ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪。奈良、和歌山県境のハイキング尾根道のダイヤモンドトレイルや紀泉アルプスを歩いた記録です。

ススキの穂揺れる岩湧山を越えて熊笹生い茂る南葛城山へ 2014年9月18日

2014-09-21 12:37:47 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

今日は少しロングコースを歩いた。 

岩湧山を乗り越えて その南側の山、大阪府最高峰の山 南葛城山(922m)へ行った。 

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9月20日の朝の朝日放送テレビ番組で「今日は大阪府最高峰の金剛山へ登ります」という番組で 何回も繰り返し「金剛山は大阪府最高峰」といっていたけど、公共のテレビで あんな間違いを放送したら駄目です。 

金剛山は奈良県御所市にある山で、大阪府千早赤坂村は ロープウエーの駅舎の少し上までです。

そもそも金剛山と言う名前の山はありません。金剛山系の湧出岳、葛木岳、大日岳はすべて奈良県御所市で、大阪府最高峰は「南葛城山」です。 

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ピンクのラインが歩いたコース。岩湧の森駐車場から「急坂の道」で岩湧山山頂へ。それを乗り越えて「平野」から千石谷林道の大滝へ。川を渡り経塚巡礼道を上り南葛城山へ。

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1

まず「急坂の道」を歩いて岩湧の山頂へ。約1時間強だ。

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2

山頂からはススキの穂が揺れる向こうに「金剛山」が見えるが かなり霞んでいる。今日は空中の煤煙やゴミが多そうだ。

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3

山頂広場には沢山の人がいるようだ。

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ススキの穂の間に丸葉萩の花が咲いていて 彩りを添える。

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5

広場に到着したがそのまま歩く。

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6

ダイトレをそのまま滝畑方面へ歩く。

ススキの穂の中に所々白い花が咲いている。

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白い花は野紺菊の白い種類だ。

名前は「白嫁菜」 別名山白菊ともいう。

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あちこちに咲いている「葉場山火口(はばやまぼくち)」の向こうに今日の目的地「南葛城山」が見えてきた。ここから2時間半くらいかかる。

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平野が見えた。あそこでダイトレと分かれる。

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平野に着いた。ススキの山を振り返る。

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夏草が生い茂り、私のつけた分岐標識や ビニールテープも草に埋もれている。今度整備しよう。

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戦後管に林道へ降りる道の途中に 一箇所だけ危険な箇所があるが、親切な人がロープを張ってくださったので 大いに助かる。

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千石谷林道へ降りて、少し下ると「大滝」がある。滝畑地区の「滝畑四十八滝」の中で最大の滝だ。

ここから少し上手に 川を渡るポイントがあり、そこを渡って経塚巡礼道を登る。川を渡るポイントには 私が取り付けた「葛城経塚二十八宿第14番南葛城山」という約30センチ角の標識がぶら下がっているのですぐに分かります。

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川を渡り急坂の巡礼道を登りきると尾根に出る。私がつけた「南葛城」への小さな標識はまだ健在だった。ここからの尾根道も長くて急だ。

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尾根道を進むと大阪湾方向から黒雲が広がってきた。雨が降るかもしれないが逃げようが無いので 急いで進む。

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山頂に近づくと、巡礼道はとんでもないことになっていた。信心深い地元の方が毎年笹刈りをしてくださるのだが、今年はまだのようだ。熊笹が私の背の高さくらい伸びて 道が分からない。

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とにかく熊笹の葉を掻き分けて突き進む。

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頭の上に私がぶら下げた 大滝への案内標識がぶら下がっているので、道は間違いないようだが、凄い藪こぎだ。

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見覚えのある広場に出た。右前方が山頂で、左前方が経塚だ。

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笹の向こうに経塚の祠の屋根が見えてきた。やれやれだ。

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無事に着いたことを経塚のお不動さん、役行者さんにお礼する。

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南葛城山山頂到着。いつものように貸切状態だ。遅い昼食をとる。

10時半に歩き出して14時半だ。4時間かかった。山を一つ越えてきたので当然かもしれない。

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昼食後、もと来た道で経塚まで引返し、巡礼道と分かれてダイトレ方向へ進む。

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こちらの方も藪は凄かったが 巡礼道のようなことはなかった。すぐに道は広がる。

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真新しいぴかぴかの看板が立っていた。こんな看板を誰が読むのだろうか。

