野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

曇天でも収穫、買わないと当たらない宝くじの如し

2012-02-26 23:01:24 | 日記・エッセイ・コラム・植物

Shmztoda2012_0226_123453天候に恵まれず延ばし延ばしの散策。幼馴染と初めてスカイプの飲み会も楽しく春の探索も遅れぎみだった。

曇天だったが、思い切って出かけると思わぬ出会いも起きる。 最初は蕗の薹(フキノトウ)、先日、三重出ていた!と写真頂いていたが、地元ではまだだった。何時も出る所は面影すら見えなかったが、シャトルゴルフの土手でみつけた。 蕗は雌雄異花の様で雌花は授粉後、タンポポの様に綿毛をつけた種子を飛ばすそうだ。

Shmztoda2012_0226_131052_2其処まで確認した事はない。 てっきり心ない輩が根こそぎ、もぎ取ってしまったか!と勝手に怒っていたが…きっと出会いが続かず、人知れず場所と変えたんだね。 傍には芽を吹き始めたものも出来ていたから今度は良縁に恵まれるか?シャトルゴルフの傍だから踏まれたり摘まれたり、前途多難かも…頑張ってね

今年初めての梅。もう咲き始めているだろうとは思ってはいた、少し暖かくなれば、すぐ満開に、天気良ければ鶯は無理でもメジロとかが

Shmztoda2012_0226_142627_2…と思いながらすぐ横の自然研究用の池に来ると 何と翡翠(カワセミ)が来ていた。彼は私の気付いていて、近付くと場所を変えてしまう。此処なら安心思ったのか、池に掛かる橋の影に落ち着いた(シツコイ奴 と思ってるかも)。彼と書いたが雌はクチバシの下が赤いので区別できる。もっとクリアに撮れれば手持ち機材では無理。翡翠はヒスイとも読むが、背中の水色が光の加減で緑色に見える事もあるそうで同じ漢字をあてるのは今の為とか。背中の水色も本来の色ではないようで光の加減でこの様に見えるそうです(構造色)…良いね、此れ!

都合の良い事も有るだろうし、悪い事もあるかな?雌にはどう見えてるだろう。カメラの偏光フィルターの様なものを持っていて正しく見るすべがあるのか、そもそも何で構造色の様なものが有利なんだろうか。そうか玉虫なんかと同じか 同類を引き付けるか、天敵を避ける為か。

生きる環境に適合する為、世代を越えてやってきた自然の選択で獲得した収斂の結果かぁ。俺達も何かの選択の上に乗っかって、どんな収斂の方向にいってるのだろうか

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雪煙りの先に未だ春は見えず、しかし…

2012-02-12 20:09:45 | 日記・エッセイ・コラム・植物

Hokk2012_0129_105737函館本線、札幌に向かう特急ライラックは雪煙りで霞む。

-20℃前後の日が続いた後、-15℃前後の日々は、寒気に鍛えられた人達には、温かく寧ろ、感じてしまうそうだ。     

寒さ以上に除雪の負担は大きい。       ”お前が帰ると雪が降る!” と高齢のお袋の声が聞こえてくる。毎年の事だし、また乗り越えるさ!

Hokk2012_0129_095436もうすぐ北帰行の白鳥が飛来する遊水地砂川オアシスパークには、赤く熟したナナカマドの実が積雪に耐えながら、貴重な食料源として鳥達に文字通り身(実)をささげる。

食料難に時期に、群れをつくる鵯(ヒヨドリ)達へ天の恵み。 実をつけた秋口は固く渋く食べられず、冬の寒気で柔らかく甘くなる様だ。

長い間の自然選択で収斂(シュウレン)されたものだろうが、素晴らしい繁栄戦略だなぁ。

Hokk2012_0130_101240_4雪煙りの特急ライラックの行く先は、千歳空港で、依然北国。 まだまだ春は見えない。   しかし、春の兆し ”北帰行の白鳥”飛来 はもう少しだ。

晴れの日の冬の景色は、日常を超えた景観を生む。 白銀に作られた強い陰影が何なく過ごしている事が、ふと、これで良いのか との感傷も呼び覚ます。 毎年毎月毎日同じ事を繰り返しているが、意味のある何かに繋がっている筈だ。七竈(ナナカマド)の赤い実の様に!

これを楽しもう

李白 曰く 天の我が材を生ず 必ず用あり

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