プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

失望の「広島宣言」

2014-04-13 10:37:14 | 日記
 「核軍縮・不拡散イニシャチブ」(NPDI)の会合が閉幕しましたが、核兵器使用を禁止する法的枠組み、核兵器禁止条約、核兵器廃絶に向けた手続きや削減の時期など、具体的なものは何も盛り込まれませんでした。「広島宣言」は採択されましたが、「広島で開いたのに意味がなかった」との失望の声も上がっています。(以下、参照・引用は『朝日新聞』)

 同宣言では、「核兵器の使用は『壊滅的で非人道的な結末』を招くとして、初めて「非人道性」を明記しましたが、核兵器でなくともミサイルや焼夷弾もやはり、『非人道的』なものであることに違いはありません。原発の「核」もまた、壊滅的な被害をもたらすものであり、「非人道的」な核であることに変わりはないと思います。

 また同宣言には、「69年間にわたり核兵器が使用されていない」として「核不使用の記録が永久に続くのは、すべての国の利益」だと強調したとあります。しかし、アフガンやイラクに大量投下された劣化ウラン弾は、「核」ではないのでしょうか?白血病に苦しみ命を落としていく子どもたちは、「核」による被害者ではないのでしょうか?第五福竜丸や多くの船舶の乗組員は「核」による犠牲者ではないのでしょうか?核実験もまた「核使用」に違いはないと思うのです。

 たとえ核の削減がなったとしても、原発の「核」が輸出され続ける限り、「核不拡散」、「核廃絶」は達成できないと思います。核保有国、特に5大国による核戦略に基づいて、原子力協定が結ばれ核技術や核燃料が提供される、そうした形で他国を支配し(利益を得)ていく「構造」がある限り、「核」はなくならないと思うのです・・・

P.S. 日本小児科学会学術集会で、札幌医科大のグループが、子宮頸がんの「ワクチン接種後に痛みを訴えた10代の女性2人が、全身に痛みの出る『繊維筋痛症』と診断された」と報告しました。同グループは、「発症のメカニズムは分からないが、ワクチン接種後に繊維筋痛症のような症状が出ることを知っているべきだと」警告、症状は「ワクチンの副作用の疑いが強い」としています。また日本繊維筋痛症学界が3月から全国調査を実施、これまでに同様の症状が20件報告されています。繊維筋痛症は、30代、40代の女性に多い難治性の疾患で、全身の痛みと重度の疲労感が主な症状だそうです。同ワクチン接種による重度の副作用の疑いは非常に高いと思います。推奨すべきものではないと思います・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年4月13日)