そんなことより、笹刈りをしてほしいものだ。

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しばらく歩くと林道に出るが、すぐに山道に入り、二度目の同じ看板で林道に再び入り、その林道を歩いていく。

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いつものように「山ノ神さん」に お参りしていく。

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このゲートを通ると少し近道で、千石谷林道へ出れる。そこを右へ登ると「ダイトレ五つ辻」へ出れる。

林道をそのまま歩いていくと 少し先で「ダイトレ南葛城分岐」へ出れる。そこからダイトレを少し引返すと 「ダイトレ五つ辻」だ。

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五つ辻到着。

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ダイトレと分かれて右分岐して「岩湧の道」へ

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「岩湧の道」の展望台へ戻ってきた。もう少しだ。

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岩湧寺に帰ってきた。やれやれだ。

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南葛城山周辺で見た花

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曙草

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ピンクの「継子の尻ぬぐい」

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釣船草と水引の競演

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溝酸漿(みぞほおずき)

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夏の花「野薊」が終わると 今度は 秋の花 「野原薊」

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歩行時間 往路 4時間 お昼休憩30分 帰路2時間半

合計7時間だった。10時半に歩き出して 駐車場帰着は17時半だった。

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岩タバコ満開の涼しい谷筋を詰めて金剛山へ 2014年8月7日

2014-09-10 23:52:47 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

7月21日に梅雨明けしたはずなのに、もう10日以上も毎日雨の予報続きだ。おかげであまり遠くの山へ 遠出ができない。過ぎ去った台風の余波と、近づく台風11号のせいだ。早く過ぎ去ってほしいものだ。

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今日は雨の予報だが、じりじりと真夏の太陽が照り付ける林道を歩く。

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やがて涼しい木陰の谷筋の林道へ入る。

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歩き出して30分もすると、やっと谷筋の山道に入る。

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滝をいくつか超えて行く。ひんやりとして気持がいい。

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梯子や階段が続く。これらはみなボランティアの方たちの賜物だ。以前お会いした川上さんたちの仕事だ。感謝しながら進む。

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やがて危険な岩場に差し掛かるが、鎖やロープがフィックスしてあり、安心だ。このあたりで岩タバコが群生していた。

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タバコの葉に似ているというのが、名前の由来らしい。真夏に谷筋で咲く。

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しかし花はタバコの花とは全く似ていない。

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タバコの花はピンク色で、南の島を放浪していたときに沢山見てきた。

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岩タバコは「岩タバコ科」でタバコは「茄子科」で全く違う種類の植物だ。

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岩タバコの群落が過ぎると、谷へ下りて歩くが、分岐が何箇所か出てくる。

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谷筋には何箇所か分岐があるが、よく見ると踏み跡やペンキの→が付いている。

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やがてお花畑に出た。春には「一輪草」、「二輪草」、「九輪草」などが咲いていたが、今は花は何も咲いていない。沢山の小道が分岐合流している。

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どの小道を辿っても上ではひとつになる。

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最後の急坂を登れば、山頂広場に出る。木陰で食事をしている人が何人か居た。

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右から「千早本道」が突き上げてきて合流する。沢山の人が上ってきた。

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食事の前に 金剛山転法輪寺へお参りする。

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そこへ修験者の方がやってきて、ほら貝を吹き始めた。さすがに ほら貝は上手だった。

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山頂のうどん屋さんで昼食のあと、国見広場へ行ってみた。

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金剛山の上は青空が見えているが、大阪平野は真っ黒な雲に覆われている。

あの雨雲が こちらに来そうなので足早に下山した。

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この日見たその他の花

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山頂付近は姥百合が沢山咲いていた。

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「見ごろ(花)が終わった頃、葉(歯)が無くなる」 なんて、女性に対してあまりにも失礼な命名だ。

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小さくて かわいい秋の花「盗人萩」がもう咲いていた。この花の実が盗人の足跡の形をしているというのだが、「 盗人の足跡」がどんなものか私には想像も出来ない。

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草紫陽花のピンク。花火のようできれいだ。

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こちらは白い草紫陽花。

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小藤空木の花は藤の花に似ているところから付けられたらしい。

