上発地村から

標高934mぐらい日記

同じ

2016年09月13日 | Weblog
朝すごい音をたてて雨が降っていた。
キャベツはそんなに収獲を急がなければいけないほど切羽詰まっていない。昨晩は農業仲間との慰労会があり、日頃思っている事を忌憚なく和やかな雰囲気の中で話すことができた。隣に座って話していた先輩農家は奥さんに先立たれて一人で農業を続けている。彼は雨の日は収獲しない、次の日になればキャベツが大きくなって収穫が増えるんだから慌てた事はないと嘯いていた、それも一理あるな…
てなわけで疲れも溜まっているところに無理することもなかろう、午後には雨も止む予報ということで午前中は休みとした。
9時過ぎ頃村の農家の友人からメールが届く 「今日コーヒーでしょ?」
先日トラクターを畑の中でスタックさせ、引っ張り出してもらったお礼にコーヒーを奢るよと約束していたのだ。「行こう」と返事をして彼の家へむかった。聞けば彼(O君)の家はこの雨の中キャベツの収穫をしていたとのこと。朝畑に行った時は降ってなかったらしくそのまま頑張ったらしい。かなりきびしい状態での収獲だったようだ。
お盆前までにキャベツを植えないと今年の収穫に間に合わないので焦って植えたのだが、盆前は雨が少なく植えたキャベツも厳しい状態に晒されていて瀕死のものもいくつかあった。盆が明けてからはご存じのとうりこんな天気が続いている。自然にはかなわないなと思いつつ、なんとかなるんじゃないかと一応抗ってみる、ここでもう間違いに気付く、抗っちゃダメなんだな流れていかなきゃ。流れるっていうのは解釈でニュアンスがかわってくるのだけれど要するにそういうこと…

どこのカフェに行くか決めず、というか思いつかずフラッと西にむかった。犬も歩けば棒にあたる、僕らは思いがけずいいカフェをみつける。入口はドアがなくオープンな店構え、いろんなパンが入っているオープントップの木枠のガラスケースがずらっと並んでいるいい雰囲気のベーカリーカフェだ。俺はライ麦パン、O君はレーズンパンをとってレジへ、そのままホットコーヒーを頼んで奥の席に腰かけた。と、ここまで書いて気が付いたが前回もカフェネタだったなと… 
カフェでくつろぐと自分の中に余裕が生まれてなんか書きたくなるのかな、わからんけど…
「カフェやってみたいなぁ」とか「やっぱりフレンチプレスが美味しいな」とか小一時間のんびり、雨天の鬱陶しさも少し和らいだ。お土産に買おうと思っていたあんパンは売りきれてしまったが店員さんの笑顔がお土産にできたのでよしとする。

元気をもらって午後の出荷にも弾みがついた。畑に着いたときは小雨模様だったがほどなくやみ、作業終了まで降られずに済んだ。
今日はツイていた、抗わなかった感じがよかったのかもしれない。

   流れるように 流れるのと流されるのとではちょっと違う いや、同じかな…

 今日の一曲 スピッツ 「みなと」 https://www.youtube.com/watch?v=GiuxvmiULhI

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1 コメント

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Unknown (しのえつ)
2016-09-27 11:20:53
店員さんの笑顔がお土産か・・・
詩人だな。

雨ばかりで大変だったね(^_^;)おつかれさん~
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