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キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

追悼 スティーブ・ジョブス 

2011-10-06 09:00:37 | 映画・本・テレビなどを語る

 

昨夜、子どもたちがニュースで知ったアップルのジョブス氏の死について知らせてくれる。

特にアップルストアが大好きで、アップルの新製品が出るたびに胸をどきどきさせている息子にとっては、大ショックだったようだ。

ヒーローのような存在だっただけに、そういう人が亡くなるというのは信じられなかったらしい。

私はどんな人だったか詳しくは知らなかったが、Youtubeでジョブス氏のスタンフォード大学卒業式で行った伝説のスピーチを視聴する(下のリンク)。

常識にとらわれず、苦境を糧に、一日一日を大切に生きていった氏の言葉には非常に共感できる。 

http://www.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s&feature=related

 

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避難所の人たちの思いを集めた本

2011-10-04 19:22:19 | 映画・本・テレビなどを語る

「足湯が溶かした2500人の張り裂ける思い

巨大避難所で暮らした名もなき人々のつぶやきと表情を出版」

日経ビジネスオンラインの最新記事です。

震災後の避難所に住んでいる人たちの様子とその苦労がよく分かる記事です。一部を紹介しますね。

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連休中に都内の学生や市民など県外のボランティアが駆け付けて、足湯サービスをしてくれたおかげで、つぶやきカードは連休中だけで100枚以上に上った。ようやく時間ができたある時、天野さんはその内容に目を通した。避難所のおじいちゃん、おばあちゃんの声。情景。

 「もう2ページ目から読めなくなっちゃって。これはもう、1人っきりになる場所で向き合う必要があるって」。天野さんは、場所を移して、すべてのつぶやきをじっくりと読んだ。読み終えた後、天野さんの目に、たった1人で食事の前、弁当に手を合わせているおばあちゃんの姿が飛び込んできた。避難生活を送る人々が今、ここで懸命に生きている姿があった。避難所の風景や空気は、今までと全く違った情景として天野さんの前に広がっていた。もう涙が止まらなかった。

 「もっと避難所を良くしたい。この環境は人権問題だ」。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 天野さんの願いがかなって、避難生活を送った人々のつぶやきと、表情をとらえた写真による記録集『生きている 生きていく ビッグパレットふくしま避難所記』が出版されたそうです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20111003/222970/?P=1

 

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『The Help』が世に認められるまで

2011-09-17 17:03:57 | 映画・本・テレビなどを語る

前にもこのブログで紹介した『The Help』

本を読み終えたので、金曜日に一人で映画を見に行ってくる。

少し原作とは内容は変えてあったものの、よくできた映画で涙あり笑いあり。。

この作者のStockettは小説の設定と同じく、ミシシッピー州ジャクソン出身。自分自身、黒人のヘルプに育てられたらしい。

この本を書き上げるのに5年間かかり、出版に持ち込むまで60のエージェントから断られ、ようやくあるエージェントに認められ、出版にこぎつけたらしい。そしてニューヨークタイムスのベストセラーになり、映画も2週連続でナンバーワンの興行成績。 

私自身、論文が不採択になっても書き続けるという生活を送っているので、この苦労話に慰められる。 

http://en.wikipedia.org/wiki/Kathryn_Stockett  

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子どもたちの内部被爆をめぐる論議

2011-09-13 14:06:25 | 映画・本・テレビなどを語る

3.11より6ヶ月が経過。

定期的にオンラインで読んでいる日経ビジネスにこのような記事が掲載される。

「子どもたちの内部被ばくが止まらない」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110912/222590/?mlh1

日本に住んでいる当事者ではない私は、自分のブログに無責任な情報は書けないと思いこれまで控えてきたが、この日経ビジネスの記事には、一時でも避難した子どもたちの方がセシウムの数値が減ったというようなことが書かれている。

ただ一時避難や原発疎開はそのご家族のお考えや経済状況もあるので、外部者があれこれいうのも難しい。そういう中で、母子疎開ネットワークというボランティアの機関のウェブサイトを見つけ、時々読ませていただいている。

http://hinanshien.blog.shinobi.jp/Category/26/

そのサイトには、世界各地から無料でうちに宿泊してください、という主旨のメールが届いている。英語しか話せないが、日本の方どうぞ家にしばらく滞在してくださいというのは、なかなか実行しようと思っても難しいことだと思う。私が住んでいる地域にも、いつか来ていただけたらと思う。

