血液型性格判断２

『さいえんす？』（東野圭吾著・角川書店）という科学を軸にしたエッセイのなかで、血液型性格判断について触れられていたので、これも紹介します。
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文教大のある教授が行った実験。
ある架空の人物の暮らしぶりを紹介した文章を読ませ、その人物の印象を書いてもらうというもので、この人物の血液型をＡとしたものとABとしたものの２パターンを用意した。
血液型性格判断を信用しないという約300人の学生が回答したところ、Ａを選んだ学生の人物評価は、ABを選んだ学生より、「クールで冷静で、まじめで慎重」という結果になった。
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信じていないという人でさえ無意識のうちに血液型で人物を判断していることの証明であり、血液型性格判断の存在自体が迷惑な存在であると言い切ってしまってもいいのではないかと、私は思うわけです、はい。
85年の米誌『ニューズウィーク』に、人の性格を類型化する新しい方法が日本で見つかったと、日本の血液型ブームを皮肉った記事が載せられたことも紹介されていました。

こんな愚かなことに、我々はいつまで振り回されるつもりなのでしょうか。
たぶんやめないんだろうな・・・

血液型性格判断

カヌーに無関係な話ばかりで恐縮ですが・・・

血液型占いみたいなものがありますよね。あれ、大っ嫌いなんです
『身近な血液ゼミナール』（講談社刊／笹川しげる・渡部準之助共著）に、大学の心理学の教授による実験が紹介されています。
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血液型性格判断の本にもとづいて、A,B,O,AB別に100項目ずつの性格を書き、それぞれ封筒に入れる。封筒の表には、中身とは異なる血液型を書く。たとえば、Ａ型の性格を羅列した用紙の封筒にはＢ型、Ｏ型の封筒にはABというように。
学生をA,B,O,AB別に４列の机につかせる。Ａ型の列にはＡと書いた封筒を、Ｂ型にはＢ、Ｏ型にはＯ、AB型にはABと書いた封筒を、1人ずつに配布する。
この中身に羅列された各項目と自身の性格が合致するものに○をつけてもらう。
その結果、98％の学生がその項目に合致すると答えた。ところが、中身と封筒の表の型は異なるものであるため、血液型性格判断なるものが正しければ、合致するはずがない。
このように人間はある種の暗示にかかりやすく、「思いこみ効果」にすぎない。
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いやー、実に面白いですね。血液型性格判断がいかにいい加減で愚かなことか分かります。
これを紹介したくて、15年前の勤め先（血液分析器メーカー）に置いてあった本を図書館で借りてきました。こんなことでいちいち目くじら立てなくてもとお思いでしょう (^^;)　私自身も適当に話を合わせていればもっと世の中を上手く渡っていけると思うのですが、それができない性格に成長してしまったもので
そもそも、血液型と正確には相関があることは認められていません。逆に相関がないことも認められていません。「ない」ことを証明するのは全部の可能性を否定しなければならず、論理的に不可能ですから。でもそれを上記実験が間接的に証明しているのではないでしょうか。

なお、紹介した実験に関しての正確な記述は同書籍をご覧下さい。

テレビのデータ量

テレビ放送のデータ量というものが気になっていました。
結構な情報量なのに、アナログだと一本の同軸ケーブルでも送ることができるというのが信じられないのです。そこで計算してみました。
アナログだと計算のやり方が分からないので、デジタルだと仮定しました。
そして、画面は1024*768、各色16bitという前提で、毎秒30フレーム分のデータが送られてくるから・・・
　1132Mbps
という結果になります（たぶん）。うおおお、ほんまかいな。インターネットの光ファイバー接続でも100Mbpsですもんね。100M契約でも私の自宅では実質10Mbps程度。それに比べればテレビデータは100倍以上！
ケーブルが何千本もあって、テレビ側でそれを画像に変換するなら分からなくもないのですが、一本のケーブルでそれを実現してしまうとは・・・　こうしてはいられないと立ち上がっても、どうすればいいのかわからず、またPCの前に腰を下ろすしかないのがもどかしいです。

テレビつながりでいえば、地デジ移行というのが鬱陶しいです。私の住む加古川市では現時点で半分くらいが地デジを受信できないように思います。私の自宅でもダメで、ワンセグ携帯も受信不可。カーナビでアナログ放送がクリアに入るところなら大丈夫なようですが、画像の受信が不安定なエリアでは、デジタルは全くダメなようです。
おかげで、光テレビの契約をしているのですが、リモコンをいくつも操作しなければならず面倒で、数ヶ月前にテレビが壊れて買い換えたときにもアナログテレビを買いました。
2011年までに電波難民の救済を是非お願いしたいものです。　

宇宙人像

最近の宇宙人像というと、銀色の全身タイツで身を包んだ、黄色か緑色かの大きな目をした人間に近い形態のものを思い浮かべると思いますが、私が子供の頃（30年くらい前）には、宇宙人といえばタコ型でした。
近年の方は、カップヌードルのＣＭに登場したもののイメージが強いと思うのですが、タコ型の方の由来がようやく判明したような気がします。

英国のH・G・ウエルズ著のSFの古典名作『宇宙戦争』にでてくる火星人がタコ型なんですね。
この作品は舞台が英国なのですが、その舞台を米国にして1938/10/30にCBSでラジオドラマとしてこれを放送したところ、現実の実況中継と勘違いしてパニックが起こったというエピソードで有名な、あの作品です。

高度な文明を持った火星人が英国に襲来し、同国を圧倒的な力で侵略していくという内容で、地球人には全く歯が立ちません・・・　という内容からすると、『英国侵略』とか『火星人襲来』程度のタイトルが妥当なのではないかと思ったりします。原題はThe War of the Worlds　ですが、これでも世界中が巻き込まれた感じがするので、大袈裟なんじゃないかと思う晩夏の私でした。

快挙

北京オリンピックでスラローム女子シングルカヤックの竹下百合子選手が４位入賞を果たしたようです。競技カヤックには興味がなく、TV中継も地上波では皆無なので、今の今まで知りませんでしたけど、4位はすごいですよね。
おめでとうございます！