ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪。奈良、和歌山県境のハイキング尾根道のダイヤモンドトレイルや紀泉アルプスを歩いた記録です。

明王寺の長い石段を抜けて不動山からダイトレへそして神福山へ 2016年9月15日 その1

2016-09-18 22:29:38 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く
先日テレビで放映している「日本二百名山一筆書き踏破」という番組を見ていたら、
なんと私の家の近所の金剛山を放映していた。

誰が何を基準にそんな山リストを決めたか 全く理解できないのであまりこの手の番組は見ないけど
日帰り登山の私には 絶対に行けそうも無い後立山の「奥大日岳」などが二百名山に
入っているらしいのは まだしも 私の百名山に堂々入っている「蝶ヶ岳」は入っていないのです。

そしてこんな低山で里山の金剛山が入っているなんて 益々不可解です。

その番組の中で田中陽希さんは 和歌山県橋本市の明王寺の石段を登りダイトレへ出てダイトレから
金剛山へ登っていました。もちろん 金剛山という名の山はないので 最高峰
葛木岳の中の葛城神社がゴールでした。

※葛木岳は神社神域の為入れません。境内は標高1110mほどで葛木岳は1125mです。
 またこのコースの標準コースタイムは3時間半ですが、田中陽希さんは半分以下で歩いています。

久しぶりに私も明王寺の石段と 不動山巨石群を歩いて見たくなりました。
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明王寺石段から不動山、神福山へ その1
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地図を見ていたら 紀見峠を越えてすぐの 橋本市柱本から横手八幡神社を経て妙往時のある杉尾へ行く
山沿いの小さな道があります。その道をバイクで行きました。
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柱本地区芋谷に有名な棚田がありました。(私は始めて知りましたが)
とてもきれいでした。

それから暫く進むと 道は非常に荒れて 雨水で大きくえぐれて バイクでは進めなくなりました。

棚田に戻り 作業していた方に聞くと「林間田園都市駅前から都市計画道路を走り城山台4丁目の
交差点の次の信号から農免道路に入ると 杉尾への標識がでてるよ」と親切に教えてくださいました。
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農免道路の ここから杉尾集落へ入れます。
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立派な駐車場とトイレがあります。ここへは過去一度 河内長野市天見の文田谷からダイトレへ登りダイトレを杉尾峠から
ここへ降りて往復したことがあります。かなりの距離でしたけど。
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駐車場から歩いていくと 明王寺がすぐ見えてきます。
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マピオンの地図です。明王寺の石段がちゃんと表示されるほど長い石段です。
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境内のこの場所から石段が始まります。
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長い階段が続きます。最初は石段ですが途中から丸太風のコンクリート階段です。
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途中に休憩ベンチもあります。
田中陽希さんは「いつもと違う筋肉なので疲れますね」と言いながら登っていました。
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降り返ると杉尾集落があんなに小さく見えます。
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ここで回り道と合流します。階段が苦手な人は 回り道をゆっくり歩いて来れます。
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最後は石積みの階段になりました。
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休憩所があります。前回はこの中でお弁当を食べました。
この建物は 地元のボランティアで立てられたそうです。
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このあたりは「不動山巨石群」と呼ばれる巨石地帯だそうです。見上げると巨石の元に三つの祠があります。
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手水で手を清めてから 祠に参拝します。
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お参りしてから出発します。金剛童子、不動明王、八大竜王と山岳修験の神々が祭られています。
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ダイトレへの登山口です。2.1キロと書いてあります。
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いきなり急登が始まりますが、陽希さんが仰ったように やはり普通の山道のほうが石段より登りやすいです。
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杣道が数箇所分岐していますが、標識がしっかりしていますので安心です。
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暫く尾根道のアップダウンを繰り返すと
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広場に出ました。
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ここが 不動山山頂らしいですが、眺望は全く効きません。標高は約600mです。
巨石群の登山口から ダイトレまでの丁度中間地点です。
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それからもアップダウンを繰り返して ダイトレへ残りの1キロを歩きます。
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ダイトレに出ました。標高は700メートル前後で 不動山より約100m登ってきました。
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合流点から少し歩くと
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行者杉に出ました。
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奈良県五條市の市街が見えます。登って来たのは 和歌山県橋本市です。
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役行者堂に参拝してから
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いつものように隣の小屋で食事させていただきます。
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食後ダイトレを金剛山方向へ進みます。
途中広場があり「城屋敷跡」と書いてあります。このあたりは楠木正成の勢力範囲で 大和の五條をにらんだ
この地に出城を設けたようです。
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大坂から奈良県五條市へ抜ける国道310号線の金剛トンネルの真上を通過します。
トンネル脇の登山口からも ここへ10分ほどで登ってこれます。
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その2へ続く
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明王寺の長い石段を抜けて不動山からダイトレへそして神福山へ 2016年9月15日 その2

