MIDLIFE CRISIS-grinning like a fool

色々と片付けなければならない問題がありすぎて頭の中で内乱が起きている。もう既に考えることさえ嫌になっている。今日はまたヒドい一日だった。もう何も考えたくない。これが自分だと思いたくもない。もしかしたら自分は存在さえしていないのではないか、とさえ思えてくる。寒気もする。今日は早く寝よう。

MIDLIFE CRISIS-grinning like a fool

昨日の夜は偶然テレビをつけたらBS2で「クロムウェル」という映画をやっていたのでついつい最後まで見てしまい寝るのが3時を過ぎてしまった。イギリスの歴史がちょっと分かった。面白かった。

レディオヘッド、ブラー、両方とも新譜をまだ買っていなかったので買ってきた。最近は全然CDが買えない経済状況で、オアシスのHeathern Chemistryなんてまだ買ってない。どのCDが欲しかったのかさえ分からなくなってしまい、マニックスとブラーの前の作品ばかり聴いて、新しい音楽から程遠い生活をしていた。

実際、ブラーのグレアムの脱退で私の中でのブラーはもう終わったと決めていた。学生時代からの親友である彼らが訣別するのを見ているのは辛かった。デーモンとグレアムはずっと一緒に音楽を作り続けるんだろうと思っていたから。グレアムのギターなしにブラーはあり得ないと思っていた。
今回のTHINK TANKを聴いて、余計複雑な気持ちになった。だって、ものすごくいいアルバムになってたから。1曲目のAMBULANCEなんて、自然に涙が溢れてきた。「何も怖いものなんてないよ、君を愛しているから」なんて・・SWEET SONGも好きだ。本当にスウィートで、でもなんか切ない。シングルカットされたOUT OF TIMEもすごくいい。歌詞が本当にいい。すごくいいとしか言いようがない。でも。そこにグレアムはいないのだ。最後の曲を抜かして。かなり複雑な心境だ。でも本当にすごいアルバムだ。でもグレアムが・・って頭の中でループして・・・。

レディオヘッドに関しても、実は私にとってはもうそろそろいいかな、なんて思っていた。何でだろう。これまでのアルバムはどれも素晴らしいものだった。KID AもAmnesiacも、大好きだ。でもなんか、もういいかな、と思ってた。MTVやSSTVでの彼らの番組もチェックしていなかったし、Hail To The Theifの発売日がきてもなんとも思わなかった、というか忘れていた。それで今まできて、まあ、いいか、という感じだった。何でだろう。分からない。それに、ここまできたらいっそのこと聴かない方がいいかも、とさえ思い、変な意地みたいのもあった。それが・・
他の職場にいる人がこないだ「僕もやっと買ったんですけど、いいですよこれ！！」と、かなり興奮して言っていて心を動かされた。でも、それでもでもでも・・と買うのを渋っていた。今月の経済状態はいつもより少しはよかった。買おうと思えば買えないことはなかった。結局、意を決して買った。レディオヘッドだけにするつもりが、上でも書いたようにブラーと、あとNIRVANAのベストもやはり今更だが買ってしまった。3枚も買ってしまった、ちょっと財布が心配だ。
そしてレディオヘッドもよかった。やはりすごかった。95年、The Bendsをウォークマンで聴いて頭をユラユラさせながら自転車をフラフラとこいでいた私だが、その再現フィルムみたいになっている。ものすごくアディクティヴなアルバムだ。先週、MTVでレディオヘッドのライヴをやっていたのだが、ことごとくリピート放送を逃してというか忘れて、最後のリピート放送でやっと録画しようと思ってスタンバっていたら雨がすごくて画面が受信できねえ！でもまあいいか、なんて思っていた自分が・・うう、後悔してももう遅い。

MIDLIFE CRISIS-grinning like a fool

昨日の夜、ブラーを聴いて寝ようと思って布団に入りながらMDウォークマンで自分で作ったベストを聴き始めたら2曲目のMr.Briggsでいきなり泣き出してしまった。自分でもびっくりした。その後もFor TomorrowとかThe Thought Og CarsやBeetlebumで大泣き。あんなに泣いたのは久し振りだった。「過去は何でも美しく思えるものなんだよ。」とBBCのドキュメンタリーでリッチーが語っていたけど、実際そうなんだろうな。私は自由気ままに生きていた10代から20代前半を懐かしく思ったのかもしれない。そしてその頃に戻りたいと思ったんだろう。そういうことで、昨日のブラーは究極の現実逃避になった。そしてそれは夢にベッカムが出てきたことで完璧になった。。結局は「逃げたい」だけなんだ。この腰の痛みから、この疲れから、この精神状態から。また病気だ。