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ゆえんの中国語戦記 第四課 「ティンプトン」

2012-04-19 20:33:16 | 中国
テストに出ない、ビジネスですぐ使えない。
ゆえんの中国語戦記。


初めて中国に行ったときは、
それはもう、辛くて、辛くて。

参照:初めて中国に行った時のこと


そんなある日のこと、
ばあやは教えてくれたのです。


「それは困ったねえ・・
 そうだ、いいこと教えてあげよう。
 困った時のおまじない。」

「おまじない?」

「そう 古い古い 秘密の言葉。」




第四課 : 「ティンプトン」

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漢字:听不懂
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読み:tīngbudǒng
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意味:「ちょっと何言ってるか分かんないですね」
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中国に行ったばっかりの頃は、
現地の文化になじめず、よく怒られました。

突然、立ってるだけで怒鳴られたり、
いきなり囲まれて意味不明な言葉を浴びせられたり・・


ガキんちょだったし、言葉も分からなかったから、
余計に怖かったんだよね・・


こんなときの、おまじない「ティンプトン」
それでは例題を見てみましょう。


 「・・くぁwせdrftgyふじこlp・・」←何言ってるか分からない

 「え・・あの・・ティ・・
  ティンプトン!(ナニイッテルカワカラナイヨ)・・・」

 「ア゛ー?
  ティンプトンア゛ー
  ・・くぁwせdrftgyふじこlp・・」←何か言いながら去っていく



この言葉、初めて教わったときに思ったのですが、
「ティンプトン」って、呪文みたいで、かわいいよね。


今思えば・・・生まれて初めて、
外国人と、話が「通じた・・」と実感したのは、
この秘密の言葉「ティンプトン」だったと思うのです。



この言葉の便利なところは、
会話が面倒くさくなったとき、とりあえず唱えとけば、
全てを終わられることが出来る、ということ。


▼听不懂(ティンプトン)
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意味(表):「ちょっと何言ってるか分かんないですね」他
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意味(裏):「(言いたい事は分かるが)面倒くさいんでサヨナラ」他
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客引きや、ボッタクリなど、
面倒なときにも、是非唱えてみてください。


ちなみに、しばらく「ティンプトン」を唱えてると、
レベルが上がってきてしまい、

 「ちょっと、そこのお嬢さん、
      甘~いリンゴはいかがかえ?」

 「ア゛ー? 
  ティンプトンア゛ー(ちょっと何言ってるか分かんないですね)」

と、現地の人の発音をマネて言ってしまうと、

 「は?お前絶対、ティンプトンじゃねーし。」

と、言われてしまうパターンもあるので、
発音にはこだわらず、かわいい魔法の呪文感覚で、
「ティンプトン♪」と唱えると良いでしょう。


と、いうわけで、第四課 「ティンプトン」
ミナサン オボエマシタカ?

次回は、第五課 「ファイラ!」
をお送りしますヨ。

ソレデハミナサン
とんしゅえめん、再見!

らーおしー、つぁーいちぇーん。


「われを助けよ 光よ よみがえれ」という意味なの(違
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