MIDLIFE CRISIS - grinning like a fool

俺はハリト族の長、アリ・イブン・エル・フセイン。ファイサルそしてオレンスとともにアラブ独立戦争で今戦っている。しかし、どうしたことか、単独行動している間、敵であるトルコ軍に捕まり人質になってしまった。後ろから腕で首を押さえつけられ、短剣が額にあてられ、切りつけられる。ゆっくりと血が額から流れるのが分かる。口の中に血の味が広がる。しかし、俺はなんの恐怖も絶望も抱いていない。なぜなら、オレンスが間もなく助けに来てくれると信じているからだ。いや、「信じている」、ではない。彼は絶対に助けに来る。これは「確信」なのだ。

という夢を今朝見ました。俺というのは私。何故か私がアリになっている。なかなかいい夢でした。そのせいか今日は少しは気分も軽かったような気がします。ちなみにアリという人は上に書いたとおり、「アラビアのローレンス」と共に、第一次世界大戦中のアラブ独立戦争で活躍した実在の人物です。アラブ人は「L」の発音ができず、ローレンスのことを「オレンス」と呼んでいたらしい。それにしてもしつこいようだけれど何故私がアリに…?願望でもあるのか?アリ、好きだけど…。

気分が沈みこんで「寝て起きればよくなるさ」と思って眠りについて、次の日起きてやっぱり気分は重いまま、そして夜になりまた「寝て起きれば…」と思って眠りにつく。そんな日々なので、実は寝て夢を見ている時が一番幸せだったりします。どんなに怖くて嫌な夢でもね。起きて「夢でよかったー」って思えるから。究極の現実逃避です。

そんなこんなで問題は山積みですが、ひとつだけ、どうにもならないことがあります。本当にこればっかりはどうにもしようがなく、ただただ悩むばかりです。