小学館ウイークリーブック
「西洋の巨匠」の、ゴッホを、
いつも見えるところにおいていて、
発売からもう、一月あまりなにるが、
毎日見ているのである。
「糸杉と星の見える道」
「ローヌ川の星月夜」
「鴉の群れ飛ぶ麦畑」
など、とても好きで、
何度も開いて、見ている。
雑誌は、毎週出ていて、
一年間で50人の「巨匠」の、
名作、代表作を解説、紹介してくれる。
分厚くないし、むしろ薄くて軽いし、色もきれいで、
解説も易しくて、僕などには、とてもいい。
(美術館などで買う、分厚いのも、とても好きであるが)
全部じゃなくても、好きなのを、
集めてみたいけれど、
ゴッホを毎日、見ているだけで、
めくるめいて、
見ても見ても、まだ見たいのであるから、
これだけで今は、
なにか、見たい許容量みたいなものを、
越えているのである。
「アイリス」という絵の解説に、
葉と土の接点に引かれた赤い線が鮮やか。
と書いてある。
そう思って見だすと、もう、そこばかり、
ずーっと見て、
わけもわからず、すごいなぁ、などと、
独り言を言っているのである。
「オヴェールの教会」の深い青など、
解説には、画家自身の不安な心境や
聖なるものへの思いを反映させているかのようだ。
と、書いているけれど、
それも、いいけれど、
僕など、こういう深い青い空を、見たことがあるような気がする。
田舎の、真夏の、とてもきれいな空だったか、
青くて青くて、くらくらするような、
不安というより、喜び、憧れ、などに近い感じが心にある。
「燃え立つようにうねるタッチ」
と、書かれる、いつも躍動している感じ、
夜、きれいな星を見たときに、
わーというのと、同じような、
わーで、
口開きっぱなしなのであった。
万葉の、生命力のお話と、
こじつけようとしているところである。
洋司
「西洋の巨匠」の、ゴッホを、
いつも見えるところにおいていて、
発売からもう、一月あまりなにるが、
毎日見ているのである。
「糸杉と星の見える道」
「ローヌ川の星月夜」
「鴉の群れ飛ぶ麦畑」
など、とても好きで、
何度も開いて、見ている。
雑誌は、毎週出ていて、
一年間で50人の「巨匠」の、
名作、代表作を解説、紹介してくれる。
分厚くないし、むしろ薄くて軽いし、色もきれいで、
解説も易しくて、僕などには、とてもいい。
(美術館などで買う、分厚いのも、とても好きであるが)
全部じゃなくても、好きなのを、
集めてみたいけれど、
ゴッホを毎日、見ているだけで、
めくるめいて、
見ても見ても、まだ見たいのであるから、
これだけで今は、
なにか、見たい許容量みたいなものを、
越えているのである。
「アイリス」という絵の解説に、
葉と土の接点に引かれた赤い線が鮮やか。
と書いてある。
そう思って見だすと、もう、そこばかり、
ずーっと見て、
わけもわからず、すごいなぁ、などと、
独り言を言っているのである。
「オヴェールの教会」の深い青など、
解説には、画家自身の不安な心境や
聖なるものへの思いを反映させているかのようだ。
と、書いているけれど、
それも、いいけれど、
僕など、こういう深い青い空を、見たことがあるような気がする。
田舎の、真夏の、とてもきれいな空だったか、
青くて青くて、くらくらするような、
不安というより、喜び、憧れ、などに近い感じが心にある。
「燃え立つようにうねるタッチ」
と、書かれる、いつも躍動している感じ、
夜、きれいな星を見たときに、
わーというのと、同じような、
わーで、
口開きっぱなしなのであった。
万葉の、生命力のお話と、
こじつけようとしているところである。
洋司