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梅雨明けの猿子城と蔵岩を歩く 2014年7月22日

2014-09-10 23:52:11 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

関西は昨日7月21日に梅雨明けしたと発表された。

早速今日は滝畑から猿子城山を経由して槇尾山(捨て身ヶ岳)、蔵岩を歩いて 施福寺へ行きダイトレを歩いて滝畑へもどった。

しかし施福寺の坊主にとんでもない嫌がらせを受けて、情けなくなった。 

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Name

ピンクのラインが往路、ブルーが復路を示す。

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滝畑の集落の中を歩く。この道もダイトレーダイヤモンドトレイルになっている。

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恐ろしく古そうな看板が架かっている。

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約40分でボテ峠到着。この分岐点で 私が今までに取り付けた 標識や、目印のテープがまたしてもはがされている。恐らく滝畑の村民によるものだろう。今までに何十回と 取り付けた標識やテープだが、樹木を痛めているわけではないが、滝畑村民の誰かには 気に食わないらしい。

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新しい標識をつけて、ピンクのテープも沢山道中に取り付けた。これも今までに何十回も繰り返された 嫌がらせだ。

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急坂を約45分で猿子城山山頂に到着。

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山頂には手作り標識が沢山かかっているが、村民にはこれは よいらしく、撤去されることはない。

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周りの景色は、霞んでいてほとんど見えない。

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そのまま直進すると、山を降りて「十五丁石地蔵」に到着する。この道は巡礼道なので、十五丁とは 施福寺まであと十五丁(約1.5キロ)という道標のお地蔵さんだ。

ここで休憩していた方とお話しすると、この方はこれから私と反対周りのコースを歩く予定だそうだ。また道中で合いましょうと分かれた。

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私もお地蔵さんの前で少し休憩した。

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槇尾山へ向かって歩き出す。この道は「西国巡礼古道」と名前がつけられていて、その昔から 紀州粉川の粉川寺から施福寺への巡礼街道だそうだ。

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植林も無く、きれいな自然の森を歩く。

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五つ辻への分岐も過ぎる。この道は別名「桧原超え」とも呼ばれている。

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左奥に岩湧山、右手に先ほど越えてきた猿子城山が見えている。

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巡礼古道と分かれてこのポイントで 左上に分岐して「槇尾山」へ向かうのだが、ここでの標識も何回取り付けても 外されてしまう。まさか滝畑村民がここまでしつこくやってくるとは思えないので、これはこのあたり和泉市の地元民の仕業だろう。新しい分岐標識とテープを取り付けた。これも10回ちかくなる。

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槇尾山到着。別名「捨て身ヶ岳」ともいう。

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先ほどの分岐点では 手作り標識は何度取り付けても外されるが、山道に入ると 立派な道標が何回も出てくる。山頂の標識も立派だ。

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山頂からは大阪湾方向はほとんど霞んで見えない。この山頂でお昼の休憩とした。

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昼食後蔵岩へ向かう。私が取り付けた分岐標識は誰かにより撤去されていた。

しかしこの時点ではまだ分からなかったが、どっちへ進んでも施福寺の坊主により、登山道は封鎖されていたのだ。

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蔵岩に到着。ここはロッククライミングの人々の人気のスポットで、沢山のハーケンが 岩に打ち込んである。

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施福寺の屋根が足元に見えている。

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振り返ると先ほど超えてきた槇尾山がすぐそこに見える。右奥は猿子城山だ。

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今日は霞みがひどくて、ここからも海は見えない。

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私が取り付けた ここの分岐の標識も撤去されていた。後で分かるのだが、施福寺の坊主が撤去したのだ。この道を下で封鎖しているのだ。

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強烈な急坂をどんどん下りるが、ほとんどロープがフィックスされている。親切な槇尾山の常連さんたちがフィックスしたのだという。

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急坂を下りると なんと山道に「立ち入り禁止」の標識がある。今まで無かったものだ。以前から寺の坊主が この道に障害物を置いたりしていたので、ぴんと来た。寺の坊主がやったのだ。

標識は無視して進む。ここは登山道なのだ。寺の中の道ではない。

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なんとしばらく進むと行く手に枯れ枝が山積みになっている。仕方が無いので これを超えていく。

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乗り越えてみると、今まで通れていた道に 枯れ枝や残財が山のように積み上げられていた。施福寺の坊主はとんでもないことをするもんだ。

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この後でさきほど十五丁石地蔵でお会いして、私と逆周りしていた常連さんに再会したので聞いてみると 「施福寺の住職が この建物の周りを 登山者が歩くのが気に食わないらしく、こんなことをした」のだそうだ。

