比較文化研究していると、日本独自の育児や教育概念を代表するような言葉があることに気づかされます。今日、アドバイザーからもらったフィードバックに目を通しながら、次のようなことを考えてみました。
1.代弁する。子どもの気持を代弁するというのは、アメリカの教育や育児の中であまり使われない言葉です。共感などにしてもそうです。日本の場合、子どもの気持を理解するということに対する思い入れが、非常に強いような気がします。
2.見守る。これも英語にしにくい言葉です。よく気をつけて見ていくと、日本の育児雑誌や保育関係の本の中で、非常に頻繁に使われていることが分かります。無介入というニュアンスを持つ言葉で、アメリカでは、Ignore- 望ましくない行為を無視する、意図的に見過ごすというアプローチがあります。日本の「見守る」との違いを明らかにしてみたいです。
3.叱る。日本では、ほめると叱るが対比して使われますよね。アメリカでは、ほめる(praise)の反対は、罰を与える(punish)、のような気がしています。実際、アメリカの育児本などでは、それ程、叱るという言葉が出てこないのです。「叱る」ということにこだわる日本の教育や育児を分析してみると、面白いような気がします。
とめどなくアイディアが浮かんできて面白くなっているのですが、果たして完成させることできるのかしら~??