『震災後-こんな時だけど、そろそろ未来の話をしようか-(小学館)』を読みました。著者は福井晴敏さんで、『亡国のイージス』なんかが知られています。初版発行が2011/11/5で、かなり最近の世情まで記述されている小説です。
この著書で東日本大震災に起因する原発事故について、恐ろしいことが書かれてありました。
事故から数日、政府は考え得る最悪の想定を故意に明かさなかった。一番の脅威はメルトダウンよりも燃料プールであり、燃料棒を貯蔵しているプールが蒸発しきっていたなら、関東・東北全域の避難勧告が必要であった。でも政府がそれをしなかったのは、その全部を避難させるオペレーションが不可能なため。だから政府は事故収束の可能性に賭けるしかなかった。それが失敗したときにはどのみち日本は国家の体をなくす。そう判断した上での苦渋の選択であり、政府は国民の生命と安全を守る大原則を、一定期間放棄していた。(要約済み)
ってさ。あらためて原発事故の恐ろしさを感じますね。
この著書で東日本大震災に起因する原発事故について、恐ろしいことが書かれてありました。
事故から数日、政府は考え得る最悪の想定を故意に明かさなかった。一番の脅威はメルトダウンよりも燃料プールであり、燃料棒を貯蔵しているプールが蒸発しきっていたなら、関東・東北全域の避難勧告が必要であった。でも政府がそれをしなかったのは、その全部を避難させるオペレーションが不可能なため。だから政府は事故収束の可能性に賭けるしかなかった。それが失敗したときにはどのみち日本は国家の体をなくす。そう判断した上での苦渋の選択であり、政府は国民の生命と安全を守る大原則を、一定期間放棄していた。(要約済み)
ってさ。あらためて原発事故の恐ろしさを感じますね。