『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2011年11月25日(金)

2011年11月25日 00時00分01秒 | Weblog
ジョージ・ハリスンの映画を、見に行った日のこと、
伊藤銀次さんが、ブログ「サンデー銀次」に、
映画の感想とあわせて、感動的に書いておられます。

11月25日の記事「意志を継ぐこと・分かち合うこと」を、
是非、読んでみてください。
こちら

銀次さんのお話のをうかがったり、
ブログを読ませていただいたりしてると、
登場人物は、皆、とっても魅力的で生き生きしてて、
出来事がたとえば、数十年前のことでも、
今ここで起こってることみたいに、キラキラしてるんです。

銀次さんの、人の観察の仕方とか、愛情の込め方とかが、
伝わってくるし、銀次さんご自身が、
なにより、感動とか、愛情とか、そういうもので動いておられる感じが、
そばで、拝見してると、すごくするんです。

銀次さんから、「ルードウィヒ・B」、お借りするの、楽しみにしてます。

映画館で、大音量のジョージの曲、
見に行った四人(銀次さん、黒沢秀樹さん、小峰倫明さん、僕)、
とっても気持ちよく聞いたことでした。

この気持ちいい音圧に、
ずっと前の、東京ドームでの、ジョージのコンサートの、
音圧を、思い出しました。

映画の中、楽しく話す、リンゴが良かった。
最後のほうで、ジョージのジョージらしい一言を、紹介してくれるんですが、
これに、皆、泣きました。そして、笑顔ももらいましたよ。

映画のあと、4人で近くのパブに。

リンゴの映画が出来たら、見に行く? って話題になると、
また、皆、すごく楽しい気持ちになります。

こんな気持ちにさせてくれるリンゴは、やっぱりすごい。

ジョージが、ジョンやポールの影響もあって、
自分で作曲する気持ちになったときの、
本人のコメントも、おぉ~、でした。
ジョージだから、言えることだけど、誰にもあてはまります。

ポールも、いつもの調子で、
大げさなジェスチャー交じりにいろいろしゃべってくれます。

黒沢くん曰く、ポールは天然だよね、と愛をこめて。

然り。

映画の感想から、いろんな話になり、とっても盛り上がったんですが、
銀次さんが、すごく楽しそうに、笑っておられる姿が、
少年のようで、まぶしいのでした。

いつも落ち着いてる黒沢くんは、僕ら皆が、思い出せない名前を、
全部、教えてくれますから、もう、だいぶ救われました。

小峰さんも、銀次さんや黒沢くんの話が大好きみたいで、
水を得た小峰さん。

水といえば、ワインも尽き、(銀次さんはお酒は飲まれませんが)
最後は、たしか、皆、お店のサービスの、
炭酸水を飲みながら、語ってました。

男子4人の映画鑑賞会、銀次さんも書いておられますが、
分かち合える感じが、なんとも、幸せでした。

今朝も、ベートーヴェン「熱情」をききながら。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年11月24日(木)

2011年11月24日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、ジョージ・ハリスンの映画、
「GEORGE HARRISON LIVING IN THE MATERIAL WORLD」を、
見てきました。

休憩をはさんで、3時間半の長編でしたが、
もっともっと見ていたい感じでした。

待ち合わせて、ご一緒したのは、
伊藤銀次さん、小峰倫明さん、黒沢秀樹さん。

銀次さんは、
男ばかり4人で、映画なんて、高校生の時以来、と、
とっても楽しそうにしておられました。

映画、すごく良かったんです。

ま、僕たち皆、ビートルズ・ファンですから、
その思いを、共有しながら、わくわく見られたのも、
さらに気分を盛り上げるのでした。

ジョージの、気持ちを軽くするようなユーモアや、
愛情や、瞑想への理解の深さ、をあらためて、
実感できたし、ジョージの視点からのビートルズ、
ジョン、ポール、リンゴの見え方も面白かったし、
今まで見たことのない、すごい映像なんかも、
興奮でした。

