ちょっとホームセンターへ

朝方隣町のホームセンターまでコンパネを買いに行った。
コンパネは軽トラの二台に取り付けバイクが積みやすいようにする為だ。
今の物が何年前に付けたのか忘れたがボロボロなってきたので。
結構役に立ったからね。

ホームセンターでコンパネが積んである所で見ていると黒いスエットの上下を着ている男性に
話しかけられた。髪は長く後ろで束ねていて普通の人とは少し感覚が違うような人だ。

その人は｢石膏ボードはないんですかね」とオレに話しかけてきたので店員と間違えてるのか？
と思ったがそうでもなくオレも｢この辺に積んでありそうですけどね」と返した。

すると水墨画を書くような事を言い出したので｢画家さんなんですか」と聞くと趣味だとの事。
石膏ボードはなくてその人はパイン材のコンパネのような物を買ったようだ。

奥に寸法に合わせてカットしてくれる所があるのでコンパネ2枚を台車で運ぶとそこに御仁が
いた、その人もカットしてもらうらしく準備している時に又話かけれらた。

「磁器て知っている」と言われたのでオレは「白や青白い陶器の事ですよね」と言うと
「そうその白い磁器をつくっている」と答えた

｢それでは陶芸家なんですか」聞くと
｢前は丸広や色んな所で展示販売したけど今はもう売れなくて女房と二人で年金暮らしだよ」
と言ってオレの肩をポンとたたいた。
オレは「好きな事やっているんだから良いですね」と答えた。

次は磁器で仏像を作りたいと言っていた。
オレは陶芸の事もうすこし聞こうか迷ったがやめた。

水墨は文字のような抽象的な物を書いているとの事だ。
その台にボードを買ったらしい。
面白いよとも言っていた。

磁器の白は焼くのが大変のような事も何かで読んだ事があるがそれを出きるのは有名な人なのか
それとも我流の好きの延長なのか。
自分の作品が売れなくても何かやらないとと言う感じかもしれない。
出口では奥さんも隣にいた。