『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2009年3月20日(金)

2009年03月20日 00時00分01秒 | Weblog
春分の日である。

夏至、冬至、春分、秋分の、
春夏秋冬を、はずして、
至々分々、
これを、
しじぶんぶん、と読んで、
シジブンブン祭、というのを、
1回か2回、やったことがあったのである。

アルバム「PIERROT」~「VOYAGE」のころだから、
1995~6年。

ライターでカメラマンのSさんの提案で、
プロモーション用の小冊子を作っていて、
その中の記事の一つとしての、「祭り」を、やろうと。

なにか、いい名前はないか、といわれて、
シジブンブンを考えた。

太陽とか生命とかに感謝する、みたいな、
そんな匂いがしなくもない、名前である。

太陽が、ふわっと昇ってくる感じをイメージして、
僕が、たまたま、なにかで見たことのある、
スフレっていう、ふわっと膨らむお菓子を、
作ってみよう、など、なんのコーナーだか、
わからないようなことになってしまったのであった。
原宿にあるタイの屋台をイメージしたというお店をお借りして、
マネージャーが汗だくで、作ってくれたのを、
懐かしく思い出すのである。

この冊子では、
御前崎にサーファーに会いに行って
僕もサーファーの格好をしたり、
芭蕉庵で芭蕉の格好をしたり、
尾道で坂道を歩いたり、
高校生の格好をして、ブランコをこいだり、
庭のきれいなお宅を突然たずねて、写真を撮らせてもらったり、
Sさんの思いつきは、楽しいものであった。

冊子って、そういう思いつきを実現する楽しさがあるなぁ。

僕のファンクラブの会報でも、
その頃は、マネージャーが、太宰治ゆかりの地に、
いろいろ連れて行ってくれたり、
カメラも持ってない僕が、カメラを持たされて、
「明後日写真館」っていう企画で、変な写真を撮ってきたものを、
作文付きで、手作りの冊子にしたりした。

今、ファンクラブの会報は、僕が、編集させてもらっているのであるが、
ライブやらイベントやらの、自分リポートが精一杯で、
あとは、前からやっている、
歌壇、漫画、小説、コラム、占い、みたいな、
新聞を真似たような、ことをずっとやっている。

ここらでまた、楽しい企画でも考えて、
面白い冊子みたいな会報を、作れたらなぁ、
などと、思ったりもするが、
しかし、次号の編集は、4分の3ほど、できていて、
「尾道万博」「ANDYの集い」「春の久保田洋司」など、で
一杯である。
The東南西北の動きもあるので、
この頃は、たまに、古い写真を載せたりもしている。

また、ファンクラブの野外企画とか、
尾道の映画館で、皆で、一日中、映画を見る、
みたいなことを、やりたいと、思ってもいるので、
ある。

洋司