『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2010年6月4日(金)

2010年06月04日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、一日、万葉集の勉強会のノートの整理で、
先の明日香村での、中西進先生からうかがったお話の、録音ファイルを、
繰り返し聞きながら、さらに、聞き入っていたのであった。

途中で、僕が質問をしている声が聞こえ、
あれ、これ、誰だっけ、と。
自分の話す声を聞くのには、いまだに慣れない。

何回も、勉強会にうかがっていて、
ごくたまに、僕もなにか発言することがあって、
録音したものを聞けば、そのたび、
もうすこし、ハキハキしゃべらないと、これでは、
失礼であろう、と反省していたので、
今回は、ハキハキしゃべったつもりであった。

それでも、だいぶ、もたった感じの話し方で、
聞いていて、冷や汗が出てきたことであった。

先生のお話は、いつもとっても楽しいのである。
聞き返しながら、思わず声に出して、笑うところもある。

例えば、ある歌の、
妹(いも)が目を欲(ほ)り
というところで、
瞳の湖で泳がせてくれ、というような、
ある小説のお話をしてくださるのであるが、
その時に、
目に小さいゴミが入っても、とっても痛いのに、
男が入ったりしたら、大変ですね。
そこを、泳ぐなんて、アメンボじゃないんですからね。
などと、
この、アメンボ、というイメージが、なんとも、
かわいい、というか、面白くて、思い出すだけでも、
笑いをこらえる状態である。

一人、部屋にこもっているのであるから、
こらえる必要もないのであるが。

話は、まったく変わるが、
今朝見ていためざましテレビの、
ヤフー検索サイトによる、急上昇検索ワードランキングの上位に、
「努努」が。
これは、「ゆめゆめ」と読むのであるが、
「ゆめゆめ」は、一昨年の僕のアルバムのタイトルなのであった。

良いタイトルをつけた、と今も思っているのである。

洋司