野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

年神を迎える橙(ダイダイ)

2013-12-30 21:08:36 | 日記・エッセイ・コラム・植物

明日は大晦日。北海道の実家や友人からの情報によれば大雪だとか、早くも窓が雪で塞がる程積っている様だ。
お陰様と言えば叱られそうだが東京は快晴の連続、外は山茶花以外見かける花は少ないが柑橘系の実が目立つ

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夏蜜柑だと思う。新年を迎える時備えるのは”橙(ダイダイ)”。正確には橙と夏蜜柑は違うが夏蜜柑をダイダイと称している所もある様だ。代々家が続く縁起物の意味もあるらしい。橙には実の臍(ホゾ)に台が二つあるからダイダイと名付けられたとか。青い実が冬になり黄色に熟しても落ちずに翌夏にまた緑の生まれたての様な実に戻る、回青橙と言われる様だ。一度実を付けると七年は落下せず復活再生を繰り返すとか…一度本物の橙(ダイダイ)の復活再生の様を見てみたい。
2013_1230_105716 枝に実だけを残すと言えば…本日、偶然見つけた”花梨(カリン)”の実。
3個程が枝に残っていた。地面に歪だがこの1.5倍程ある実が落ちていた。拾ってくれば良かったなぁ
こいつの仲間で今花を付けるものもある

2013_1222_134950 昨年迄はこの方の正体がわからなかったが”枇杷(ビワ)”君でした。毛皮のコートを羽織って咲く白い花はこの時期に相応しいかも。ビワもカリンも喉とかの薬効がある。カリンは喉飴にあるからわかるがビワも同じものが?…果実より葉にある様だ。ただカリンの葉は胃の中で青酸に変わる成分が有る様で個人で用いるのは禁物。
2013_1230_100715 正月の花にしようと思っていたが、”柊(ヒイラギ)” もう終わりの様子。
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自生する紫式部(ムラサキシキブ)だと思っていたが、実の付き方が違う!
普段見かける紫や白い実を付けるものは園芸種で”小紫(コムラサキ)”が正解で、これが本当の”紫式部(ムラサキシキブ)”だそうです。
 
さて新年だが、昔は日没が一日の終わりで真夜中の零時ではない事を考えると大晦日の夜は新年の始まり、家族揃って祝いの膳に付き年神様に捧げた神供と同じものを神の前で食べましょう。きっと年神様からよいお年玉(魂)を頂けるものかと

良いお年をお迎えください!
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師走は朱色のオンパレート

2013-12-15 21:16:19 | 日記・エッセイ・コラム・植物

北海道の方は雪で交通マヒとかで家から出ていないと…総進の六郎からの便り。
関東は連日天気が良く ”孫と霜柱狩の散歩に!”と伝えると
、そんなのは九月の話とか。気候の違いに互いに驚く。笑われそうだが周りは…
まず身近な我が家から:

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ついに我が家のミセバヤも気温低下で朱色に変わった。夕方の日差しで違った趣がある。毎年このまま放置されるのだが、生命力あるから大丈夫、同じく外に置かれるのは六郎から頂いたスズランとカポク、アフリカンブルーバジル、シラン。まさに放置されてるアップルミント…誰だっけハーブティにと言ったのは。
気を使われてるのはアマリリス、室内に入れ正月に咲かないかなぁ?。

外を見れば、別の朱色も:
2013_1208_1304112013_1208_133147_2近くの公園では、未だに葉を赤く染めながら立派に花を付けてる山躑躅(ヤマツツジ)。同じ公園の林でもこの時期こんな風情で頑張るのは、此処で見かける個体だけだ。紅葉のヤマツツジも良いね。その次は野草園の中にあるもので武蔵鐙(ムサシアブミ)の実。ちょっとグロテスクだが朱色が一際目立つ。鳥が食べに来るのかなぁ。

なんにしても朱色は古墳の内側とか神社、寺か古代からつかわれている色だ。
師走に相応しかもね。躍動の色と言われるそうだが魔力や災厄を防いだり穢れを祓うの意味もある様だ。何かの拍子に見つけた辰砂の防腐効果から来たものだろうが人が大事にしてきた色に違いない。これで清められて新年の準備だ。

