鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

鑿の柄付け

2015-03-20 06:57:10 | 大工道具
鑿の柄付けとは?
単に形をしててればいいのでしょうかね~。







自分が入った頃は数をこなしてしてナンボでした。
ので数をこなす方法は熟知してます。
当然ですが早くすると荒くなります。
ですのでホームセンター用が荒いのは当然の事なのです。


親方である親父が独立した頃に母親がいつも思ってたそうです。
「消耗品でないのになんでこんなに出るの?」
当時安かったので捨てて新しいのを買ったと聞いた事があります。


柄の歴史を見ると親父の頃に貿易用にプラスチックの柄が出始めました。
メリットは早く・安く出来る。
どうなったか?効きが悪いので姿を消しました。


道具なので効かないといけないんですね~。
永切れが便利だとお聞きした事もあります。


力を伝えるベストはすべて鉄。そんな鑿もありました。
響くし、重たいので木になった?で、硬木に。

樫の木が多かったので製材所が出来て鉋台、各種柄の材料ができて量産が可能になった。



力を伝える=一体化するです(単に付いてるだけではありませんよ)。
ここが難しいし、奥が深いんですよ。
長くなるのでまた次回に書きます。