その他、情報源として木下黄太さんのブログは時々読ませていただいている。子どもの健康と将来を考えて、必死にがんばっていらっしゃる方々に心からエールを送りたい。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/

私の友人の夫で、アメリカで話題になった『Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan』〔日本の暴力団の暴露本)の著者Jake Adelstein氏は、最近こういう記事を書いたことをFacebookで報告している。

タイトルは、「福島原子力発電所で何が起こったのか」

http://japanfocus.org/-Jake-Adelstein/3585

 

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定時に帰る仕事術

2011-08-22 20:51:43 | 映画・本・テレビなどを語る

今日から、子どもたちも私も新学期。

早速、娘はお弁当を忘れて、学校から電話がかかってきました。去年も初日、忘れたそうです。そんなこと覚えているくらいなら、忘れずに持っていってくれればいいのに(笑)。届けにいったら、事務室の人に、飽きれた顔で見られてしまいました。

仕事の合間、読もうと思っているのは、少し古いけどこの本「定時に帰る仕事術」by ローラ・スタック。

里帰りした時。ブックオフで105円で買いました。

印象に残ったのは

「生産性は量では測れません。終えた仕事の価値ではかるべきなのです」という言葉です。

やらなければならない一番大切な仕事〔そういう仕事ほど、難解なので後回しにしがち)を先送りにして、それ程大切じゃない仕事の量をこなし、仕事をしたような気持ちになっているというのは、まさに私の仕事パターンです。

優先順位、見直してみます。

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引き込まれる本「The Help」

2011-08-16 08:21:21 | 映画・本・テレビなどを語る

今オーディオブックで聞いてるのが、キャスリン・ストケット作の「The Help」

「The Help 」とは、白人家庭で働いている黒人メイドの呼称だそうです。

今映画館で上映されているので、ストーリーは明かしませんが、ミシシッピー州ジャクソンを舞台にした人種差別をテーマにしたストーリーです。主人公は、白人家庭でメイドとして働いている黒人のエイブリイン、ミニ。そして大学を卒業したばかりでジャーナリストを目指す白人女性、スキーター。

オーディオブックで聞くと、黒人女性のその独特の語り口で、思わず感情移入してしまいます。言葉の選び方から文法まで、黒人文化を理解するにはうってつけの本です。

そういえば、私の大学院の最初のアドバイザーはミシシッピー出身の黒人教授でした。詳しいことは話してくれませんでしたが、幼少の頃、かなり差別にあったそうです。しかし逆境にもめげずに、大学、大学院を卒業し、フルタイムの大学教員職を得た人です。

今、第六章を聞いているのですが、どんな展開になるかワクワクしているところです。

 

 

 

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「名探偵コナン」に恋する娘

2011-08-11 13:53:57 | 映画・本・テレビなどを語る

 

この夏休み、12歳の娘が毎日自室に閉じこもってネットで視聴したのが、「名探偵コナン」の英語版。

シリーズが本当にたくさんあるようですが、毎日夢中になって見ています。

この「名探偵コナン」で日本語のリズムがどんどん耳に入ってくるのか、最近では娘の

「おかあさん、なあに?」

「ちょっと待って~」

の日本語がそれらしくなってきたのが面白い。

おまけに大阪弁が出てくるそうで、大阪の大ファンになったみたいです!

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50才のバースディプレゼントにWii Zumba Fitnessをゲット

2011-08-03 19:32:33 | 映画・本・テレビなどを語る
バースディには少し早いんですが・・・

2週間前にターゲットでWii Zumba Fitnessが安売りだったので、一足早いバースディプレゼントに買いました。

ラテン系のダンスにあわせて行うフィットネスなんですが、音楽がノリノリ

一度やってみたかっただけに、嬉しい!!! 教室に行って人前で腰をフリフリさせるのはどうもっていう人にぴったりのエクスサイズプログラムです。

Tutorialでかなりステップに迷いましたが、昔エアロビクスの教室によく通っていたので、なんとなく勘が戻ってきたカンジです。

Zumba Fitnessで50歳に乾杯!

