鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

差す鑿

2015-07-14 07:36:30 | 大工道具
久しぶりに差す鑿が集まりました。
本数のわりに凄くカサが高いです。

















赤樫1尺1寸口金イブシの合わせと磨り合わせ。
困苦丹1尺2寸の口金磨きの合わせでした。


磨り合わせ後の写真撮り忘れました。
マチが長い分、丸く流れるように仕上げるのは難しいですよ。


大内鑿2代目

2015-07-14 07:04:29 | 大工道具
漢字の間違いがありましたの修正しました。

以前、大内さんより初代の鑿が来た事がありました。
凄く感動した記憶があります。


圭三郎鉋でお馴染みの内橋さんがお客さんから預かったと言う鑿を持って来られました。
よく見ると大内2代目じゃないですか。








差す鑿を穴屋風に使われてたんですね。
口金の形を見るとかなり前の物です。



連れもありました。
一番上に柄は三木の久斗さんのなんです。
相変わらずスッキリしてます。





もしや! と思いかぶせをめくってみると。






なんと!これもすべて2代目じゃないですか。
いや~!これまた、感動です。


中尾の形です。





関東型の柄で丸輪と言う指定だったので。
口金(ハカマ)と桂を黒染め液+ワイヤーブラシで磨き仕様にしてみました。









ハカマの内面も取ってみました。





拘れてはる方だと思いますので・・・。





金物鷲

2015-07-11 21:02:02 | 大工道具
三木工業組合青年部の事業の準備として7月5日に竹中道具館で金物鷲を組み立てるって聞いていたけれど・・・。
Yahooニュースに出てたんですね。凄いやん。時事通信。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150705-00000038-jijp-soci.view-000


神戸新聞NEXT。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150707-00000002-kobenext-l28

何回かリニューアルしてます。
羽の鋸を研磨してにす塗りしたり。

今は新品になってます。
各企業のの製品を使って。


うちは自社製品が無いので協力できないと思っていたのですが・・・。あったんです。
どこでしょう?

目玉です。旋盤で削って作らせて頂きました。塗りは広田君のFRP部門の子がしてくれました。塗りで全然変わりますね~。感謝です。


そう目玉は木なんです。


自分が作ったパーツが使われてると思うとすごく嬉しいです。


鋸・包丁・小刀等が目立ちますが、下がり輪・鑿・鉋も使ってありますよ~。


見る機会がありましたら(金物まつりでも展示してあります)是非とも見てください。



氷鑿 荒彫り

2015-07-09 07:02:07 | 大工道具
氷彫刻で最初に使われるのが荒彫り用です。
最近はチェーンソーを使われる事も多いようです。
アメリカではショーとして見せるのでチェーンソーの方が派手に飛ぶので受けるそうです。

柄の長さは1尺5寸~2尺丈。
これは2尺丈です。




判りにくいですが柄は三角形です。





かさが高いです。

短い仕上げ用ものもありましたが写真撮り忘れました。


先日した叩き鏝。
青年部の杉田君のです。
毎回輪を作って来る拘りようです。


以前のはこんな感じでした。





よそのは胴が張ってるのが多い中、少しくびれてます。
今回は長くなってこんな感じです。






握りやすさの追求です。
次回はもう少し改良するかも。です。