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落葉 … 銀杏(イチョウ)

2013-12-14 10:32:03 | 日記・エッセイ・コラム・植物

東京多摩地区も最低気温が零度を切る様な季節になってきた。幸いこの時期は天候に恵まれる、富士山も良く見える。散歩には最適、しかし野草撮影を兼ねると被写体に困り、風景が多くなる。渡り鳥も来るので可能なら野鳥もか…。
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この時期毎年楽しみにしている場所がある。近隣の自然林を生かした緑地帯にある一本のイチョウ。

落ち葉で見えなくなっているが、石段を降りた向こうに丸く黄色のエリアが。
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小さな息抜きを兼ねた場所だが、普段休憩している人を見かける事は殆どない。周りの木に風がさえぎられてイチョウの葉が木の周りにまっすぐ自然に落ち溜まる。
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イチョウの木を左に廻りこんで降りてきた斜面の方の眺めると山茶花が右手に見えるのだが未だの様だ。地域と個体差の所為かもしれない。今年の山茶花は今大盛況であちこちで見かける。何時もより数段きれいに咲いている。
何時も通りなら…少し右に振った構図にすれば黄色の絨毯の右上に山茶花の赤が見えるのだが、此処の斜面の山茶花が咲く頃にはこの辺りがどうなっているか
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幸いこの場所は風もなく黄色の葉が、このまま雪が降る様になっても残る。
雪の”白”とイチョウの”黄色”も周りの雰囲気ときっとマッチするだろうなぁ。その時に撮影に出かけられるか?が問題だ。

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サザンカ、サザンカ咲いた道~

2013-12-03 22:04:27 | 日記・エッセイ・コラム・植物

西新宿の界隈のビル中のモミジは未だ緑で先が黄色に成りかけて来ているだけ。
個体差/地域差はあるが、もう紅葉は見頃を過ぎ、いよいよ本格的冬を迎える。
自宅の近隣を散歩すると…子供の頃良く聞いた童謡が聞こえる様な雰囲気:
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2013_1130_111513 お馴染の山茶花の季節、山茶花は中国の”椿”の一種類を指す”山茶”の事だそうだ。
サンサ・カがなまってサザンカになった様だ。
サザンカ、サザンカ咲いた道、焚き火だ、焚き火だ落ち葉焚き…。 最近はこの歌を聞かない。この情景がないのかもしれないなぁ、落ち葉は今沢山あるのに!
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さすがに、落ち葉を集めて焚き火など、環境条例で許されないかぁ。
落ち葉の焚き火で焼くのは、サツマイモ。北海道なら、さしずめジャガイモって所?

写真を拡大するとわかるが、落ち葉を踏みしめながら、両手に杖をもってゆっくり歩くお爺さんとこれに寄り添うお婆さんの姿がとても静かで落ち着いた情景に。この落ち葉の道の終点が、赤いモミジで飾られた”風つ立つ”の少女像。ご夫婦はこの近くのベンチで一休みしてた。

紅葉は終わりだが、今見頃なのはメタセコイヤ
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とても大きくなる木で、緑の葉が真っ赤に変わる。これが間もなく散ってしまって丸裸になってしまう。今が丁度見頃だ!
12月に入りデコレーションも始まっているので、クリスマス迄散るのを待ってくれれば最高のクリスマスツリーになるのに!
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2013_1130_133238 最後の写真は近くにあるメタセコイヤ、並木ではなく一本だけ植えてある。メタセコイアの紅葉は下の方から始まるのかなぁ?この木の先端は未だ緑。
太陽を向こうにしてこの木を撮ったのが一つ前の写真。この地に残された自然林と宅地の間に作られた遊歩道の真ん中に植えてある。遠くの高い所からこの木を見ると先端の赤い部分だけが見え、丁度赤い蝋燭の様になる。もう少しでそんな情景も…。

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