〔ブルーをクリックすると動画が見れますよ!)
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日経「なでしこ報道で露呈した“ニッポン”の未熟な女性観」の記事を読んで

2011-07-28 07:35:37 | 映画・本・テレビなどを語る

定期的に送られてくる日経ビジネスオンラインの中で、次の記事が目に留まる・・・

タイトルは、

なでしこ報道で露呈した“ニッポン”の未熟な女性観ー

男性社会の自覚なき“刃”が女性を働きにくくする

このような書き出し。。

 

 「結婚したいですか?」
 「彼氏はいますか?」
 「将来、子供は欲しいですか?」

 会社で聞いたら、即問題視されそうな質問を、戸惑うことなく口にするテレビ番組のリポーターやキャスターたち。

 「金メダル取って、もてるようになりましたか?」という質問を、柔道家の塚田真希さんやレスリングの吉田沙保里選手にしたVTRを流し、スタジオで笑う人々。

 いったい何なのだろうか。不愉快な気分になった。そう、女子サッカーのワールドカップで初優勝を果たし日本中に勇気と元気をくれた、なでしこジャパンのメンバーが帰国後、テレビ出演した時のことである。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110726/221679/ 無料会員になると全文読むことができます) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私もアメリカとの決勝戦をはらはらしながら視聴し、なでしこを応援していたファンの一人。試合前から、CNNニュースなどで、なでしこの選手の多くは、プロとして生計をたてている選手ではなく、練習場にシャワーもなく、仕事後、電車にのって練習に通うというような苦労話を聞いていたので、応援にも熱が入る。

優勝した時には、信じられない気持ちだった。3月11日以来、日本で繰り返される暗いニュースの中で、希望を見出してくれる光だった。

この日経ビジネスオンラインの記事の中では、アメリカの選手へのマスコミの対応と比べながら、日本に根強く残る伝統的性役割観を浮き彫りにしている。

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しかし、この記事を読んで思い出したのは、最近義理母よりもらった手紙。非常に思いやりのある人で、休暇中嫁3人それぞれに手紙を出すことにしたらしい。

その内容は、要約すると、いかに私が自分の孫の成長に重要な役割を果たしているのか、母親の役割は非常に大切なのでこれからもぜひがんばって欲しいとエールを送ってくれているのだが、反面寂しいような気持ちが残る。

彼女にとっては、女性のアイデンティはまず「妻であること」「母親であること」で、そのようなフレームワークが仕事を持つ私には、時々重く感じることがある。

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私のダイバーシティクラスを受講しているシアトル近郊に住むアメリカ人学生が、課題ペーパーの中で自分の結婚指輪や住んでいる家を見て〔お金持ちの家らしい)、「あなたのご主人、どんな仕事をしているの?」とよく聞かれるのが悲しい、と書いていた。裕福な生活=夫の仕事面での成功、という図式が私たちの中に無意識にあるらしい。

そういえば私も、夫と一緒にいる時には、いつも夫はどんな仕事をしているのと人に聞かれているが、私にそのような質問がくることは少ない〔上下スーツを着ていれば別だけど)。マイノリティの妻であることも関係しているのかもしれない。

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アメリカでさえもこのような無自覚な伝統的性役割観が根強く残っているのだから、日本の女性たちはさらに苦労しているのだろうと同情する。

今回のなでしこのプレーで見せたレジリアンス、結婚云々を聞いている場合ではなく、この彼女たちの精神から日本人は多く学ぶべきだと心から思う。

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福島原発でボランティアを希望している日本のシニアたちに世界の注目

2011-06-01 18:05:11 | 映画・本・テレビなどを語る

 

時差ぼけで朝3時に目が覚めてしまったので、早朝ジムに行ってみることにした。

目についたテレビニュースが、CNNのJapanese seniors volunteer for Fukushima 'suicide corps'

福島原発で「特攻隊」としてボランティアを希望している日本のシニアたちとでも訳したらいいのだろうか。簡単に説明すると、福島原発での危機を早期に解決するために、自ら進んで危険な勤務に就こうとしている民間のシニア・ボランティアたちと、それを回避・拒否している東電についてまとめた記事。

詳しい和訳は、http://www.cnn.co.jp/world/30002938.html

私が興味を持ったのは、その記事に対するアメリカ人の反応。http://www.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/05/31/japan.nuclear.suicide/index.html

大多数のコメントはこのような高潔な精神を持つ日本のシニアたちを称えたもの。特に、「私達の世代、高齢者世代が原発を促進した。私達が責任を取らなければ、誰が取るのか?」という言葉に心を打たれたという意見(その時代、原発に反対した人たちも多くいたと思うが)に私も共感する。

残念ながら「特攻隊」あるいは「神風」という風に海外メディアでは彼らの存在が紹介され、本人たちもそれに異を唱えているようだが、未来の世代のために自分を捧げるという精神には、アメリカに住むこの私も深い感動を覚える。