と、
朝、ここまで書いて、万葉集の講座に行って、
帰ってきました。

ジョージの映画や、そのあとの4人での食事など、
また、あらためて、ゆっくり書こうと思います。

今日は、とってもいい天気で、温かな日射しの中を歩くのが、
気持ち良かったです。

巻十の、秋の歌。
鹿鳴を詠む歌から、蝉、蟋(こおろぎ)の途中まで。

鹿といえば、奈良朝中期以降、だいたい、鳴き声を詠むものに、
なっていったみたいです。

言えば、蝉も、こおろぎも、鳴き声ですね。

こおろぎの形や生態がどうだ、というような歌は、
ないでしょうね。

巻十のわりと、平凡な歌が続く中、
今日は、山部赤人の歌が、
柿本人麻呂の歌の模倣である、その理由について、
先生が考えられてることなども、聞かせていただけて、
興味深いことでした。

行き来の道々に、紅葉した木々。

次回は、もう、葉も散るころかもしれません。

12月になると、ライブやレコーディングで、
あちこち。

がんばります。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年11月23日(水)

2011年11月23日 00時00分01秒 | Weblog
今朝は、また、ベートーヴェン。

アシュケナージの演奏のレコードで、
「悲愴」を聞いてます。

ベートーヴェンというと、
そのずっと後の、
ショパンや、ドビュッシーや、サティなんかの、
ピアノ曲を聞いたことがある、例えば僕などが、
よく知らずに、単純に、一緒に考えてしまうと、
あの肖像画の印象も手伝って、
だいぶ硬くて怒ってるような感じに聞こえるかもしれないけれど、
ベートーヴェンの時代を思うと、当時、
同じような音楽家が、いっぱいいたにしろ、
ベートーヴェンは、やっぱり最先端で、
そこは、力強さもあっただろうけれど、
一方で、ものすごく繊細で、美しかったんだろうな、と、
このごろ、あらためて、思ってるところです。

チャック・ベリーが、
「ロール・オーバー・ベートーヴェン」という、
ロックンロールを作るわけですが、
あれも、ベートーヴェンだから、いいんで、
「ロール・オーバー・ドビュッシー」だと、
なんだか、ぶっ飛ばし感が、ないような気がします。

はぐらかされそうな。

「ロール・オーバー・大バッハ」だったら、また、
楽しそうですけど、でかすぎて、一緒に、
吹っ飛んでしまいそうですね。

12月29日の新宿ミノトール2でのライブで、
また、ちょっとピアノの弾き語りもしようと思って、
練習中なんです。

ライブには、モーメント・ストリングカルテットの皆さんも、
演奏に、来てくださいます。

年末の大忙しのときかもしれませんが、
12月29日、新宿ミノトール2で、
共に過ごしませんか?

詳細はこちら

心から、お待ちしてます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年11月22日(火)

2011年11月22日 00時00分01秒 | Weblog
今朝は、エディット・ピヒト=アクセンフェルトの
「J.S.バッハ:チェンバロ名曲集」のレコードを聞いています。

このあいだ、光田健一さんのライブに行った帰りに、
ベートーヴェンのピアノソナタ、8、19、20、23、が入ったレコードと一緒に、入手しました。

光田さんが、アンコールで、美しく弾かれた、
「悲愴」の第二楽章。

僕はCDで、何種類か持ってますが、
家に帰って、レコードで、聞きたくなりまして、
帰りに、新宿のディスクユニオン、クラシック館でもとめました。

アシュケナージの若いころの演奏で、
とってもいいレコードでした。

19番なんかも、奇麗な曲で、昨日、
だいぶ聞きました。

で、今朝は、バッハのチェンバロ。

光田さん、ライブで、トッカータとフーガニ短調を、
すこし弾かれましたが、
そこは、ちょっと楽しいコーナーで、
ネタバレになりますから、
ここには書けません。

思い出しただけで、だいぶ楽しいんです。

バッハの時代には、
ピアノはまだ、ごく初期の試作段階のものしかなくて、
オルガン以外の鍵盤楽器といえば、
チェンバロか、クラヴィコードということになります。

子供の頃にテレビで見た、
「キャンディーキャンディー」の主題歌のイントロの、
奇麗な音、チェンバロだと思いますが、
子供の頃は、なんの音だかわからずに、でも、
奇麗だな、と思ってたものでした。

