のんびりパドラーのブログ

あまりカヌーとは関係ないことがほとんどですが・・・

自動車産業

2011-03-23 | その他
 私は兵庫県の非系列自動車部品メーカーに勤めているのですが、地震の影響で生産量が減ってきました。自動車メーカーが完成品にするための全部品を揃えられずに自動車の組立ができないため、結果的にウチの製品にもキャンセルが相次いでます。
 毎日キャンセルのファックスが届いていて、いまのところ今月の生産量に対して5%程度です。ウチの納品先での在庫もかなりだぶついており、この先も影響を逃れられないでしょう。
 リーマンショックのあとみたいにまたワークシェアリング始まったりして・・・
 いま仮にウチの会社が地震で倒壊した場合、元の状態に復旧するまでに1年くらい掛かるはず。加工機を造ってもらうのに時間が掛かるんですよ。
 少しでも早い復興を祈るばかりです。

日赤を通じての義援金

2011-03-22 | その他
 日本赤十字社へ地震の義援金を送りました。
 日赤のサイトに、口座振り込み・クレジットカード・コンビニ支払いといった方法の案内がありますが、私はコンビニでの支払いを選択。どのコンビニにするかでまた手続きが異なるようですが、サークルKの場合で。
 サイト上でどこの誰がいくら送るのかといった情報をまず入力しなければなりません。領収書を別途送って欲しいのかどうかも。そうすると、決済番号というのが発行されるので、その番号をコンビニのレジで入力して支払い、という流れになります。
 けど、収納代行にウェルネット、オンライン決済にデジタルチェックという会社が噛んでいて、当然コンビニも手数料を取るだろうしということで、結構効率の悪い支払い方法かもしれません。
 郵便局だと送金手数料が無料になるみたいだし、局に出向く手間が惜しくなければ、それがいちばん正味の義援金額が大きくなりそうです。
 日赤への義援金は、できるだけ郵便局を利用してあげてもらいたいです。

金持神社とオシドリ

2011-03-21 | 兵庫県外の観光スポット
 鳥取県の金持神社に行ってきました。小さな神社でしたが、名前の縁起の良さで大型バスなんかも来るちょっと有名なパワースポットになってます。読み方は「かもちじんじゃ」です。
 絵馬に書かれてある願い事がユニークでした。宝くじの当たりを願うものが圧倒的に多いのですが、石油王と知り合って油田ゲット!というものもありました。
 ほかには、3/19の日付が入ったもので、東日本大震災の早い復興を願ったものもありました。

 この近くに、鳥取の県鳥であるオシドリを観察できる小屋があるようなので寄り道。
 ボランティアによって運営されている掘っ立て小屋に単眼鏡が設置されています。小屋の前に集まっている確率は4割くらいらしいですが、私はアタリでした。距離的には8mくらいでしょうか。
 オスは実に賑やかなカラーリングなのに対し、メスはキジバトにちかい色合い。
 オシドリはドングリ等の木の実を食べるので、この付近にエサを撒いてあるそうですが、森の中を歩いて木の実を探し回っていることもあるそうな。樹木の間を歩いてるカモの画が浮かばねぇ
 時に猛禽類がオシドリを襲いに来ることがあるそうですが、このあたりを縄張りに持つアオサギが羽を広げて威嚇して追い払ってくれることも多いんだって。
 結構勇敢なんですね、アオサギって。

東日本大震災

2011-03-14 | その他
 東日本大震災、すごいことになってますね。M9.0っていうのは世界観測史上4番目だそうで。
 安全なところでテレビを見ていることに罪悪感を感じたりして、週末に行きたかったスキーもパスしてしまいました。
 福島第一原子力発電所の被害も心配。この原発事故への懸念みたいなのが、東野圭吾の『天空の蜂』のテーマになっていて、私は過去3回くらい読み返していて、電力行政の在り方について考えさせられました。実際にこれからの電力行政の指針が議論されることになるでしょうけど、できるだけ多くの方に読んでもらいたい本です。

 私は自分史上最大の義援金を送らせてもらおうと思ってますが、大きな額を寄贈する場合、寄付金控除という所得税の減免があります。確定申告が必要なのですが、年収500万円の給与所得者が10万円贈る場合なら、所得税が19600円安くなるはず。1万円なら1600円。なので、その分多くの義援金を寄贈できるようになります。ただ、コンビニの店頭の募金箱に入れる等はダメで、日本赤十字社に送金をするのが無難かと思います(3/14現在まだ日赤側の準備ができていないようです)。たぶん領収書か送金の控えみたいなものが確定申告時に必要になるはずなので、詳細は調べてみてください。

京都議定書

2011-03-04 | エコロジー
黒木亮著『排出権商人(講談社)』に書かれてあったことです。初版は2009年の11月だったと思います。

 CO2排出削減目標を定めた1997年12月の京都議定書ですが、これを達成できずに海外から排出権を購入しなければならない負け組は、主に日本・カナダ・ニュージーランドの三国。
 日本は1990年比6%の温室効果ガス排出量削減を求められています。排出削減の基準年を直近の1995年とすべしという声もあったものの、EUの中心国である独英は会議の時点ですでに、1990年比で15%ほど排出量を削減していたために、EUが基準年を1990年にということで強行に主張して通したそうです。独国では東西統一を果たしたばかりで、旧東独の省エネレベルが低く、英国は発電用燃料を石炭から天然ガスに切り替えたために、排出量が削減されていたらしい。
 一方日本はというと、二度の石油ショックや円高不況で1980年代から省エネ化が進んでおり、欧米に比べて削減余地が格段に少なかった。GDPあたりのCO2排出量は日本を1とすればEU1.1、米国1.8、インド7.3、中国8.1、ロシア9.4。これをさらに削減する必要があります。
 米国は7%削減するからといって日本に6%を呑ませたけれど、土壇場で議定書から離脱。クリントン大統領は議定書に署名はしたものの、上院で批准を否決されることを見越していたとも言われています。2001年にはブッシュ大統領が署名自体を撤回しました。
 日本は会議の開催国だったために何としてでも調印ありきで、無理を承知のうえであった。橋本龍太郎総理・小渕恵三外務大臣の二人が戦犯。
 この目標を達成するために、日本は最大で一兆二千億円を支出して排出権を購入する必要がある。条約の命名権を、その支出によって買ったことになる。
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 国際間のいやらしいやりとりがあったのは分かってたけど、基準年の設定にあたってそんな綱引きがあったのは知りませんでした。
 EUってずるいっ! 米国も卑怯。 日本も押しが弱くて自虐的。