ガンダーラを目指して、印パ国境越えの旅。
楽しかったデリーでの休暇が終わり、
もうパキスタン行くのが若干面倒くさくなっていましたが、
とりあえず、国境の街、アムリトサルに向かいます。
デリーの駅。
プレムくんが送りにきてくれて、
いつもは苦労する車輛探しも難なくクリア。
一番安い寝台車。
世話になったプレムくんともここでお別れ。
最後にプレムくんは、隣のインド人に、
「おい、お前どこまで行くんだ?
彼女はアムリトサルまで行くんだ。
着いたら声かけてやってくれよな!」
とか、白人女性の乗客を見付けては、
「ねぇねぇ、キミ何人?イギリス人?
彼女は日本人なんだよ!
友達になってやってくれよ!」
などなど、まるで子供を送るバカ親かっつーくらい、
最後まで世話をやいてくれたのでした。
ありがとぉぉ!プレムくん!
寝台車で12時間、アムリトサルに到着。
朝早くて、まだ薄暗いアムリトサルの駅。
ここ、アムリトサルは、
パキスタンとの国境ワガーから最も近い街なのですが、
もうひとつ、有名な観光名所があるのです。
それが、ゴールデンテンプル、黄金寺院。
シク教の聖地だそうな。
印パ国境に向かう前に、
このインドの金閣寺にもお邪魔することに。
午前7時前。空が色付いてきた。
入場料は、なんと無料。
さすが聖地。
入る前に、靴を預けるようにとのこと。
預かり料も、もちろん無料。
靴を預けたら、足を水で清めます。
小学校のプールの授業で、こんなんあったね。
そのまま進むと、早速黄金寺院!
すごい!何がスゴいって、このスケール。
むちゃむちゃ広い泉に、
黄金の寺院を浮かべちゃってます。
日本の金閣寺も、なかなか趣きがあって良いですが、
さすがインド、やることが壮大です。
さて、黄金寺院周辺をうろついてみますが、
どうにも、観光って雰囲気じゃない。
ここは、シク教の聖地というだけあって、
皆さん、ガチで祈りを捧げています。
何度も土下座と起立を繰り返したり、
聖なる泉で沐浴したり。
バックパック背負ってカメラ首からぶら下げてる人なんて、
ゆえんさんを除いては一人もいらっしゃいません。
・・・ここは・・・
軽い気持ちで観光に来るべき所じゃないな・・・
そう悟って、
最後に、中央の寺院をちょっと覗いたら、
おいとまを頂戴することにいたしました。
この中央には橋がかかっているのですが、
その橋に立ち入ったが最後、
もう身動きがとれない程の大渋滞で、
戻る事すら許されないのでした。
観光客なんて一人もいない。
みんなして、祈りの歌を合唱してる。
そしてみんな、お供え物を大切そうに抱えてる。
そこに手ぶらで紛れ込んでしまったゆえんさん。
ごめんなさい・・・
ごめんなさい・・・
ごめんなさい・・・
皆さんにとっての聖地に、
観光気分で訪れてしまった事に、
ひたすら申し訳なく思っていたのですが、
ふと周りを見渡すと、
インド人たちは、真剣に祈りを捧げつつ、
「おや?ガイジンがいるぞ?まいっか。」
くらいな軽いノリで興味を示してるっぽいものの、
そこに嫌悪感や敵意は全く感じられない。
さすがは聖地。
ここには負の感情が存在しないのか。
申し訳ないなんて、
思う事のほうが、申し訳ないかもな。
こうして感情が錯綜するうちに、
ついに、黄金寺院の中心に入る事になりました。
黄金寺院は、その内部も全て黄金で、
しかも、さっきから皆が歌っている歌の、
生演奏がここで行われていたのでした。
よくみると、この広い施設のいたるところに、
絶妙に仕込まれた、スピーカーたち。
中央の黄金寺院で奏でられる演奏が、
こうして施設全体に響き渡っているのですね。
シク教徒の皆さんが、
中央にお賽銭を置いているのを見て、
ゆえんさんも、感謝の気持ちを込めて、
お賽銭を置かせてもらう事に。
普段、お賽銭といえば、
5円と決めているのですが、
ここは素晴らしい施設な上に、
入場料も無料であったため、
奮発して、50ルピー(100円くらい)を、
支払おうと思ったのですが、
置いてあるお賽銭をみてビックリ。
100ルピー札がメインで、
500ルピーも混ざっていたりしたのです。
すみません、流れで50ルピーしか払えなくて・・・
神様、このご恩は一生忘れません・・・
こうしてすっかり、
こころが清められた所で、
聖地、黄金寺院を後にしたのでした。
印パ国境、ワガーに向けて。
つづく、かも。
楽しかったデリーでの休暇が終わり、
もうパキスタン行くのが若干面倒くさくなっていましたが、
とりあえず、国境の街、アムリトサルに向かいます。
デリーの駅。
プレムくんが送りにきてくれて、
いつもは苦労する車輛探しも難なくクリア。
一番安い寝台車。
世話になったプレムくんともここでお別れ。
最後にプレムくんは、隣のインド人に、
「おい、お前どこまで行くんだ?