こんなことをするなんてもはや「宗教家」ではなく、単なる金儲けの亡者だ。ブッダは「物欲を捨てなさい」と教えているのに。境内のあちこちには「寄進と寄付の募集看板」が立っている。

悩める人々をいつでも受け入れるのが、宗教施設でそのために無税の恩典があるというのに。罰当たりの坊主め。

ここの住職が死んで入れ替わらないと この道は開放されないのだろうなあ。先ほどの常連さんは、抜け道を作っていたのでそっと教えてもらった。まったく、くそ坊主め。

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施福寺境内に行くと、以前は登山者やハイカーそれに参詣者が憩うテーブルと椅子があったのに、これも撤去して柵がしてある。くそ坊主め、とんでもないことをしてくれたわ。

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茶店もこの寺の坊主が追い出したらしい。フォーク歌手の高石友哉などがコンサートした茶店、ここでうどんを食べるのが楽しみだったのに。

あのくそ坊主にとっては、寺に寄進、寄付する人は寺の上得意様、それ以外の人はゴミ扱いだ。ブッダも空海もびっくりだ。空海はこの寺で出家したというのに。

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境内から見る岩湧山も霞んでいた。さあこんな寺に長居は無用だ。

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ダイトレを歩いて 滝畑へもどる。

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昔の施福寺の遺構があちこちに残っている。昔は大きなお寺だったという。

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どんどん山を下って追分に到着。木の橋が新しくなっていた。大阪府の税金で作られた橋だ。こんな使われ方をするなら「府民税」も生きてくるというものだ。

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番屋峠に到着してびっくり。この間まで腐った木の杭にボロボロに錆びた鉄条網が張ってあったのだが、亜鉛めっきでピカピカ光るポールに真新しい鉄条網だ。山林関係者が大阪府にねじ込んで 税金で作らせたのだろう。またしてもイヤーな気分になる。

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番屋峠からまたしてもどんどん下り、小さな源流を横切る。この後またしても急なのぼりが始まる。

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ボテ峠に帰着した。やれやれだ。

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何回取り付けても すぐに滝畑の変人村民に外される標識の代わりに、木の表面に直接分岐表示を書いた。これなら当分大丈夫だろう。

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滝畑に帰ってきた。9時40分にスタートして、15時40分だ。1時間のお昼休みを挟んで5時間の縦走だった。

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梅雨明けしたとは言え、関西には雨はほとんど降らず この梅雨の降雨量は例年の半分以下だという。 滝畑ダムの底も干上がり、大変なことになりそうだ。

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この日見た花

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山の中で白く光る「糊空木」の花。あちこちで白く輝いていた。

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ピンクの花 調べているけど不明です。葉が丸くて硬いのが特徴なのだが。

※撫子の仲間で「虫取り撫子」のような気がします。

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斜面一面に咲いたオレンジ色の花。

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籔萓草(やぶかんぞう)の花だ。

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歩いた記録

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実際に歩いた記録。

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高度と距離の記録。

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万葉の森から二上山を経て当麻寺まで 2014年6月24日 その1

2014-09-10 23:51:16 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く
その1 万葉の森から二上山を越えて當麻寺へ

大阪府河南町の「万葉の森」駐車場(大阪府河南町)に車を止めて、二上山(雄岳と雌岳)を経て當麻寺(奈良県葛城市)まで往復した。 

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ピンクのラインが往路でブルーのラインが復路を示す。

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平日ではあるが、河南町万葉の森駐車場(無料)はほぼ満車である。ただし国道の反対側にも第二駐車場があると看板には書いてあった。

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いろいろコースがあるが「鹿谷寺」(ろくたんじ)跡を見ていきたかったので、こちらのコースを登った。

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ここはもともと石切り場だそうで、飛鳥時代に飛鳥へ古墳用の石材が大量に切り出され、運ばれたという。この鹿谷寺も 石を切り出した跡に出来たそうだ。

線描の磨崖仏があるそうだが、風化してよく見えない。

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露出した凝灰岩の上を歩く。階段が切ってあり歩きやすい。

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二つ目の展望台(ただの岩盤)に来た。

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河内平野は何とか見えるが、その先はほとんど霞んで見えない。

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ダイトレに出た。ここからは尾根道だ。

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ダイトレを歩く。新緑がきれいだ。

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このポイントで ダイトレは左分岐して「屯鶴峰」(どんづるぼう)へ向かうが、私は分岐せず、ダイトレと別れて そのまま直進して「馬の背」へ向かう。