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電子図書に思う

2011-03-07 20:39:45 | 映画・本・テレビなどを語る

 

CNN Moneyで10 things that will cost less in 2011と称し、2011年にお安くなりそうな電気製品が10点が紹介。

予想によると、夏までには電子ブックKendleが99ドルまで値下がりするのではとのこと。2週間前にサンフランシスコの学会に出かけた夫が、大型チェーン書店のBordersの閉店セールをやっていたことを知らせてくれたが、やっぱりと思う。

私はKendleを持っていないが、夫が去年購入し、ずいぶん使い勝手がいいようだ。家の中に本が増えないのは精神衛生上にもいい。

昨日は、娘に頼まれて、娘の本をKendleで注文したらしい。早速娘はスクリーンを操りながら読書する。

大学のテキストなども、最近はオンライン化され、教員がハードコピーかオンラインを選択できるようになってきた。学生は、アンダーラインを引いたり、検索でき、さらに重いテキストをバックパックに入れて、学校に通わなくてもいいのは助かるだろう。

私はまだオンラインテキストを使ったことはないが、セールスに研究室を訪ねてきた出版社の人が、オンラインでPowerPointのスライド、資料、小テストなどをダウンロードしたり、アクセスが可能ということを教えてくれ、なんと便利な世の中になったことと思う。

小中学に通ううちの子どもたちも、数年前から教科書がすでに姿を消し、いつでもインターネットでオンラインの教科書を使えるようになった。コンピューターが家にない子は、ハードコピーを借りれるようになっている。

印刷しない分、エコ対策なのかもしれないが、古書の香り、ページをめくったり、本を手にとる感覚がなくなってしまうのがなんとなく淋しい。

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Ipod touchで読書生活

2011-03-04 20:54:10 | 映画・本・テレビなどを語る

新製品のipod touchを1ヶ月前に購入しました。なんと、Audible〔オーディオテープの会員)、月$14.95の年間申し込みをしたので、100ドルオフ、約半額で購入できました。夫も同じように、1昨年Audibleを申し込み、ipodをほぼ無料で購入です。

いろいろな機能がある中で便利なのはEmailとAudible、そしてカメラ、Safari(Internet)です。犬の散歩やジムでエクスサイズするのも、Audibleのおかげで時間のロスという感覚がなくなり、楽しみの一つになっています。

これまで聞いたのは

How Starbucks Saved My Life  

Battle Hymn of The Tiger Mother

How to Win Friends & Influence People (有名なデール・カーネギーの作品です)

The Reason for God by Timothy Keller (ニューヨークで急成長しているRedeemer Presbyterian Churchの創設者です。非常に奥が深いので2、3回聞かないとぴんとこないこともありますが、鋭い指摘にうなずくことばかりです。アマゾンのレビューも非常にいいです。http://www.amazon.com/Reason-God-Belief-Age-Skepticism/dp/1594483493

アメリカに移住してから、読書といえば殆ど専門書ばかりの生活だったのですが、AudibleとIpod Touchのおかげで楽しみが増えました!

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Battle Hymn of Tiger MotherとExtra Credit

2011-02-28 14:58:07 | 映画・本・テレビなどを語る

 

このブログで先週も紹介したこの、Extra Creditをやるのはアジア人の子どもの特徴みたいなことが言及されていたので、それについて少し書いてみます。本の中では、娘さんがExtra Creditをやらずに、Recess〔昼休みに校庭で遊ぶ)を選んだということを知り、Chua氏はカンカンに腹を立ててしまいます。

Extra Creditというのは、私も最初馴染みがなかった言葉ですが、授業のコースワークで生徒・学生たちがさらに高得点を取得することができるように、本人の意思によって選択する課題・宿題・活動・ペーパーのことです。目的としては、クラスの中でさらにチャレンジを与える課題を与えることで、やる気や実力のある学生がさらに高得点をとるのを助けること、あるいは成績があまり芳しくない学生たちを助けるためにセカンド・チャンスを与えるといってもいいでしょうか。学期の中間や終わりに行われる教員評価への参加を促すために、Extra Creditとして位置づけ、参加した学生に3-5ポイントを与えるとシラバスに明記する場合もあります。

私が院生の時にはExtra Creditなんて全くなかったと思うのですが、今どきの学生たち、学期の半ばごろ、思った成績がとれない場合、Extra Creditがないのかと要求してきます。原則としては、シラバスに書いてないことを学期の途中で与えるのは、ルール違反だと批判されるかもしれませんが、学生の気持ちも分かるので、1つ2つ、Extra Creditを出すと学生は大喜びで、感謝されるのが常です。 

