
最近あちこちの庭先で目にする皇帝ダリアは、メキシコや中米原産のキダチダリア(木立ダリア、学名 Dahlia imperialis)です。 学名にしっかとインペリアル(皇帝の)と付いています。
日が短くならないと咲かないので開花期は降霜間際の11月半ば、今年は11月16日にほぼ満開になりました。

背丈は10mにもなるといわれ我が家でもゆうに4m以上になります。太い茎ですが強風で折れることがしばしば、今年も切り戻して丈を詰めた後の台風で折られ、1本だけになってしまいました。

やがて12月10日、今冬の最低気温マイナス2.8℃を記録した朝に寒さで萎み、丈も花も大きいだけにより哀れな姿を冬の青い空に晒しました。
まだ季語にはなっていないようですが、間もなく晩秋か冬の季語になるでしょうか、そうなると季重ねですが…。
皇帝ダリア無傷に深き冬の天 西山美枝子
碧天の皇帝ダリヤ霜に果つ 顎髭仙人
碧天の皇帝ダリヤ霜に果つ 顎髭仙人