ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪。奈良、和歌山県境のハイキング尾根道のダイヤモンドトレイルや紀泉アルプスを歩いた記録です。

雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その1  2023年1月31日

2023-02-02 23:08:42 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く

去年末に猛吹雪の山旅に出かけて 風邪をひいたのか 正月に寝込んで1月は

ほとんど家で ゴロゴロしたり、寝て過ごしました。

1月末に裏山の岩湧山を歩き出して少し元気が出て 1月も末になり

ようやく金剛山を歩く気になり 出かけました。

金剛山は雪が10センチから20センチくらいあり、雪歩きと霧氷、氷瀑が楽しめました。

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雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その1 

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いつものように 国道309を水越峠下で分岐して 旧国道へ入ると全面凍結してつるつるでした。

み図越峠駐車場へ向かうと 駐車時用すぐ下で ごつい車が止まっていて動きません。

上から降りてくる車も上で止まってにらみ合いしています。

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しばらく車の中で待っていましたが

全然動く気配がないので 歩いて見に行くと 軽自動車のおじさんが雪道の上でジャッキアップして

タイヤチェーンを取り付けようとしています。私が「どうしました?」と聞くと ごつい車の

いかにも 怖そうなおじさんが「ワシはスタッドレス履いた四駆に乗っていても滑るのに なんで

こんな道をノーマルタイヤで登ってくるかなあ」、「もっと手前でつるつる滑った時点でなんで

チェーンをつけなんだかなあ」、「坂道でジャッキアップするなんて一番したらアカン事やけどなあ」

などと その軽のノーマルタイヤのおじさんに がみがみかみついているところでした。

その軽のおじさんはかわいそうに黙って黙々とチェーンを付ける作業をしている最中でした。

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ちょうど右前輪のタイヤにチェーンがハマったので そのおじさんがかわいそうになり

「悪いけど その車を左に寄せてもらえますか。私が後ろを押しますから」と言うと

そのおじさんは「すみません、もうしわけありません。今寄せます」と言っていったんバックを

始めて止まったので 私は後ろから押して前進させようとしました。しかし路面がつるつるで

あまり力が入りません。それを見たごつい車の怖そうなおじさんとその奥さんも「しょうがないなあ」

と言いつつ 一緒に押してくれたので なんとか前進して左に寄せる事が出来ました。

その怖そうなおじさんと私は 駐車場に車を入れて 身支度してそれぞれ歩き始めました。

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私は駐車場から直接太尾道への近道を歩きながら下の様子を見てみると なんと先ほどの軽のおじさんが

チェーンの音をジャラジャラ言わせて駐車場に入ってきて 車を止めるとすぐにリュックを担いで

歩き出したのでびっくりしました。あれだけ罵詈雑言を浴びて嫌な気持ちになったのに 帰宅せず

そのまま当初計画通り歩き出したので「あのおじさん、強いなあ」と感心しました。

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あのおじさんもこれに懲りて 雪道に入る前にタイヤチェーンを装着するようにしてくれれば 

いいのですが。

それにしても雪道をノーマルタイヤで走る人がなんと多いことか。岩湧でもここ金剛山でも

途中でスタックした人をたくさん見ます。これが国道本線だと たちまち大渋滞が発生します。

雪道をノーマルタイヤで走る気持ちが全く理解できません。

 

この前の12月の山旅で 日光霧降高原に ツルツルのアイスバーン走り到着して登山準備を

していたら トヨタの普通乗用車に乗った若いカップルがやってきて 私の隣に車を止めて

「アー怖かった」と言うので見たら東京ナンバーでしかも初心者マークを張った若者でした。

しかもノーマルタイヤなので びっくりして「よくここまで来れたね」というと「はい怖かったです」

と何気なく言うので またしてもびっくり。雪道はスタッドレスタイヤで走るという基本が

全く分かっていないので それ以上説教する気をなくしました。

 

雪道での国道や高速の大渋滞、立往生の先頭は 必ずノーマルタイヤの車やトラックのスタックです。

ゆき道は必ず冬用タイヤで走りましょう。

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雪は固くしまっていて アイゼンが食い込んで とても歩きやすい状態です。

駐車場からツルツルなので 最初から10本爪アイゼンを履いて出発しました。

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吹き溜まりでは結構積もっています。

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難所の急登区間に来ました。一歩ずつアイゼンをけり込んで登ります。

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時々青空で出ます。横の斜面を見ると 急勾配が分かります。

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太尾塞跡にくると霧氷が現れました。

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奇麗な霧氷のトンネルを進みます。

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サラサラの雪は踏み固められて とても歩きやすい状態です。

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時々木の隙間から 大阪が見えています。帰宅してパソコンで見たらなんと大阪湾が

写っていました。

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更に標高を上げると 植林帯の木の幹にまで霧氷が現れました。とてもきれいです。

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大日岳に到着しました。

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そのまま国見広場へ向かいます。

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笹薮も積雪で 雪原のようになっています。

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樹氷の森を進みます。

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国見広場が騒がしいので 下を覗くとなんと大勢の人が ワイワイ言っています。

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その2へ続く

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雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その2  2023年1月31日

2023-02-02 23:08:26 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く

 

雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その2

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聞くと 大阪京橋の高校性と言っていました。遠足らしい。

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こんなものまで造って皆さん楽しそうです。

千早本道で登ってきてそれをまた下山するそうです。千早本道でやってくる常連さんたちは大変だ。

すれ違いできないうえに踏み固められてツルツルの路面でしょう。

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金剛桜も見事な樹氷です。

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大阪市は霞んで見えません。もちろん京都清滝の愛宕山も見えません。

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ここまで今日は2時間40分かかりました。体調のいい時だと2時間15分くらいですが まだ完全に

回復していないようです。

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いつものお弁当広場でお昼ご飯です。

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いつもの屋根の下のテーブルと椅子で 先客のおじさんに断って相席させていただきました。

そのおじさんはモミジ谷で登ってきて、ダイトレで下山するそうです。路面がツルツルなので

そのおじさんはノーマルタイヤの車は 一番下の分岐点に止めたそうです。

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時々青空が出て樹氷がとてもきれいです。

そのおじさんとおしゃべりしながら楽しくお昼ご飯を頂きました。

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食後転法輪寺へ向かいます。

カマクラが一段と大きくなっています。

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最近はこのうどん屋さんには 私は入りません。

金剛山の常連たちが 店の真ん中に陣取って 大声で唾をまき散らしながらワイワイ言っているので

気持ち悪いのでもうこの店で食べるのはやめました。あれだけ多人数で 大声で叫べば

居酒屋も真っ青です。まさに武漢ウイルスの山上の巣、宝庫です。

あのジジイ婆あどもにもう少し礼儀とマナーをわきまえてほしいけど あの年であれではもう無理

すね。死ぬまで直らないでしょうね。

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ここで-3度では 氷瀑もそこそこですね。

もっと気温が下がらないと 見事な氷瀑には無理です。

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転法輪寺に参拝しました。

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境内は雪だらけで 誰もいません。しんとしてとてもきれいです。

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続いて山頂の葛木神社へ向かって参道を進みます。この道もみんなが歩くのでツルツルです。

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ここもひっそりとしていました。この場所がほぼ山頂です。

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本田の屋根の雪が落ちていないのは 気温が比較的低いからでしょう。

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北隣の大和葛城山も白いようです。

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その3へ続く

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雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その3  2023年1月31日

2023-02-02 23:07:20 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く

雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その3

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この鳥が集まって なんか会議をしていたので写真を撮っていたら そのうちの一羽が私の帽子の上に

止まりなんか叫んでいました。後で考えると 誰かが標識の上にエサを置いて立ち去り その鳥が

集まっていたところへ たまたま私が通りかかったのではないのでしょうか。

ネット図鑑で調べると ヤマガラという鳥でした。

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ここからモミジ谷への道へ入ります。

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御所の街を眺めながら歩きます。

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落ちたら助からない危険個所を慎重にわたります。

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ここがモミジ谷の入り口です。

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降りていくと水が現れました。

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水は現れたり、消えたりしています。

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気を付けないと 水の上の雪を踏むとボソッと落ちることがあります。

スノーブリッジの赤ちゃんみたいなやつですが まあ落ちても死ぬことはありません。

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第六堰堤に到着です。すごい水の音がしています。ということは あまり氷が出来ていないようです。

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堰堤下の滝はそこそこ氷が張っていましたが 凄い水音が聞こえます。

やはり気温が高いようです。

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第五堰堤はほとんど凍っていませんでした。

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堰堤下の滝には ほとんど氷はありませんでした。

そこから下の堰堤や滝には氷は全くありませんでした。 

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谷筋道から林道に出たら 誰かが雪だるまを造っていました。

よくこんなところまで来て雪だるまを造る気になりましたね。

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ダイトレに出ても雪は多くそのままアイゼンを履いて歩きます。

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ここでいつものように小休止です。

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ダイトレ水越峠に到着です。雪は相変わらず積もっています。

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夕陽を浴びてアイスバーンの路面が光っています。

アイゼンを履いたままでよかった。林道ゃダイトレに出てからは無くても歩けたのですが

アイゼンを外すと リュックに収納したりするのが 面倒くさいし 手に持ってぶら下げて歩くのも

めんどうやし。

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駐車場に戻ると あの怖いおじさんの車や がみがみ言われていた軽自動車のおじさんの車は

ありませんでした。

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私が山身支度を開放していたら なんとこの駐車場前の旧国道を軽トラの荷台に乗ったおじさんが

融雪剤を撒きながら 走り降りていきました。富田林国道事務所の仕業でしょう。

あれをやられたらたまりません。路面に巻いた塩化カルシウムは 溶けて流れて川に入り、下流で

必ず農業用水路に入り 田んぼや畑で お米、野菜に取り込まれます。

農協がしっかりしているところでは けっして融雪剤散布をさせません。それが消費者の為なの

ですから。それと車を傷めます。

私は昔四駆の車の底を融雪剤でやられて 7年乗ったらマフラーに穴が開きました。

マフラー全体を取り換えて 確か20万近い修理費を取られた記憶があります。

雪道は冬用タイヤで走れば あんな環境に優しくないことをしなくてもいいのに。

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おわり

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