インドネシア沖の地震では、日本人と同じく、スウェーデン人にも犠牲者がでています。年末を海外で過ごそうとする家族も近年は増えてきて、チャーター便も増発(スウェーデンでは航空券の価格がピーク時にも日本ほど高騰しませんが、もしかしたら、その一つの理由はチャーター便による増発かもしれません)。すでに6人が身元確認の上で死亡とされていますが、身元が判明するにつれ犠牲者の数はまもなく急増すると言っています。定期便やチャーター便で東南アジア入りし、安否の確認が取れていないスウェーデン人は2000人以上に上るということ(定期便入りの場合は跡をたどるのが難しい)。
ニュースは30分か1時間おきに地震関連の速報を伝えていますが、報道のたびに犠牲者の総数が1000人ずつ増えているのには、改めて被害の大きさを感じさせられます。日本の地震被害でもそうですが、もっとも大きなひがいにあった地域は交通が遮られ実態がすぐに伝わってこない。ヘリコプターが飛び始め、救助部隊がやっとの思いで現地にはいるようになって初めて、とんでもない被害の実態がテレビに流れるようになる。
Tsunamiと言う言葉は世界語になっているようで、スウェーデン語でもニュースでそのまま使っています。
それにしても、地震がほとんど無いスウェーデン。地震の揺れも未聞のことながら、その後に襲って来る津波を、事態を把握できたスウェーデン人がどのくらいいたのだろうか。
スウェーデン人の親友も数週間前までプーケットにおり、その後ニュージーランドへ渡ったため幸い無事だった。今日電話で久しぶりに話したスウェーデン人の女の子もスキューバーダイビングをしに一週間前までプーケット近くの島にいたと話してくれた。地震ばかりは、さすがに運が命を左右する。