ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪。奈良、和歌山県境のハイキング尾根道のダイヤモンドトレイルや紀泉アルプスを歩いた記録です。

万葉の森から二上山を経て当麻寺まで 2014年6月24日

2014-06-24 22:56:01 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪府河南町の「万葉の森」駐車場(大阪府河南町)に車を止めて、二上山(雄岳と雌岳)を経て當麻寺(奈良県葛城市)まで往復した。 

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ピンクのラインが往路でブルーのラインが復路を示す。

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平日ではあるが、河南町万葉の森駐車場(無料)はほぼ満車である。ただし国道の反対側にも第二駐車場があると看板には書いてあった。

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いろいろコースがあるが「鹿谷寺」(ろくたんじ)跡を見ていきたかったので、こちらのコースを登った。

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ここはもともと石切り場だそうで、飛鳥時代に飛鳥へ古墳用の石材が大量に切り出され、運ばれたという。この鹿谷寺も 石を切り出した跡に出来たそうだ。

線描の磨崖仏があるそうだが、風化してよく見えない。

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露出した凝灰岩の上を歩く。階段が切ってあり歩きやすい。

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二つ目の展望台(ただの岩盤)に来た。

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河内平野は何とか見えるが、その先はほとんど霞んで見えない。

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ダイトレに出た。ここからは尾根道だ。

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ダイトレを歩く。新緑がきれいだ。

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このポイントで ダイトレは左分岐して「屯鶴峰」(どんづるぼう)へ向かうが、私は分岐せず、ダイトレと別れて そのまま直進して「馬の背」へ向かう。

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あちこちに「笹百合を採らないで」と書いてあるが、この山の笹百合はめっきり減った。盗掘か、それともイノシシが大好きな百合根を食べたか。

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馬の背に到着。沢山の人が休憩している。ここは雄岳と雌岳の中間地点で、ちょうど「馬の背中」のようになっている。

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小休止の後、雄岳へ向かう。平日ではあるが、老若男女沢山の人が雄岳へ向かっている。

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雄岳山頂到着、二上山神社がある。葛木坐二上神社(かつらぎに います ふたのかみじんじゃ)とも呼ばれる。要は神が二柱祭られていて、荒御霊(あらみたま)が布都御魂(ふつみたま)で和御霊(にぎみたま)が大国御霊である。

布都御魂は物部氏の守り神であり、もともと石上神社で神宝として祀られていた「剣」で、神武東征の折熊野山中で大活躍したという物部族の作り話に出てくる剣である。つまり物部の祖の徐福すなわちスサノオのことと思われる。

大国御霊は もちろん大国主の御霊で 徐福らに殺されて その後たたりを恐れた物部の子孫共が ヤマトのあちこちで祀った御霊である。

つまり殺した方と殺された方の両方が祀られているという風変わりな神社だ。詳しくは別のブログに載せようと思う。

※「古代出雲王朝ゆかりの地と神話を尋ねて」

http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/kodaiizumo/

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葛城経塚二十八宿の第26番経塚「二上山」は二上神社の隣にある。数年前に設置した経塚案内標識は まだ無事だった。よかったよかった。久しぶりにお参りしたので 周りの邪魔な枝を伐採した。

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雄岳山頂の少し離れた場所に「大津の皇子」の墓がある。強欲な持統女帝がわが息子を帝位に就けたいが為に、その息子の最大のライバルの大津の皇子を無実の罪を着せて殺害した。大津の皇子は 悲劇の皇子だ。

コンパスで計ると お墓は真西を向いている。真東は「大和盆地」で当時の都なので、やはり祟りを恐れて 西を向かせたのだろう。

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雄岳を歩いていると、一人のおじさんが登山道を外れて山に入っていくので後ろを付いていった。すると展望休憩所があった。登山道からは全く見えない場所だ。その方にお話を聞くと、この休憩所を通っている山道は「道の駅當麻」に続いていて、この道が好きなかたがたが集まって、休憩所を作られたという。

こんな大きな材木を運ぶだけでも大変だ。私も少し休憩させていただいた。

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休憩所からみた雌岳。次はあそこの山頂へ行く。

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雌岳直下の休憩所は沢山の人がお昼を食べていたのでそのまま素通りして山頂へ。

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雌岳山頂の日時計は 正確に11時30分を指していた。ここのベンチでお昼ご飯を食べることにした。

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お弁当を食べながら、雌岳山頂から雄岳を望む。

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ダイトレの山々も見える。手前が岩橋山、その向こうの鉄塔が見えているのが大和葛城山 、その右奥に霞んでいるのが金剛山だ。

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大和盆地と大和三山は霞んでいて良く見えない。

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昼食後 馬の背へ歩き三回目の到着。ここで 祐泉寺へ分岐して下る。

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よく整備された階段の道だ。周りは自然の森ですがすがしい。

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岩盤むき出しの場所にも ステップが切ってある。大変な労力だったろうなあ。でもこの山で 石を切り出して、飛鳥へ運ぶ方がもっと大変だろう。

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祐泉寺に到着。そのまま境内を通り過ぎる。

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門を潜って そのまま下山する。

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大きなお地蔵さんが立っていらっしゃる。きれいなお花がお供えしてある。

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道はいつの間にか、コンクリートの舗装道路になっていた。そのままどんどん下る。

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釣堀がある。この強い日差しの中でじっと 動かずに「ウキ」を見つめているなんて大変で 私にはまねが出来ないと思うが、向こうからこちらを見れば 「この暑い日差しの中をテクテクと山道を歩くなんて 馬鹿じゃないの」と思っているかもしれない。

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傘の形をした「傘堂」を過ぎる。郡山藩主の菩提を弔うため、付近の農民が立てたものらしい。奈良県の文化財になっているそうだ。

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當麻寺黒門(北門)に到着。

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當麻寺到着。大きなお寺だ。

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