初夏の花、コウホネ(河骨、川骨:根背が人の背骨に似ていることに由来)や睡蓮など水生多年草が見頃となった。コウホネは浮葉が睡蓮の浮葉に似ている。美濃地方では、岐阜市のシンボル金華山山麓の「達目洞(だちぼくぼら)」から湧き出す逆川(さかしまがわ)に「姫コウホネ」が可憐な花を咲かせていた。絶滅危惧種に指定されているというが、湧水池や公園などで見られ、園芸用としても親しまれている。睡蓮は、日本では白・ピンク・赤色の未草一種のみという。未の刻(午後1時~3時)に咲き、夕方から朝まで睡眠、蓮に似た形からの命名である。睡蓮も手入れされた公園で鑑賞できる。因みに花言葉は、睡蓮=純粋な心、潔白。河骨=崇高、秘められた愛情。帰途、久しぶりに金華山に登り、道三・信長ゆかりの岐阜城へ。荒々しい岩肌と岐阜城に信長の情熱が重なった。