桃園国際飛行場に到着して台北を経由して九份に向かう途中、台湾でのユニークな光景の一つである「屋上にタンクが据え付けられている風景」に出くわしたのでした。
屋上のタンクは、水を貯蔵するタンク。それ以降、この光景を台湾全土で見ることができた。
台湾には、日本と同様に梅雨も台風も有り、1年を通して水不足になることはないとのことですが、水道の水圧が不安定な上、断水することが多いので、自衛策として屋上に貯蔵タンクを設置し、水圧が安定な時にタンクに汲み上げておき、非常時にタンクの水を使うのだそうです。
台湾には3,000m以上の山々が100以上もある山脈が南北を貫いて海岸に迫っており、しかも山塊が大理石に代表されるような硬い岩盤で出来ているため、山脈に降った雨が取水する間もなく短い時間で海に流れてしまうことが、断水が起こる理由だそうです。