ゆえん

 

本当は怖いホワイト企業の話 3.1まとまればまとめ

2016-02-19 12:54:49 | ひとりごと
前>>2.4飲み会

関連記事→ホワイト企業ありがとう


全然まとまりそうにないんですけど。
とりあえず、ホワイト企業で5年過ごしてみて、
良かったことと、悪かったことを挙げてみたいと思います。


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ホワイト企業に入って悪かったこと
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人付き合いが億劫になった
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人に嫌われてもいいや、と思うようになって、
誘われても、断るということに慣れてしまい、
付き合いの悪い人間になってしまいました。

自分にとって価値の無さそうな人とは、
無慈悲に関係を切るようになりました。

新しい出会いにも消極的になって、
出来るだけ人付き合いをしたくないと考えるようになりました。

昔は、人とお話しすることが大好きだったのですが、
たくさんの人とワイワイ遊んでた頃には、
もう戻れそうにありません。

私は変わってしまいました。



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自分を大切にしなくなった
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あっさりした、自暴自棄状態。
着飾ることもしなくなり、成長を望むことも無くなりました。

楽しい予定を作ろうという気持ちも無くなって、
行動力が激減しました。

人生最初から最後まで全力疾走なんて無理だよね、
誰でもいつかは、走るのをやめるときがくる。

私には、そんな時期が人より早く訪れただけ、
と開き直って、数年が経過してしまいました。

もう走れる気がしません。



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ホワイト企業に入って良かったこと
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自由な時間が増えた
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ブラック企業で忙しくしてた頃からは、
考えられないくらいの時間を持て余しました。

この自由な時間を有効活用できた例としては、

・いっぱい旅をした
・ネトゲ廃人になった
・ブログをいっぱい書いた

こんなところでしょうか。
有効活用と言えるかどうか怪しいですが。

旅に関しては、本当に、今しか出来ないことだったと思います。
仕事に責任も無く、有休も取り放題、お金も時間も余ってる。
こんな状態、普通の人生では滅多にないことだと思います。

ネトゲ廃人、これも、とても楽しい経験でした。
会社では誰からも必要とされていない私でしたが、
ネトゲには、待っててくれる人がいて、一緒に戦う仲間がいて、
努力によって成長や報酬が得られるという、
現実世界では決して満たされない欲求を埋めてくれました。

こうして、暇を持て余して得たものを、
ブログに上げるというのも、大好きな作業でした。
経験したこと、楽しかったこと、怒り、喜び、悲しみ。
ふわっとした感情が、文字に起こされていく楽しさ。
おまけに反響が帰ってきたりすると、喜びもひとしおです。


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副業ができた
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私は、不動産投資を始め、少し軌道に乗りました。
他にもいくつかやったけど、芽が出たのは不動産だけでした。

同じホワイト企業に勤めてた同志は、暇でデイトレを始め、
今では会社を辞めてデイトレ本業、という人も居ます。

不動産業界は、今ちょうど景気が良いようで、
放課後に不動産関係の人と合って話していると、
ブラック企業時代の勢いを感じることが出来て、
副業しつつも、元気を貰っていたのだと思います。

また、副業してみて、経費や税金の恐ろしさを学びました。
サラリーマンが、とてもコスト効率の良い商売と再認識できたので、
ホワイト企業の精神的苦痛も、
耐えるに値する価値があると思うことができたのでした。


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人を許容できる器が広がった
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規律も秩序ないホワイト企業では、
人間として考えられないレベルの、
堕落した人ばかりが居座っていました。

入社したころは、何もかも目について、
イライラしてばかりだったのですが、
今はもう、許容できるようになりました。


嫌われてもいい、無理に仲良くする必要はない。
こう思うことが出来るようになったことで、
精神的に、とても楽になりました。

ここまで堕落した環境に身を落とすことが無ければ、
人に嫌われたり、孤立したりすることを、拒絶していたと思います。
こんな環境だったからこそ、開き直ることができました。

悪いことにも上げたとおり、
人付き合いが悪くなってしまったこともありますが、
一方で、人に対する怒りや不満を抱くことがなくなりました。
軽蔑は、同情に代わって、そのうち無関心になりました。
人に対して、負の感情を抱くことが殆どなくなりました。

人を嫌いになるということは、
感情の中で、最も無駄なことだと思います。
その感情の、一歩先の世界に足を踏み入れることができました。
良いことかどうか分かりませんが、私にとっては大きな成長でした。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


こんな感じで、文字に起こしてみると、
圧倒的に「良かったこと」が多くなりました。

転んでもタダでは起きたくない精神が、
負の遺産も良い方向に捉えているだけかもしれませんが。

ブラック企業時代は本当につらかったですが、
ホワイト企業も、手放しで喜べる環境ではありませんでした。

仕事を与えてもらえないということは、耐え難い苦痛です。
これは経験した人にしか分からないと思います。

人それぞれ、合う合わないが、あると思います。
環境に適応するものだけが、生き残れるのだと思います。


今ではブラック企業にもホワイト企業にも感謝しています。
ちょっと極端だったけど、貴重な経験をありがとうございました。



最後になりましたが・・

日本の社畜に幸あれ!