2016-09-17 10:02:40 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く

明王寺石段から不動山を経て神福山へ その2
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そこから暫くは丸太階段の急登が始まります。
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急登を暫く登ると神福山の分岐があります。
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神福山山頂です。残念ながら見通しは全くありません。
そして葛城経塚二十八宿の第十九番「神福山」経塚があります。
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5年ほど前に祠がひっくり返って千木が取れた居てのを ビスと針金で取り付けて祠を固定しました。
5年もよく持ちこたえています。
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神福山をそのまま通り抜けると 再びダイトレに合流します。
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ダイトレを引き返します。前方に神福山への分岐点が見えてきました。
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行者杉に戻ってきました。神福山へ行きは25分、帰りは15分 計40分強の往復でした。
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ダイトレを引き返し、不動山から登って来た合流点を過ぎます。
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合流点からダイトレを30分ほど歩くと 杉尾峠に到着です。
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ここでダイトレと分かれて杉尾集落へ降ります。
道は 猪と大雨に掘られて凄い事になっています。
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暫く歩くと舗装林道になりますが 全然使われていないので 歩くのも大変です。
ここも猪の天下です。
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視界が開けてきて暫く歩くと
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杉尾集落に出ました。
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農家の庭先を歩きながらお寺に向います。
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ここの集落は「古代米」栽培で有名です。
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たまたま通りかかった オバアに訪ねると この田圃を教えてくださいました。
このあたりが古代米らしいのですが、私には見ても普通のお米との違いが分かりません。
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村の毘沙門天様を過ぎると
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ようやくお寺ー明王寺に戻ってきました。
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バイクを停めた駐車場に戻り やれやれです。
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歩いた記録です。スタートは11時20分、帰着は15時20分。お昼休みを入れて4時間の歩行でした。
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歩いた距離と高度差です。高度差は約500m、歩行距離は約9.5キロでした。
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この日出会った花々
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薄荷
ミントの和名が薄荷です。道のあちこちに咲いていました。
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水引
お祝い事に用いる「みずひき」に姿が似ているから名づけられたのはすぐ分かります。
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金水引
この花はバラ科の花です。一つ前の写真の水引は納得できますが、この金水引は 水引とは似ても似つかない姿です。
しかも金色ではなく、黄色だし。理解不可能な名前です。こんなアホな名前がまかり通るのが不思議です。
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紅花ゲンノショウコ
ダイトレ沿いにはなぜか 紅花の現の証拠が多く、一般的な現の証拠の白は少ないように思います。
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男郎花(おとこえし)
黄色い花の女郎花(おみなえし)の白いバージョンがこの花です。
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釣り舟草
山道のいたるところで満開でした。
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狐の孫
変な名前ですが 名前の由来は調べても分かりません。小さな花で 老眼で見つけるのは大変です。
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秋チョウジ
この花の形が丁の字の形をしているからだそうです。
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秋の田村草
実際には梅雨明け頃から咲き出して秋本番の頃には終わっています。田村草の意味も調べたけど不明でした。
ちなみに田村草の花言葉は「あなただけが好き」だそうです。
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アケボノ草
花びらの先端の斑点を「夜明けの星」に見立てた名前で 山野草の中では 綺麗なロマンチックな名前で
私の好きな花のひとつです。そしてこの花を見ると 秋を感じます。
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盗人萩
この花も理解不能な名前です。かわいらしい花なのですが、種子が盗人の足跡の形だそうです。
盗人の足跡ってどんなものか 教えて欲しいわ。
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禎祥草
一見 亀甲白熊(きっこうはぐま)や高野箒(こうやぼうき)に似ています。
しかし足元の葉っぱの形が違います。禎祥の意味も調べたけど不明でした。
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秋の味覚
山道に落ちていたので数個拾って帰り、湯がいて食べました。おいしかったなあ。
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