日本に比べ、アメリカの学生たちの方が好成績をとろうと、GPAを上げようと必死です。大学の奨学金制度が浸透しているアメリカでは、成績のよしあしは死活問題なので、Extra Creditもそのアジェンダの1つにあがってくるみたいです。

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先日も、8年生の息子の音楽コンサートへの参加が、Extra Creditでした。「行きたくないなぁ」とめんどくさそうにしている息子の姿を見て、

「だめよ、ちゃんと行きなさい。Extra Creditなんて、貯金みたいなものなのよ。病気になったり、テストで失敗したり、万が一のための貯金なのよ。だから全部やりなさい!」とはっぱをかけた私は、タイガーとまでいかなくても、ネコみたいなものなのかもしれません。

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Battle Hymn of Tiger Motherを読みつつ、我が家の母娘バトルを考える

2011-02-25 09:07:27 | 映画・本・テレビなどを語る

Battle Hymn of Tiger Motherを数日前に読み終えたんですが(というかAudible〔オーディオテープ)でリスニング)、Chua氏と次女のルルさんの激しい言葉のやりとり、人事に思えませんでしたねぇ。。。 

私は、アメリカ流でも厳しい母親とは言えないと思うのですが、娘に宿題をやらせたり、楽器の練習(以前はピアノで今はフレンチホーン、1日20分)、犬の散歩に行かせるのに、ひとつひとつ口答えされ、悩みの種は消えません。

もともと娘は従順な性格の上の息子と正反対、Strong Will 〔頑固で意思が強い〕子どもだと幼少の頃から思っていたのですが、夫はその見方になぜか反対していましたねぇ。「日本人はStrongな女に対してネガティブなイメージを持つけど、アメリカではそうじゃないんだ」という夫の意見でしたが、結局は夫も娘はStrongということは認めていたものの、それを悪くは思っていなかったということなんでしょうか。

義理の母親とその再婚相手が、娘が2歳くらいの頃、その性格を見て「ストーミー」(Stormy, 嵐、暴風雨)とニックネームをつけたぐらいですから、結構激しい性格が身内にも伝わったんでしょう。

反面、非常に心優しいところもあり、第三者からはとても褒められることの多い娘なのですが、内弁慶なのでしょうか。予測しきれない天気予報のように性格も、お腹がすいたら超不機嫌になったり、好きなビデオを見たあとは高機嫌になったりとコロコロ変わり、私の感情もどんどん煮だっていくのが分かります。

ルルさんのように, いやルルさん以上に「I hate you」 「I hate my life」 「I hate myself」. 「I hate my family」 「 Go away」 「You are the meanest mom ever」 「Shut up」などを連発する娘に対し、あの手この手で対応するChua氏の姿に自分を重ねてしまいます。 

といっても、Chua氏の本に出てくるような娘をくず呼ばわりしたり、家族の恥、という極端なことは言いませんが、感情レベルでは同じなのかもしれませんね。

娘は小さい頃から、私や夫との言い争いの中で「私には○○する権利がある」という表現をよく使っていました。学校で習ってくるのでしょうか。日本人の私の感覚にはナカナカ馴染みません。アメリカの中で子育てをする移民の親たちの共通の悩みでしょうか。

アメリカ生まれのChua氏と違い、日本で生まれ育った私は言葉のハンディが娘の年齢とともに明らかに出てきます。ボキャブラリーの種類などは、本を読む娘の方がはるかに上です。娘の機嫌が悪い時は、そういうことも馬鹿にされてしまうので、これも移民の親たちの悩みの種だと実感します。

要はバランスなのでしょうが、子どもの意思とおりに自由に親の監視なしにテレビやコンピューターの前で何時間も過ごさせるというのも、ある意味では「不干渉」「放任」という名の虐待なのかもしれません。子育ては奥深いです。

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少女探偵Nanncy Drew日本にやってくる!

2010-09-29 11:57:17 | 映画・本・テレビなどを語る

娘が今から楽しみにしているPCゲームは、少女探偵Nanncy Drewシリーズの最新作「Shadow at the Waters Edge」

これは京都が舞台で旅館に亡霊が出てくるという設定だそうです。パチンコやSudokuなどのゲームもできるみたいです。

予告編などは、次のリンクをクリックしてみてください。

http://www.herinteractive.com/games/saw/minigame/play-now.php

  

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