野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

冬まっただ中、春を待つ声

2012-01-19 19:01:56 | 日記・エッセイ・コラム・植物

Tama2012_0115_132508
蝋梅(ロウバイ)が咲き始めているとの情報で近くの緑地帯へ。

確かに蝋梅見つけたが、本格的な時期は、2月でしょうね

…まだまだ冬の盛りで季節のそぐわない。

それより、柊南天(ヒイラギナンテン)。もう咲き始めているだね。これに付いた蟷螂(カマキリ)の卵の方に新鮮な感動を覚える。

パートナーのオスまで食べて自分も産卵で一生を終わり次世代に託す。まだまだ低温の日差しにも惑わされずこれから来る本格的寒さにも耐えて、じっと待つんだろうなぁ。

温かくなると、親そっくりの子供達が、ぞろぞろと…。こんな時、カマキリが生まれたら食糧難の時期に全滅だね。鳥やその他の捕食動物に狙われて全部が生き残る訳でもない。

そんな事、一人一人は知らないけど誰かが生き残れば良い。大昔から遺伝子に組込まれた生存戦略にひたすら従ってるんだね。

Naga2012_0118_132409今年、初めての尉鶲(ジョウビタキ)。

渡って来たんだね、多分メスか。

近くでカメラを構えても檀(マユミ)の赤い実を食べたいのか、パートナーを探してカメラマン無視で鳴いている。

鳥達もこんな時期に繁殖するのだから大変だわ。ただ救うもの達が居て、この時期の植物は葉っぱを落とし赤い実が目立つ様にしている。

Naga2012_0118_132232

渡り鳥さん達に ”さぁーお食べ” と言わんばかりに。 

赤い実は、莢迷(ガマズミ)の実。

触ってみると柔らかい、寒さで甘さが増しているのかも?これを鳥が食べ、何処か種の一緒に排泄されて莢迷の仲間の増える。鳥も貴重な食糧に有りつける。

莢迷の実を食べようと、枝に留っているのは鶫(ツグミ)。鶫も渡り鳥かなあ?比較的よく見かける気もするが…。

季節は巡りいずれ温かくなるだろうが、動植物の繋がりは持ちつ持たれつで繋がっている。 同じ一生の長い短いは有っても、それぞれ遺伝子に組み込まれたものに従って、きっと永遠に続く、急激な環境変動がないかぎり!

仮のあっても生き残るのは短い一生をかけてシェルターを次世代に残した蟷螂(カマキリ)かもしれない。

環境破壊の元凶の人間共よ、反省すべきはお前達べ!少しだけ自然から分けて貰えよ。

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残念ながら元旦の日の出は…夕日、そして朝日

2012-01-07 00:06:59 | 日記・エッセイ・コラム・植物

Jita2012_0102_164322_2


元旦の朝日は、気にしていたが先日の天気予報で曇り。

昨今の予報は精度高いので信じて深夜までお酒を頂いた。

起きたら晴れてるじゃねぇの…が、後の祭り。

友人から送られてくる雪原の朝日に刺激され、それじゃぁと撮ったが最初の写真(2日夕日)。夕日の富士が燃えている様だ!

何時も邪魔に感じている高圧線の鉄塔でさえ、火の見櫓に。

Mina2012_0103_070458_2翌朝(3日)の朝日が右の写真。

右から黒雲がどんどん近付いて来る。

極寒の吹雪の朝、防寒着なしで実況ビデオを送ってくれた友人に笑われそうだが、この日は-四℃。

朝日と夕日の違いが良く分からなかったが、太陽で見比べるのではなく、空の色の変わり方で見ると分かりやすい。

朝日は空の色がどんどん青くなる様だ。

双方ともベランダから見たものだが、同じ情景なのに日々全く違う…色も雲、突然はいる鳥や飛行機雲とか、どんどん上がる連凧も有ったり…。

当たり前の情景だが、とても新鮮な感動がある。

Jita2012_0102_163906近くの公園から揚げたものだろうが、ぐんぐん上空へ上がってゆく。

長男が5歳位の頃、同じ公園で凧上げ

揚げるのに四苦八苦したが、有る程度あがると天に引っ張り揚げられる様に上空へ。ついに糸が切れてしまった。

あの凧はどうしたんだっけなぁ?

それにしても突然起きる事も、なんでない当たり前の情景も森羅万象に関わる事は、どうしてこんなに素直に受け止められるのだろう?

今年の初詣のスナップ写真でも、干支(辰:上昇する凧の様な昇龍か)の絵馬の前で、右へ並べと言ってるのに両サイドに開いて並ぶ。

それでは、写真的に面白くない!と一人でイライラしながらもリクエストに応じた。

”だってドラゴンが欠けるでしょ”、彼女等(家内と息子)は、絵馬をちゃんと撮りたいと思ってたんだね…。

価値観の相違を素直に・自然に受け止められなかったり/意図通りにならない事に、未だストレスを感じてしまう! 良い歳して”まだまだ”だなぁ。 身の回りのすべてが森羅万象の現れと捉えられると、きっと小さな感動で、とても心地よい日々が過ごせるのに。

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