キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

試験を受けるより、作る方が大変なんです~。

2008-02-07 09:59:41 | アメリカの大学で教える

今日は、第一回目の試験です。朝から、ちらほらメールが来て、その対処でぐったり疲れてしまいました。

  • 雪がひどくて車を出せず、タクシー会社に電話しても、ここまできてくれないと(始めて)断れてしまったので、試験に来れない。(これは、大学町の郊外に住んでいる学生です。真偽の程を確かめるためにタクシー会社に電話しようと思ったのですが、手間隙かかるのでやめました)
  • 雪で滑ってしまって、歯や骨を折ってしまったので、外出できない。(これは、親が大学に連絡し、配慮して欲しいということだったので確かな情報なんです。かわいそうですよね。
  • 祖母が今朝亡くなり、自分が葬式をアレンジし、費用を出さなければならないので、試験に来れない(身内の死は確かなようですが、なぜ試験に来れないのかがいまいち不明です。)

この学生たちは、落ち着いたらmake-upの試験を受けることになります。テスト問題を同じにするわけにいかないので、作り直しです。仕事がまた増えました。

試験中には、ずっと授業に顔を出してこなかった学生の姿をかなりみかけました。そういう学生に限って、不機嫌な様子です。

試験を作成するだけでも、莫大な時間がかかってしまいます。以前、院の授業の中で、大学生への試験問題を作成する、という課題が出ました。選択式の試験を作らなければならなかったんです。そこで、自分の問題の作り方は、的を得ず、曖昧であることを教えられました。いい選択肢問題を作るのは、かなり頭を働かせないとダメですね。記述式の方が、その意味で少しラクです。採点が大変だけど

試験の本来の目的は、1.学生がフィードバックとして自分の理解していなかったことを確認する。2.教員が自分の教え方を振り返る。だと思っています。

今回は、学生の得点にかなり差があるようなので、これはどういう風に解釈していけばいいのでしょ??うーん、難しいです。

とりあえずは、授業に出てこない学生をどう引き込むか、でしょうね。なにかいい知恵があったら、知りたいです。

コメント
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