女子が見るアニメを、男子が見るのは、
恥ずかしいんですが、
うちでは、妹が見てる、ということで、
僕も、たまたまそれを通りすがりに見かけたという、
いいわけができたわけです。

でも、「キャンディーキャンディー」は、
男子にも、人気があったはずです。

ま、それはおいて、
僕などは、のちに、ビートルズのレコードで、
チェンバロを知りました。

中学のころ、
「イン・マイ・ライフ」の間奏について書かれた、
記事を読んで、
チェンバロっぽく聞こえるけど、
あれは、ピアノの回転数を上げた音なんだ、と、
それで、チェンバロの名前を、
覚えたような気がします。

ビートルズの曲で、チェンバロが弾かれてるのは、
「フィクシング・ア・ホール」「ピギーズ」「愛こそはすべて」など、
けっこうあります。

ピアノともギターとも違う、キラキラした、華やかな、
それでいて、どこか素朴な音色が、
バロックな雰囲気をかもし出します。

「フォー・ノー・ワン」のバッキングは、クラヴィコード。
さらに素朴な、不器用な感じの音色です。

自分のことを、自分は、と言う、みたいな。

今朝は、チェンバロの音に、きゅんです。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年11月21日(月)

2011年11月21日 14時01分40秒 | Weblog
今日は、何の日かと申しますと、
1985年にThe東南西北がレコード・デビューした日なんですね。

バンドは、1991年に一旦解散しましたが、
今、また、少し動いています。

The東南西北は、
来月、僕、大池くん、清水くんの3人で、新録音をし、
来年、2月5日に、神戸チキンジョージで、ライブをします。
(ゲストに、モーメント・ストリングカルテット)。

入船くん、加納くん、とも、時々、連絡は取り合っていて、
録音やライブには、参加できないものの応援してくれてます。

新録音は、新曲も含まれていて、ニューアルバムとして、
制作しています。

詳細は、後日、発表できると思います。
待っててください。

そんな久保田洋司。

昨日、光田健一さんのピアノのコンサートに、行ってきました。

生ピアノ、一本。

一言で書いてしまいますが、
素晴しかったです。

オリジナル、即興、それから、
お客さんを、楽しくさせてくれるピアノと画像による演出。

すごい上手いし、光田さんとピアノとの一体感が、
とっても自然で、美しく、感動しました。

終演後、楽屋をたずね、
20年近くぶりで、光田さんにお会いしました。

同い年なので、勝手に、親近感も感じてます。

プロとして、25年ぐらいのキャリアって、
ステージでもおっしゃってましたが、
その、はじめの5年目あたりで、
僕は、お会いして、ご一緒してたわけです。

僕のライブで、何回かピアノを弾いてくださいました。

その時も、すでにすごかったんですが、
その後、20年近く、確実にキャリアを重ねてこられたんです。

その間、
僕が詞を書いたものに、光田さんが、音楽でかかわる、
という、間接的な接触はあったものの、
ここにきて、素晴しいステージを見せていただいて、
実際に、会って、握手など、
この再会、感激でした。

絶対、また、どこかに聞きに行きたいと、
思いましたよ。

また、ご一緒できる機会があったら、嬉しいな、と思います。

ピアノといえば、
僕も、10月のライブで、少しだけピアノを弾き、
12月も、また、弾いてみようと、猛練習中なんです。
なかなか上手く弾けなくて、苦戦してますが、
それは、12月29日、新宿・ミノトール2です。
詳細はこちら

ゲストで、
モーメント・ストリングカルテットの皆さんも、
演奏してくださいますよ。

毎年恒例となりました、12月29日のミノトール2での、
ライブです。
是非とも、いらしてください。

心からお待ちしてます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司