣供養舎利」

習ったことないなぁ・・(←無知過ぎ?)

ググると、法華経の一節であることがわかりました。
が、ここだけでは意味を成さないっぽいので、
気になった方はググってどうぞ!


あとは、パラパラと写真を。



「転法輪」と書いてます。
これも知らなかった(無知過ぎ?)。
仏の教法を説くこと、だそうで。
















お寺の写真は以上です!

まだまだ時間があったので、座禅をしてみました。
足を組んだら攣っちゃって、神の御前で転げまわる羽目に。

夕暮れ時、こちらから下山。



タクシー使ったので、この道は下りだけですが、
ここも徒歩で上がってたら、達成感半端ないでしょうね。

帰りは宿まで徒歩。
レーの町は本当にオシャレでキレイ。





歩いてたら、突然、白い綿がいっぱい飛んできた。






突然のモフモフ攻撃に通行人はたじろいでましたが、
マスクとストールを装備して、絶景を堪能したのでした。

写真では伝えきれないですが、
すーーっごいキレイだったなー。

ではまた!



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【ラダック】ヒマラヤの日差しで顔が焦げる@ナムギャル・ツェモ

2014-09-12 22:06:16 | インド
前記事:【ラダック】ラストダンジョン、レーパレスに挑む。

楽しみにしてたレーパレスを制覇して、
次の目的地に向かいます。



↑レーパレスで見送ってくれた、こまいぬちゃん。

さて、次に進む先は、こちらだそうで。



もはや道じゃない。
あのてっぺんに見えてる、白い建物を目指します。




数歩あるいただけで、息切れします。
休むたびに、絶景を楽しむ。




日焼け止めを塗りたくり、
グラサンとマスクを装備して、
さらにストールで日差しをカバーしてたけど、、

汗で日焼け止めは溶けまして、
呼吸困難によりマスクもはずし、
視界確保のためにストールも装備解除。

足元が不安定で、足を踏み外したら、
いっきに下まで転げ落ちそう。

何人か、後ろから追ってきたので、
死にそうだけど、抜かれないように必死に進みます。


だんだん近づいてきた。







このあたりで、観光客がいっぱいに。

同じ苦痛を乗り越えてきた仲間なので、
自然にみんな、声を掛け合います。

日本人ツアーの御一行にも遭遇しました。
ツアーでは、車でここまで上がって来れたそうで。



さて、こちらでご対面したご本尊?がこちら。






ここまでこれて、ほんとよかった。

文章では伝えられないくらい、瀕死の状態で、
カタルシス?なるラスボスの必殺技のような浄化作用で、
心を洗われてゆくのでありました。

極限状態につき、マトモに写真とれてないんですが、
一番高いところから撮影した、レーの町並みがこちらになります。




夢みたいな風景だったなー。

ではまた!
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【ラダック】ラストダンジョン、レーパレスに挑む。

2014-09-11 00:41:24 | インド
前回:【インド旅】マナーリからレーまで陸路でヒマラヤ越えの道


ヒマラヤを越えて、ついにレーに到着。



まだ明るいけど、夜の19時頃です。

予め仲良くなっといた同乗者の地元民に、
タクシー交渉してもらって、サクッと就寝。

泥のように寝た翌朝。



見えるかな、山のてっぺんあたりに、白い建物。
この時はまさか、あそこまで歩く羽目になるとは知る由もなく。

リキシャでも捕まえようと、レーの町へ。



キレイな町です。





中心街に着くと、レーパレスが見えてきた。




レーパレスです。レーパレス。





左の土色してるのが、レーパレス。
その右上の、白と赤なのが、ナムギャル・ツェモ。



ググっても、レオパレス?って聞かれますが。
レーパレスです。


このあたりで、いろいろ気付くのですが・・


・リキシャがいない
・ちょっと歩いただけで息切れ(標高3,650m)
・日差しがヤバい


とりあえず、レーパレスの方向に向かって歩く。



結構複雑難解な道。
日陰で休憩してる人に道を聞きながら進みます。





息切れと日差しで写真がマトモに取れてません。

やっとパレスが近づいてきた。





チケットを購入。



内部はラストダンジョンみたい。



レーパレスのテラスから見た景色。





ビューやね。


チベット寺院は撮影禁止が多いのですが、
ここはフリーだったので、恐れながら失礼させていただきました。














写真では伝わらないかもですが、
ものすごいホーリーパワーでてます。

前日に命を危険に晒したこととか、
日本を発つ前にヒヨってたこととか、

昔の嫌な思い出とか、今の人生が捗ってないこととか、
自分の悪いものがブワーって出てきて、吸い取られていく感じ。

嫌なこととか辛いことをいっぱい思い出したのに、
何故か気持ちがスッキリした感じ。

まだうまく頭の中で整理できないけど、この不思議な感じ、
半年後くらいには、言葉にして話せるようになれたらいいな。


さて、富士山の頂上くらいの標高で、
階段上って歩き回って、強い日差しに晒され続け、

体力を削られつつ、次の目的地は・・



あの山のてっぺんにある、ナムギャル・ツェモなるオブジェ。
現地の人は、簡単にゴンパって言ってました。


この立ち位置から、ゴンパまで徒歩です。
日差しを遮るものも無く・・


つづくかも。

次→【ラダック】ヒマラヤの日差しで顔が焦げる@ナムギャル・ツェモ
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【インド旅】マナーリからレーまで陸路でヒマラヤ越えの道