<目次>
-------------------------------
◇まえがき
-------------------------------
1.1何故ホワイトなのか
.2目的と目標
.3暴力的統率
.4提供するサービスの責任
-------------------------------
2.1ホワイト企業の日常
.2勤怠
.3ランチ
.4飲み会
-------------------------------
3.1まとまればまとめ

→続き:ホワイト企業を中退しました。


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お花届いた

2016-02-15 23:22:20 | ひとりごと
おかんから、誕生日にお花が届きました。

お花さん今日も元気。
早く風邪治そう。
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昨日は誕生日だったようです

2016-02-15 18:24:53 | ひとりごと
一歩も外に出ませんでした。
着替えもせずに、一日が終わりました。

風邪ひいて寝込んでました。
おたおめメールはおかんから1通きただけでした。

生まれてきた意味が分からなくなって、
ひとりで泣きました。

そんな素敵な誕生日でした。




いい年になるといいな。
コメント (4)
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本当は怖いホワイト企業の話 2.4飲み会

2016-02-13 15:25:00 | ひとりごと
前>>2.3ランチ


お酒が大好きだった私ですが、
この会社の飲み会だけは、すべて断っています。

仕事もロクにやってない会社員で集まっても、
仲間意識も連帯感もないし、会話が成立しません。


飲み会で、最初に違和感を覚えたのは、
忘れもしない、下記やりとりでした。


平社員「部門長さん、○上さんって、仕事何やってんすか。」

平社員「あー、いっつも居ないよね、どこ行ってんの?あの人。」

部門長「○上さん仕事無いよ。スタバでも行ってんじゃね?」

 一同「ぎゃははははは」

部門長「平社員くん、こんど尾行してみてよ。」

平社員「映画館とか行っちゃうかもしれませんね!」

 一同「ぎゃははははは」



 え・・部下の仕事を管理するのが、
 部門長さんの仕事じゃないの・・?


○上さんは、同じ部署で、初老の手練れっぽい雰囲気の人でした。
朝早く来ていて、始業時間前に、どこかに出かけていました。

私も朝早く来ていたので、挨拶したり、
もう慣れた?とか声をかけてもらったりしていて、
穏やかで優しい印象の人だなぁと思ってました。

仕事がなくて、外に出ていたなんて、ショックでした。



私は、この会社に入るまで、
「人が余っている」という状況を経験したことがありませんでした。

手の空いてる人がいるなら、分担するとか、
新規事業に若手をジョブローテで回すとか、
そういう基本的な人事が全くない環境なのです。

「あの人仕事なにやってんの? ぎゃはははは」
という流れは、今の会社の飲み会頻出ワードです。



もう一つ、私が飲み会参加を辞めるに至った、
残念すぎる飲み会がありました。


平社員「休憩室にある、グリコのお菓子さ、最近しょぼいよね。」

平社員「あぁ、あれ、どうやって買うか分かんないんだよ。」

平社員「募金箱みたいのに、100円入れて、好きなの取るだけだよ。」

平社員「マジ?盗まれたりしないの?」

部門長「俺、毎回カネ入れないで盗ってるよ。」

平社員「マジっすか!ぎゃはははは」


もう、レベルが低いというか、犯罪です。
低レベルな小学生の会話です。

こういう人たちとは、たとえ部署が一緒でも、
深く関わりたくないな、と思いました。


別のメンバーで飲みに行ったこともありますが、
話が全くかみ合わないことばかりです。

バイトレベルの単純作業で、業務量も超絶少ない人が、
仕事多いわー、難易度高いわー、と激務自慢してみたり、

一切会話が発生しなくて、
みんなで静かに飲んでるだけだったり。


こういう環境に長くいる人って、
好奇心や向上心の欠如した人が多く、
ロクに仕事もしてないので、社会人経験もほぼゼロ。

そんな人たちと飲んでも、楽しくないのは当然でした。

一緒に愚痴を言い合った仲間も皆辞めてしまったし。
ランチはボッチ、飲み会は全部不参加。

ホワイト企業では、ボッチこそ至高なのです。


次>>3.1まとまればまとめ


<目次>
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◇まえがき
-------------------------------
1.1何故ホワイトなのか
.2目的と目標
.3暴力的統率
.4提供するサービスの責任
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2.1ホワイト企業の日常
.2勤怠
.3ランチ
.4飲み会
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3.1まとまればまとめ



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本当は怖いホワイト企業の話 2.3ランチ

2016-02-10 12:43:39 | ひとりごと
前>>2.2勤怠


ランチタイムは自由です。

11時30分に席を立って、
13時30分に戻ってくる猛者が居ます。

暇だし、別にいいんですけどね。
職務規定的にはアウトですが。

11時30分にデスクでペヤングを食い始め、
5分で食べ終わり、12時には席を立って、
また1時間ランチに出かける猛者もいます。

ゴミを放置したまま業務時間に突入するので。
執務スペースは耐え難いインスタント食品の臭い。



私は、もっぱら一人飯です。
誰かと食べに行っても、会話が持ちません。

マトモだと思った人は、みんな辞めてしまいました。

ごく稀に、誘われて出かけても、
どうでもいい悪口になるケースが多いです。

業務上の不満をネタにして個人批判をしているのですが、
そもそも業務と言えるような業務なんて無い環境で、
何を批判しても、でっち上げにしか聞こえません。

暇でやることのない人が、
誰かをターゲットにして、暇つぶしにイジメ。

私たちはあの人が嫌いだから、
あなたも一緒に嫌いになりなさいよ、と。


別に正義感ぶるわけじゃないですが、
こういう人たちに合わせて仲良くなっても、
自分のレベルが下がるだけだと思っています。

嫌われ者やってるほうがマシ。
今ではランチに誘われることなんて殆どありません。

ランチタイムは一人飯こそ至高なのです。




次>>2.4飲み会


<目次>
-------------------------------
◇まえがき
-------------------------------
1.1何故ホワイトなのか
.2目的と目標
.3暴力的統率
.4提供するサービスの責任
-------------------------------
2.1ホワイト企業の日常
.2勤怠
.3ランチ
.4飲み会
-------------------------------
3.1まとまればまとめ


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