TAKEUCHI's PHOTO BLOG

徒然道草の気ままな写真日記です。

新緑の蓼科・八千穂高原

2009年05月23日 | 新緑

恒例の春の撮影会に参加、大判は荷物がでっかいので信州から名古屋まで迎えにきてくれるのは大変ありがたい。今回は信州蓼科方面の新緑狙いで、この週末は予報通りの小雨模様になり、森や渓谷・滝の撮影には最高の条件だった。蓼科高原の中央に位置する杜鵑峡に蓼科原生林がある。大きく曲がりくねった大木や岩場乗り越える樹根、巨岩に覆いかぶさる巨樹など森の生命力は見事で荘厳な様相を醸し出していた。これを下ると「蓼科大滝」がある。周囲を原生林で囲む滝は他の滝と趣を異にする。滝壺周辺に岩苔があり、東屋もありがたかった。横谷渓谷の最上流部に、「オシドリ隠しの滝」がある。この滝の特徴は河床を覆う緑色のチャツボゴケである。茶色の岩との色彩的な対比が独特の景観を呈し、豊富な瀧水の流れと苔の生育がマッチングしておりいつまでも存続してほしいものである。近くの「御射鹿池」にも立ち寄った。ここで東山魁夷の代表作「白馬」が描かれたというが、生憎の天気で水鏡にはならなかった。翌日は北八ヶ岳・八千穂高原の美しい白樺林の新緑が旬で、雄大でみずみずしい風景を大判カメラにしっかり焼き付けることができた。いつもながら、カメラバスの撮影旅は写真談義が楽しい。デジカメ全盛時になぜ大判か?いろいろ意見はあったが、ピントグラス上に表象される被写体の美しさ故ではなかろうか。現実より美しい像がかぶりのなかで現れる。デジカメやプリズムファインダーカメラで味わえない世界だと思うのですがいかがでしょうか?

・蓼科原生林    ・蓼科大滝    ・オシドリ隠しの滝    ・御射鹿池     ・八千穂高原

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渓谷・滝めぐり

2009年05月22日 | 

GW明け、ぎふ中濃圏域の新緑の渓谷・滝めぐりの旅にでる機会をえた。関市板取川(長良川の支流)の上流に断崖の渓谷「川浦(かおれ)渓谷」がある。清流板取川を縁取る断崖は荘厳で、神秘的な秘境を作り出しています。秋の紅葉も見事な景観という。山を下る渓谷、川を流れる清流に森が恵まれる。「21世紀の森」に巨大な「株杉」が群生している。推定樹齢数百年といわれ、一本の幹から複数に分かれたり、大きな岩を股いたりと巨大な株杉の迫力に圧倒された。森全体で100本ほどあるという。自然の不思議さ、強い生命力を感じる全国的にも珍しい森です。関市は古くから東西文化の要衝にあり、関東と関西の分岐点として栄え、「関」の地名の由来とされている。これより美濃市・美並村へ。長良川の支流、大洞谷上流に「釜ヶ滝」がある。谷の入口で流しそうめんをいただく。この滝は上流から一の滝、二の滝、三の滝と続き、滝壺が巨大な釜のように見えることから釜ヶ滝と呼ばれている。入り口近くに小さな滝「行者滝」がある。切り立った断崖が連なり深山幽谷の雰囲気が伝わってくる。渓谷や二の滝の岩苔に黄色い花が咲き誇っていた。一の滝へはかなり急峻な鉄梯子で大判かついでは危険であるが、他に類を見ない奇観であった。早めに切り上げ、飛騨金山の民宿に泊。馬瀬川の支流、横谷川がつくる横谷峡に4つの滝がる。下流から、「紅葉滝」、「二見滝」、「白滝」と連なり、最上流には苔むした岩肌に優雅に流れる美しい姿の「鶏鳴滝」がある。この瀧はその昔、黄金のニワトリと黄金姫にまつわる伝説がその滝名の由来という。4つの滝は渓谷の道路沿いにあることがうれしい。この周辺は紅葉名所で知られ秋もお勧めである。帰途、白川町を抜けて恵那の坂折棚田に立ち寄った。この旅は、緑豊かな森のパワーや自然の神秘を十分味わうことができました。

・川浦渓谷     ・株杉        ・釜ヶ滝(三の滝)    ・釜ヶ滝(二の滝)        Kaore・釜ヶ滝(一の滝)

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・鶏鳴滝・白滝        ・二見滝     ・紅葉滝    ・坂折棚田  2009_05_10_takimeguri_0425

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