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あちこちに「笹百合を採らないで」と書いてあるが、この山の笹百合はめっきり減った。盗掘か、それともイノシシが大好きな百合根を食べたか。

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馬の背に到着。沢山の人が休憩している。ここは雄岳と雌岳の中間地点で、ちょうど「馬の背中」のようになっている。

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小休止の後、雄岳へ向かう。平日ではあるが、老若男女沢山の人が雄岳へ向かっている。

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雄岳山頂到着、二上山神社がある。葛木坐二上神社(かつらぎに います ふたのかみじんじゃ)とも呼ばれる。要は神が二柱祭られていて、荒御霊(あらみたま)が布都御魂(ふつみたま)で和御霊(にぎみたま)が大国御霊である。

布都御魂は物部氏の守り神であり、もともと石上神社で神宝として祀られていた「剣」で、神武東征の折熊野山中で大活躍したという物部族の作り話に出てくる剣である。つまり物部の祖の徐福すなわちスサノオのことと思われる。

大国御霊は もちろん大国主の御霊で 徐福らに殺されて その後たたりを恐れた物部の子孫共が ヤマトのあちこちで祀った御霊である。

つまり殺した方と殺された方の両方が祀られているという風変わりな神社だ。詳しくは別のブログに載せようと思う。

※「古代出雲王朝ゆかりの地と神話を尋ねて」

http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/kodaiizumo/

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葛城経塚二十八宿の第26番経塚「二上山」は二上神社の隣にある。数年前に設置した経塚案内標識は まだ無事だった。よかったよかった。久しぶりにお参りしたので 周りの邪魔な枝を伐採した。

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雄岳山頂の少し離れた場所に「大津の皇子」の墓がある。強欲な持統女帝がわが息子を帝位に就けたいが為に、その息子の最大のライバルの大津の皇子を無実の罪を着せて殺害した。大津の皇子は 悲劇の皇子だ。

コンパスで計ると お墓は真西を向いている。真東は「大和盆地」で当時の都なので、やはり祟りを恐れて 西を向かせたのだろう。

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雄岳を歩いていると、一人のおじさんが登山道を外れて山に入っていくので後ろを付いていった。すると展望休憩所があった。登山道からは全く見えない場所だ。その方にお話を聞くと、この休憩所を通っている山道は「道の駅當麻」に続いていて、この道が好きなかたがたが集まって、休憩所を作られたという。

こんな大きな材木を運ぶだけでも大変だ。私も少し休憩させていただいた。

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休憩所からみた雌岳。次はあそこの山頂へ行く。

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雌岳直下の休憩所は沢山の人がお昼を食べていたのでそのまま素通りして山頂へ。

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雌岳山頂の日時計は 正確に11時30分を指していた。ここのベンチでお昼ご飯を食べることにした。

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お弁当を食べながら、雌岳山頂から雄岳を望む。

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ダイトレの山々も見える。手前が岩橋山、その向こうの鉄塔が見えているのが大和葛城山 、その右奥に霞んでいるのが金剛山だ。

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大和盆地と大和三山は霞んでいて良く見えない。

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24

昼食後 馬の背へ歩き三回目の到着。ここで 祐泉寺へ分岐して下る。

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25

よく整備された階段の道だ。周りは自然の森ですがすがしい。

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岩盤むき出しの場所にも ステップが切ってある。大変な労力だったろうなあ。でもこの山で 石を切り出して、飛鳥へ運ぶ方がもっと大変だろう。

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27

祐泉寺に到着。そのまま境内を通り過ぎる。

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28

門を潜って そのまま下山する。

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29

大きなお地蔵さんが立っていらっしゃる。きれいなお花がお供えしてある。

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30

道はいつの間にか、コンクリートの舗装道路になっていた。そのままどんどん下る。

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317

釣堀がある。この強い日差しの中でじっと 動かずに「ウキ」を見つめているなんて大変で 私にはまねが出来ないと思うが、向こうからこちらを見れば 「この暑い日差しの中をテクテクと山道を歩くなんて 馬鹿じゃないの」と思っているかもしれない。

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傘の形をした「傘堂」を過ぎる。郡山藩主の菩提を弔うため、付近の農民が立てたものらしい。奈良県の文化財になっているそうだ。