2014-09-03 23:57:43 | インド
前回:【インド旅】マナーリ村でヒマラヤ越えの準備をするの巻


深夜2時出発のジープに乗り込む。



真っ暗で、景色も見えないし、
とりあえず寝ようかと思ったら・・




  「寒い」




ってか、寒いを通り越して、痛い。
運転手さん、なぜか窓フルオープン。

こんなに早く極寒になると思ってなくて、
防寒具の一部をリュックに入れっぱだった。

真っ暗だし、みんな寝てるし、寒くて動けないし、
ひたすら耐えること数時間。



美しい朝の光。







第一チェックポイントに到着。



朝の5時くらいだったかな。
外国人はパスポートを確認されます。




こんな感じのサービスエリアみたいのが数時間置きにあるので、
軽食を食べたり、トイレ行ったりすることができます。



明るくなって、初対面。
ヒマラヤを越えてくれるジープちゃんがこちら。




このあたりで、同乗者とも少しずつ会話が生まれます。

今回、共にヒマラヤ越えをする仲間は、
ロシア人(男)、チベット風の兄弟(男2)、インド人(男3)
女は私だけでした。

極寒のガタガタ道を乗り越えてるので、
すでに連帯感が生まれてる気がしました。



ここからは、ヒマラヤの絶景をどうぞ。












絶え間なく移り行く絶景と、ガタガタ道。


我らが命を預けたイケメンの運転手さん。




運転手さんが、途中の小さな集落で、突然停車。
どうやらお寺のようです。



運転手さんは、ポッケからお札を取り出して、
賽銭箱?に入れて、熱心にお祈りしてました。



後から思えば、ここからが本当に過酷な旅でした・・


2回目のサービスエリア。
このあたりで、体調を崩す人が現れ始めます。




隣の席だったインド人男子が、
高山病で、かなり苦しそう。

私は全く高山病を発症してなかったので、
マナーリで買った酸素ボンベをあげました。

他の人も、なんか変な薬をあげてたり。
このあたりから、だんだんメンバーの表情が険しくなってきました。


時刻はお昼前、11時頃になっていたので、
テントのお店で軽くお腹に入れときます。



テントの中はブルーシートの色で青い。



夜は宿になるらしく、寝床があります。



マギといわれる、インドの日清カップヌードルを食す。



同乗者にロシア人がいたのですが、
ここで、麻薬?みたいな不思議な粉に火を付けていて、
怖くなったのでその後、会話をしませんでした。。


女性には気になる、トイレ情報。



丸見せです。

テントに囲われてるトイレは、
お店の使用許可がないと使っちゃダメっぽく、
マギを食べたお店のトイレを拝借しました。

敢えて写真は撮らなかったけど、、
上記の便座と同じで、タンクに積まれた水を自分で流します。




引き続き、絶景をどうぞ。










この辺りまでくると、
みんな魂の抜け殻みたいになってます。

半日以上、お尻と背中を殴られ続けるかのような悪路に、
絶え間なく顔に吹き付ける砂嵐。

乗客全員、目を閉じてぐったりしてる。



さっき死にそうになってたインド人は、
頭痛の他に呼吸が苦しいと訴え始めました。

この時点で、私はまだ高山病の症状が出てなかったので、
呼吸時に砂が口に入らないように、スカーフを提供しました。

その後、そろそろ吐きそうな雰囲気を醸し出した高山病インド人は、
助手席に移動して、運転手さんにいつでも相談できるポジションを確保。



そろそろ、最高到達点、標高5360m地点に到達する頃、
恐ろしい光景が飛び込んできました・・



わかるかな。

崖下に転げ落ちて、木端微塵になってるトラック。

これ、素人でも写真が撮れちゃうくらい、
そこらじゅうにいっぱい転がってます。



まるで、ベルト無しのジェットコースターに乗ってる気分。
ガードレールも何も無い道で対向車とすれ違う。

そんな不安に駆られたころ、
ガンダムのニュータイプ覚醒時のSEと共に、
頭痛が襲い掛かってきました。


これが・・高山病というものか・・


これは辛い・・
息が苦しい頭が痛い、全身が痛い・・

高山病なのか、それとも、
一日中頭を激しく揺られたことによる痛みなのか。

息が苦しい気がするけど、
深呼吸しようにも砂嵐が酷くて満足に呼吸もできない。


意識が朦朧とする中、
どうやらジープが最高到達点までたどり着いた模様。

奇跡的に、撮影できました。
今回の旅のベストショットはこちらに決定。





本当に、目を開けるのがやっとだったけど、
体が勝手にシャッターを切ってました。

本来なら、ここで数分停車して撮影タイムとなるそうですが、
乗客がほとんどヘタレだったため、素通り。

それでも、運転手さんが、
このオブジェを、一周回ってくれたのを知っています。

イケメンの運転手さん、ありがとう!!




ここを越えてからは爆睡でした。
頭痛と呼吸困難にうなされながら・・



気が付くと、チベットの風景・・






ヒマラヤを越えて、ラダックにやってきました。

約18時間、陸路ヒマラヤ越えの旅。
いろいろあって、いっぱい考えました。

極限状態で、自分の弱いところをいっぱい見ました。
何かを悟ったような気がするけど、まだ考えがまとまりません。



とにかく、過酷でした。
でも、陸路を選んで本当によかった。

今日はここまでー。
次回はラダックで瀕死になります。


ではまた!




続き>【ラダック】ラストダンジョン、レーパレスに挑む。

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