自宅周辺では 気温25度を超える「夏日」の日もある今日この頃です。
毎朝自宅の窓から見ている 金剛山もすっかり新緑になったようです。
久しぶりに金剛山モミジ谷を歩くことにしました。
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新緑のモミジ谷 その1
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いつもは太尾道で登り、モミジ谷で下山するのですが、今日は水越峠からモミジ谷を往復することに
しました。ピンクのラインです。
しかし山頂でお昼ご飯を食べているときに、下山はダイトレを降りて、白雲岳を探しに行こうと
思いました。金剛山系の四座のうち 大日岳、葛木岳、湧出岳はよく歩くのですが 白雲岳は
まだ行ったことがなくいつも行こう行こうと思いながら 行けずじまいでした。
帰路はブルーのラインです。
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ダイトレに入ると あちこちで桜が満開です。もちろん森の中なので すべて山桜です。
当然ながら 園芸種のソメイヨシノはありません。
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桜の木はどれも大きくて 花は下からは見えにくく望遠で見ると 満開なのがよく分かります。
青空に映えてきれいです。
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私はトレーニングを兼ねて歩いているので 17キロを背負いゆっくり歩きます。
いつもは15㌔なのですが今日は長距離でしかも夏日予想なのでお弁当、飲み物などが
2キロあり合計17㌔です。たくさんの人が追い越して行きますが ほとんどが 知らん顔して通り
過ぎます。そのほとんどが ここカヤンボでダイトレに左折しました。
その人たちの服装を見ていると 皆さん危険な服装でした。
雨上がりの夏日なので 山ヒル、マダニを注意すべきところ 半袖短パンが多く、非常に危険です。
SFTSというウイルスを持つマダニの確率は4分の1だそうです。つまりマダニに嚙まれたら4人に
一人は助からないということです。血小板が壊され続けて 治療薬もワクチンもありません。
一方山ヒルは 血が48時間止まらないくらいなのと、噛まれて10時間くらいするととても痒いぐらい
で 死ぬことはないと思います。
中には 山ではタブーとされる全身黒ずくめの忍者スタイルの人もいます。
蜂に喧嘩を売っているようなものですね。黒を着ているからと言って必ず蜂に刺されるとは限りません
が 山中で大きな蜂に刺されて泣き叫んでいる人を今まで20人近く見ましたが ほとんどの人が黒い
衣服でした。蜂の被害が出るたびにテレビのニュース番組で 特集して黒い服と甘い香水は山では
禁物ですと 毎年繰り返し放映しているのになあ。2021年には 読売旅行社の「ダイトレを歩くツア
ー」で 紀見峠付近で一度に30人以上が蜂に刺されて大騒ぎでした。
また中にはストックの先を外して尖った金属をカチャカチャ鳴らして歩く環境破壊型の人もいました。
全国の営林署では「ストックにはゴムキャップをはめてくださいね」と森に張り紙をしていますが
山初心者の人には「ストックによる山道の穴への雨水浸透崩壊」なんて知る由もありませんね。
なかには 手ぶらで犬を連れて歩いている人も。ちゃんとつないでせめてウンコぐらい取れよ。
こんな服装やマナーの悪い人たちは 太尾道やモミジ谷、カトラ谷、ツツジ尾谷ではほとんど
見かけません。 また こちらが登りの時に下りてきた人たちと出会うと 皆さん待っていてくださり
「登り優先」がきっちりと守られています。もちろんお礼は申し上げますが。
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※4月27日夜7時半からのcloseup現代(NHK)で放映していましたが、マダニにやられると
SFTSウイルスにやられなくても 体質が健康体質から突然アレルギー体質に変化して
小麦、納豆、果物などで 重篤なアレルギー反応を起こして 呼吸困難になり 死亡することも
あるそうです。
私は過去二回マダニにやられていますが 今のところ生きています。
一回目はわきの下に1週間居候されて、二回目は大事なゴールデンボールの付け根をやられました。
幸い二回とも マダニが牙を残さずに肌から離れてくれたので 助かりました。牙の一部が残ると
化膿して大変なので 皮膚を数センチ角切り取られるそうです。知り合いの岩湧山仲間は お尻の
割れ目に入られたり たいへんでした。特に女性には場所を聞けませんので どこをやられたのか
分かりませんが、数人の知り合いの女性の方は「大変に目に会いました」とおっしゃっています。
いちばん激しい人は 今までにマダニに5回やられたそうですが、その方は今も生きてらっしゃい
ます。 致死率4分の1というのは 知り合いがマダニにやられて 近所の医者に行くと ここでは
精密検査ができないからと 近大病院へ行かされて そこで医師にいわれたそうです。
これからの季節はマダニの季節です。私はズボンの上から虫よけスプレーを吹いてその上から
スパッツを装着します。今年はもう既に1回帰宅してスパッツをほどくと中に1匹じっとしていました。
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道端の山吹が満開です。桜と山吹はほぼ同時期に咲くそうです。両方ともバラ科の植物です。
ダイトレもモミジ谷も 両方で山吹と桜が満開でした。
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モミジ谷入り口に到着しましたが びっくり。こんな標識がかかっています。
いままで 私が何回もかけた標識は たちどころに外されました。森林破壊組合のやつらの仕業と
思います。親切にボランティアの方が付けてくださった標識が どうかいつまでもありますように。
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ダイトレにもモミジ谷でも 鹿子模様(かのこもよう)がかわいらしい鹿子草が満開です。
蕾のピンクがもう少し濃いと 鹿の子模様がきれいですけど。
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こちらはタチツボスミレの群落です。土手一面に広がりみごとでした。
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山瑠璃草もあちこちで満開です。少し瑠璃色が薄いですね。
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これは一輪草の群落と思います。一輪草は二輪草に比べて葉の切れ込みが深くて細くまた花びらの
先端が ややピンクがかっているといわれます。しかし実際には 葉も花もよく似ていて見分けるのが
難しいです。一輪しか咲かない二輪草もいますし。
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二輪草の群落です。
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こちらは 二輪草と思います。葉の切れ込みが浅く葉も丸みを帯びていて細くなく この花は
一株から ちゃんと二輪咲いていました。
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ネコノメソウの仲間は あまり美形なやつはいないように思いますが これは名前の通り
美形です。花ネコノメソウ。
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スズシロ草もあちこちで満開です。春の七草のスズシロは大根の事で この大根の花に似ているので
名前が付けられたそうです。
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モミジ谷でも桜が満開です。この写真は 大きな桜の木の枝が垂れ下がっていたので
すぐ近くで写真が取れました。
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その2へ続く
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