野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

雪煙りの先に未だ春は見えず、しかし…

2012-02-12 20:09:45 | 日記・エッセイ・コラム・植物

Hokk2012_0129_105737函館本線、札幌に向かう特急ライラックは雪煙りで霞む。

-20℃前後の日が続いた後、-15℃前後の日々は、寒気に鍛えられた人達には、温かく寧ろ、感じてしまうそうだ。     

寒さ以上に除雪の負担は大きい。       ”お前が帰ると雪が降る!” と高齢のお袋の声が聞こえてくる。毎年の事だし、また乗り越えるさ!

Hokk2012_0129_095436もうすぐ北帰行の白鳥が飛来する遊水地砂川オアシスパークには、赤く熟したナナカマドの実が積雪に耐えながら、貴重な食料源として鳥達に文字通り身(実)をささげる。

食料難に時期に、群れをつくる鵯(ヒヨドリ)達へ天の恵み。 実をつけた秋口は固く渋く食べられず、冬の寒気で柔らかく甘くなる様だ。

長い間の自然選択で収斂(シュウレン)されたものだろうが、素晴らしい繁栄戦略だなぁ。

Hokk2012_0130_101240_4雪煙りの特急ライラックの行く先は、千歳空港で、依然北国。 まだまだ春は見えない。   しかし、春の兆し ”北帰行の白鳥”飛来 はもう少しだ。

晴れの日の冬の景色は、日常を超えた景観を生む。 白銀に作られた強い陰影が何なく過ごしている事が、ふと、これで良いのか との感傷も呼び覚ます。 毎年毎月毎日同じ事を繰り返しているが、意味のある何かに繋がっている筈だ。七竈(ナナカマド)の赤い実の様に!

これを楽しもう

李白 曰く 天の我が材を生ず 必ず用あり

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬まっただ中、春を待つ声 | トップ | 曇天でも収穫、買わないと当... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記・エッセイ・コラム・植物」カテゴリの最新記事