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33

當麻寺黒門(北門)に到着。

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34

當麻寺到着。大きなお寺だ。

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その2へ続く

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万葉の森から二上山を経て当麻寺まで 2014年6月24日 その2

2014-09-10 23:50:48 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く
その2 當麻寺から岩屋峠を経て万葉の森へ
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蓮池に「中将姫」が立っている。「中将姫伝説」は後世に作られたお話で、室町時代に世阿弥の謡曲、江戸時代には近松の小説で「継母の継子いじめ」の話が面白おかしく作られて全国的に大ヒットしたという。

中将姫にちなんだ 「名所」も各地にあり、この寺の隣の 石光寺(しゃっこうじ)にも中将姫が 蜘蛛の糸で曼荼羅を織ったときに糸を染めたという井戸があり、またうまくだまされて岐阜県の山奥まで「中将姫請願桜」を見に行った 馬鹿もいる。(私のこと) この岐阜県の山奥のお寺(願成寺)ではなんと「婦人病に大変ご利益がある」とまで うたわれていた。どこのお寺も観光の目玉が欲しいんだなあ。

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この大きなお寺には 五重塔が二つあり、こちらは「西塔」である。

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こちらは東塔であり、二つの塔がそろって残っている寺院は全国的にも珍しいという。ちなみに薬師寺の西塔は「白鳳時代」のものだが、東塔は最近再建されたものだ。

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境内からは二上山が良く見える。左が雌岳で右が雄岳だ。さあぼちぼちまたあの山を越えて行こうか。

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お寺の一室では 女性が写佛をされていた。

※嘘です。お寺の写経と写佛の募集ポスターを写真に撮りました。

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帰路には當麻山口神社の参道を行く。

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本殿にお参りをしていく。

祭神は「ニニギノ尊」と「この花咲くや姫」とある。古事記に言う「ニニギノ尊」は第二次東征を開始した九州築紫の都万王国のイニエ大王のことで 南下して薩摩の地で阿多津姫(古事記ではこの花咲くや姫)と出会い 二人の間に生まれた皇子がイクメ王で 実際にはイクメ王が第二次東征して イコマから大和に入り、大和政権の基を作ったのだ。

第一次東征群の子孫たちが作った磯城王朝の彦ミチウシらがイクメたちの侵入を頑強に抵抗して イクメらは長くイコマ山中にとどまったとされる。それでイクメらがとどまった山をイコマ山と名づけられたという。

つまり徐福(スサノオ)の子孫のイニエ大王と薩摩の阿多津姫を祀っているのだ。

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ため池の横を通るとなにやら大きな鳥がいた。名前は分からないので今度調べてみよう。

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正面に二上山を見ながら歩く。次第に登りがきつくなる。

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きれいな公園の中を通っていく。往路はこの右手の舗装道路を下ったのだ。

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祐泉寺の分岐で左の「岩屋峠」へ進む。往路は右手の「馬の背」から降りてきたのだ。

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登り返す山道もよく整備されている。

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水場も作られていて、のどを潤して小休止する。

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岩屋峠に到着。やれやれだ。これでもう登りはなくなった。

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岩屋峠の分岐。ここをダイトレへ下る。ちなみに右へ登る山道は直接ダイトレの「竹之内峠」へいけるので、どこかの山岳会が間違って「ダイトレはこちら」と標識をつけているが、ダイトレではない。

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峠のすぐ下が岩屋で ここも石切り場の跡らしい。

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柵の奥には磨崖仏があるのだが、風化してよく分からない。

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ダイトレを下る。この休憩スペースの奥に石切り場跡があるので覗いてみる。

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ここで大量の石を切り出して飛鳥へ運んだそうだ。

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更にダイトレを下る。舗装道路だ。

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ここでダイトレと別れる。

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万葉の森駐車場に帰着した。左の道は国道166号線ー竹之内街道で、ダイトレはこの国道を歩いて竹之内峠まで行く。岩屋から直接竹之内峠へ行く山道があるのに。

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実際に歩いた記録 その1 駐車場から祐泉寺

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実際に歩いた記録 その1 祐泉寺から當麻寺

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実際に歩いた高度と距離の記録 累積高度は640m、距離は約10km

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この日山道で見た花

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岡トラの尾は雌岳周辺で満開に近かった。

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ホタルブクロも山道のあちこちで袋を垂れていた。

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山の中で紫式部の花を何箇所かでみかけた。きれいな紫色の実が付く木だ。

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