中・大判写真愛好家の春の撮影会に参加した。大町から信州白馬方面には老木の枝垂れ桜や大山桜が多く、週末の好天に期待をふくらませ向かった。芽吹き始めた木々の背景に広がる北アルプスの峰々、残雪の輝き、、いつ見ても飽きることのない絶景である。現地に詳しい撮影ガイドの案内で、陸郷「桜仙峡」の桜を 撮影した。 前方に「爺ヶ岳」が望め、背後には月が出ていた。
翌朝は快晴で、零下のなか黎明の白馬三山と松川の清流を撮影した。次第に暁光に輝く峰々と雪解け水の静かな流れ、大自然の息吹を感じながら、シノゴからエイトバイテンまで大型のカメラのシャッター音が鳴り響く。至福のひと時であった。信州は桜の銘木は多いが、今春の天候不順で北国も同様、まだ蕾のままやそのタイミングは難しい。須坂方面には、滝桜を凌ぐ巨樹があり立ち寄った。大日向の樹齢250年の巨樹・枝垂れ桜もややピークを過ぎていた。最後に、小川村ではアルプス展望と桜越しの広大な風景に出合うことができた。桜巡りは、撮影ガイドも苦労の乱調の春だったが親切な案内に感謝したい。大満足の旅だった。(5DMⅡ)