鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

長物削り

2019-06-07 06:32:21 | 大工道具
丸太切り鋸の柄を削ります。

付き鑿の場合は片方尾が細いので太い方の芯出しを意識してれば何とかなります。



丸太切りの場合は氷鑿の柄と同じ様にまっすぐに近いです。

厳密には握り部分が0.5mm細く、真中が0,5㎜程太いです。



真中に金具が付きます。






取り付けは、ねじを締めて固定します。柄が少しでも細いと空回りしてしまいます。

太いと金具が入らない。

また、柄も傷つかなくする為に中央部を太くしてます。



樫を乾燥させると素性通りに反ります。





どう芯出しするか?

たんまに削り残りが出ます。





これは真中で金具に隠れる位置なので何とかなります。




これは端なのでアウト。





変な音?と思えば割れが。





同じ分の木を用途に分けて使いまぃます。

太いのが鏝柄用で少し痩せたのを使います。



短い物は使えません。





途中ですが、失敗のない物ばかりです。