鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

最近の仕事

2015-02-24 07:08:52 | 大工道具
最近はイブシ合わせ仕込みが多くなりました。
10年程前はごくわずかで、ほとんど擦り合わせだったんですが・・・。
薄手の首長追い入れのみです。

どんなニーズにも対応出来るよう一応準備はしています。






硬く仕込むだけなら簡単なのですが、きっちり合わすとなるとこんな感じです。
箱がたくさんいって頭がこんがらかりそう。
同じ分のマチでも手作りなので微妙に太さが違います。





ホームセンター専門にされてた柄屋さんからは「わしはこんな辛気臭い仕事ようせんわ~!」とよく言われたものです。


先週末も同じ様な叩きが41本ありました。

きっちり合わせようと思うと倍の時間がかかります。
性分で手が抜けないんです。その分少しずつ遅れてしまいます。

ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
手は限りなく抜かない方がいい結果が出ると思いますので。


高昇さんのお客さんに付けた事がありました。
前に付けてたのはもう引退しされた九斗さん。

高昇さんに「全然違う!」って言うてはった。で、とお聞きしたのでやはりっこちらの方針の方がいいと行ってます。