彼女はアムリトサルまで行くんだ。
着いたら声かけてやってくれよな!」
とか、白人女性の乗客を見付けては、
「ねぇねぇ、キミ何人?イギリス人?
彼女は日本人なんだよ!
友達になってやってくれよ!」
などなど、まるで子供を送るバカ親かっつーくらい、
最後まで世話をやいてくれたのでした。
ありがとぉぉ!プレムくん!
寝台車で12時間、アムリトサルに到着。
朝早くて、まだ薄暗いアムリトサルの駅。
ここ、アムリトサルは、
パキスタンとの国境ワガーから最も近い街なのですが、
もうひとつ、有名な観光名所があるのです。
それが、ゴールデンテンプル、黄金寺院。
シク教の聖地だそうな。
印パ国境に向かう前に、
このインドの金閣寺にもお邪魔することに。
午前7時前。空が色付いてきた。
入場料は、なんと無料。
さすが聖地。
入る前に、靴を預けるようにとのこと。
預かり料も、もちろん無料。
靴を預けたら、足を水で清めます。
小学校のプールの授業で、こんなんあったね。
そのまま進むと、早速黄金寺院!
すごい!何がスゴいって、このスケール。
むちゃむちゃ広い泉に、
黄金の寺院を浮かべちゃってます。
日本の金閣寺も、なかなか趣きがあって良いですが、
さすがインド、やることが壮大です。
さて、黄金寺院周辺をうろついてみますが、
どうにも、観光って雰囲気じゃない。
ここは、シク教の聖地というだけあって、
皆さん、ガチで祈りを捧げています。
何度も土下座と起立を繰り返したり、
聖なる泉で沐浴したり。
バックパック背負ってカメラ首からぶら下げてる人なんて、
ゆえんさんを除いては一人もいらっしゃいません。
・・・ここは・・・
軽い気持ちで観光に来るべき所じゃないな・・・
そう悟って、
最後に、中央の寺院をちょっと覗いたら、
おいとまを頂戴することにいたしました。
この中央には橋がかかっているのですが、
その橋に立ち入ったが最後、
もう身動きがとれない程の大渋滞で、
戻る事すら許されないのでした。
観光客なんて一人もいない。
みんなして、祈りの歌を合唱してる。
そしてみんな、お供え物を大切そうに抱えてる。
そこに手ぶらで紛れ込んでしまったゆえんさん。
ごめんなさい・・・
ごめんなさい・・・
ごめんなさい・・・
皆さんにとっての聖地に、
観光気分で訪れてしまった事に、
ひたすら申し訳なく思っていたのですが、
ふと周りを見渡すと、
インド人たちは、真剣に祈りを捧げつつ、
「おや?ガイジンがいるぞ?まいっか。」
くらいな軽いノリで興味を示してるっぽいものの、
そこに嫌悪感や敵意は全く感じられない。
さすがは聖地。
ここには負の感情が存在しないのか。
申し訳ないなんて、
思う事のほうが、申し訳ないかもな。
こうして感情が錯綜するうちに、
ついに、黄金寺院の中心に入る事になりました。
黄金寺院は、その内部も全て黄金で、
しかも、さっきから皆が歌っている歌の、
生演奏がここで行われていたのでした。
よくみると、この広い施設のいたるところに、
絶妙に仕込まれた、スピーカーたち。
中央の黄金寺院で奏でられる演奏が、
こうして施設全体に響き渡っているのですね。
シク教徒の皆さんが、
中央にお賽銭を置いているのを見て、
ゆえんさんも、感謝の気持ちを込めて、
お賽銭を置かせてもらう事に。
普段、お賽銭といえば、
5円と決めているのですが、
ここは素晴らしい施設な上に、
入場料も無料であったため、
奮発して、50ルピー(100円くらい)を、
支払おうと思ったのですが、
置いてあるお賽銭をみてビックリ。
100ルピー札がメインで、
500ルピーも混ざっていたりしたのです。
すみません、流れで50ルピーしか払えなくて・・・
神様、このご恩は一生忘れません・・・
こうしてすっかり、
こころが清められた所で、
聖地、黄金寺院を後にしたのでした。
印パ国境、ワガーに向けて。
つづく、かも。