メタンハイドレートをご存じでしょうか。
低温高圧下で氷に閉じこめられたメタンで、メタンを燃料として利用するとCO2排出量が半分になるらしく、地球温暖化防止の観点からも注目されているエネルギーです。
低温高圧下ということで、シベリアやカナダの凍土の下や、海底に眠っています。海底というのは、水深1000m位のところの、地下数100m辺りを掘削しなければならず、これを得るためには多大なコストが掛かります。日本近海にも眠っていて、東南海地震を引き起こすと言われている南海トラフには大量に埋蔵されているとか。その埋蔵量は、日本近海だけで日本が消費する天然ガスの100年分とも。石油は相変わらず輸入が必要でしょうけど、メタンは輸出も可能になるほどなのです。
ただし、メタンは地球温暖化の効果がCO2の44倍もあるという研究結果もあり、本当に温暖化防止に役立つのか、まだ誰にも分かっていません。一方で、進行中の地球温暖化によって、低温高圧下でしか安定しないメタンハイドレートが海に溶け、それがやがて大気に放出されて温暖化がに拍車が掛かり、さらにメタンハイドレートが溶けて・・・という悪循環も起こるかもしれません。これが地球温暖化の予測を難しくしています。
どうせ大気に流れ出るなら、人間が積極的にメタンからエネルギーを取り出した方がいいじゃん、という見解もあり、難問です。
また、メタンハイドレートを海底から取り出すことで海底で地崩れが起こる可能性もあり、南海トラフだけに、富士山の噴火まで誘発するかもしれねーぞ、というのが、『燃える氷(祥伝社)』に書かれていました。
物語の後半は富士山の噴火で右往左往する人々が描かれていて、前半のメタンハイドレートの話は尻切れトンボ。富士山噴火との因果関係の説明も弱すぎ。最後までメタンハイドレートで引っ張ってもらいたかったと感じました。
先日、太平洋にレアメタルが大量に眠っているという調査結果が発表されていましたが、やはり海底での地崩れは起こり得るような気がします。どうなんでしょう。
低温高圧下で氷に閉じこめられたメタンで、メタンを燃料として利用するとCO2排出量が半分になるらしく、地球温暖化防止の観点からも注目されているエネルギーです。
低温高圧下ということで、シベリアやカナダの凍土の下や、海底に眠っています。海底というのは、水深1000m位のところの、地下数100m辺りを掘削しなければならず、これを得るためには多大なコストが掛かります。日本近海にも眠っていて、東南海地震を引き起こすと言われている南海トラフには大量に埋蔵されているとか。その埋蔵量は、日本近海だけで日本が消費する天然ガスの100年分とも。石油は相変わらず輸入が必要でしょうけど、メタンは輸出も可能になるほどなのです。
ただし、メタンは地球温暖化の効果がCO2の44倍もあるという研究結果もあり、本当に温暖化防止に役立つのか、まだ誰にも分かっていません。一方で、進行中の地球温暖化によって、低温高圧下でしか安定しないメタンハイドレートが海に溶け、それがやがて大気に放出されて温暖化がに拍車が掛かり、さらにメタンハイドレートが溶けて・・・という悪循環も起こるかもしれません。これが地球温暖化の予測を難しくしています。
どうせ大気に流れ出るなら、人間が積極的にメタンからエネルギーを取り出した方がいいじゃん、という見解もあり、難問です。
また、メタンハイドレートを海底から取り出すことで海底で地崩れが起こる可能性もあり、南海トラフだけに、富士山の噴火まで誘発するかもしれねーぞ、というのが、『燃える氷(祥伝社)』に書かれていました。
物語の後半は富士山の噴火で右往左往する人々が描かれていて、前半のメタンハイドレートの話は尻切れトンボ。富士山噴火との因果関係の説明も弱すぎ。最後までメタンハイドレートで引っ張ってもらいたかったと感じました。
先日、太平洋にレアメタルが大量に眠っているという調査結果が発表されていましたが、やはり海底での地崩れは起こり得るような気がします。どうなんでしょう。