鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

木彫り鑿

2015-01-20 07:03:27 | 大工道具
木彫り(彫刻)鑿の種類は多いです。
アールの浅い物から深い物。
内丸・外丸×各分。平×各分。

これはごく一部。






「鑿は高田さんのですが種類が多いと鍛冶屋さんも大変ですね~。
特殊鑿さんも種類が多いから」ってよく言われてました。


金物まつり前には彫刻鑿だけでこの4倍はありました。
イブシの合わせ仕込みが多いので大変です。


浅丸と言っても鍛冶屋さんによって瓶妙に違うそうです。
木型や製図持込で作成してもらう人もいるそうです。


高田さんや大内さんは白樫芯持ちが多いので材料の確保が大変です。
グミもそうですが。


無いとは言えませんので。

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高昇鑿

2015-01-19 07:11:50 | 大工道具
特殊鑿の高昇さん
鑿が特殊なら柄も特殊な物があります。

1尺2寸丈の叩き鑿





柄はペーパー仕上げであらかじめ下がり輪(桂)を少し沈めてます。





鑿の黒裏も独特な色です。
播州桂の構造もそうですが下がり易く工夫してあります。


赤樫の突き鑿です。





ショット加工





一般的な裏丸追い入れ鑿です。

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大内2代・3代

2015-01-15 23:16:45 | 大工道具
間違いに気付きました。
原文コピーで修正させて頂きます。
以後間違いに気付きましたら常に訂正させて頂きます。


古鑿追入れにイス材で5寸丈の突き鑿に変更です。


口金(ハカマ)がよく締まっていて鑿がなかなか抜けませんでした。
口金の形がかなり古いので、20年以上前のです。




播州型の面取り口金は叩く程奥へ入って行って締める(内面に工夫がいります)ような作りになってす。


直ぐ使い直ぐ使い?Ⅱ を見て頂ければイメージできるかと思います。

この中に大内2代目がありました。一番右。刻印がちょっと違います。これが間違いです。これは3代です。




が3代目・真ん中が古い狐


2代目の面尻は流れるような感じで凄く綺麗です。明らかに作りが違いますが、これは3代目です。初代1・2代で人気が出たと聞きました。



これが3代目。




古い狐です。




完成しました。




心配事はひとつ。
追入れ鑿を突き鑿にすると、置いた時に木が当たるのでは?

綺麗に研がれていましたので、いい感じのそりになってました。
写真を撮り忘れましたが前回の彫刻(実際は刃・口金・木とツラで)のようになりました。




と、以前こう書きましたが自分の知識不足でした。
大内さんに初代・2代を見せてもらいました。

初代



錬鉄もしくはかまじで丈夫な作り。当時は鋼が貴重だったので凄く薄いです。


裏です。




2代目



柏の家紋逆バージョン(左が上と右が上のがあります)です。
そうです。一番上の宗家が無いんです。一番下に右から二代。



コミ(中尾)にヤスリが掛かっている物もありました。非常に綺麗です。

特徴はなで型気味で面尻に向かう肩の面があまり内に入っていない。


写真を探せばありました。2代目と3代目少し判りにくいですが叩きが3代・追入れが2代。



なぜ形が色々あるか?職人さんが多かったからです。3代目の兄弟さんでも3人入っておられました。10人ほどおられたそうですよ。作業される人で微妙に形が違うんです。


調べているうちに見つけた「職人魂~人が造り出す美しさ~」さんのこれ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/tukiichihiro/archive/2008/07/13


間違いなく2代目です。


大内鑿ファンの方に笑われそうですが、訂正させて頂きます。
勉強になりました。もう間違いません。


興味のある方は大内さんに見せてもらって下さい。



ジャンル:ウェブログ
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集塵

2015-01-15 07:30:33 | 日記
ペーパー専用機に5年前からムラコシの5馬力密閉型集塵機を入れてます。
それまでは馬力数の低いオバキュータイプを使ってましたが吸う力が弱かったのです。

環境上あまり窓が開けらない状況なので静かで強い集塵が求められます。
15年くらい前から研磨粉と鉋屑をそれぞれ3馬力で粉塵するようになってから窓を開けられるようになりました。


ペーパー機の集塵機も幸いにも静かで強力な集塵機を入れる事が出来ました。
力強いのでバフの方と2箇所伸ばしてます。


狭い工場なので設置に余裕がありません。
なので取り出すのも大変。棚からのけないといけません。
吸う力が弱くなってきたので3年ぶりに集塵機の粉を取りました。




それまでは吸わずに飛んでます。




産廃で捨ててきましたら30kg。
さすがにサボりすぎました。ペーパーはよくあてる方ですがここまで溜まってるとは。


今は快適で全く飛び散りません。
最低でも1年に一回はしないといけませんね~。




工場内の暖は薪ストーブです。




リフォームの廃材を残してもらってたのでよく燃えてます。


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高田製作所鑿

2015-01-13 06:55:37 | 大工道具
播州鑿は擦り合わせが多い中で軸を擦らない口金イブシが比較的早かったのが高田さん。
その前では錦龍とかありましたが・・・。




柄が細めとの事でした。ロウ引き指定だったのでロウをひいてますが180~240番くらいのペーパーでも簡単に取れます。

ここの仕事を20年弱させてもらってたお陰で播州・東京・三条すべてのタイプに対応することが出来ました。


色を付けて小さめの口金をはめるなら簡単なんですが、ちょうどの大きさを使って段差をなくして流れるように一体化させると美しく見えます。(擦り合わせと同じような流れ)


裏を返せば、ずれたらすごく目立ちます。
穴が緩くなってしまうと意味がないので一番気を使う場所です。





向こうマチ鑿です。




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