12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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水分補給法

2007年05月20日 07時10分21秒 | Weblog

これは「ためしてがってん」で教わったことである。

最近、ペットボトル持参の方を多く見受けるようになった。
この習慣は、「先取り」「小分け」の水分摂取には、非常に適した方法のようである。

「渇いたら飲む」という意識だけで水分を摂取していると水分不足になりやすく、放置すると脳こうそくや心筋こうそく、熱中症の危険が高まると言う。

暑くも寒くもない環境で、安静時、1日に、尿は約1.4リットル、呼吸・皮膚からの蒸発は約0.9リットル、便に含まれる水分は約0.2リットルで、1日合計約2.5リットルの水分が失われる。

1日3食の食事中に約1リットルの水分が含まれているため、最低でも残り「1.5リットル分は水分として飲む」のが望ましい。

 失う水分量を知った上で、「失う前に “先取り” して飲む」のが理想的だと言う。

がぶ飲みすると、尿として出てしまいやすいので、
「 “小分け” に飲む」のが良いのである(トイレが近くなるので、飲み過ぎにはご注意)。

アルコールやカフェインを多く含むコーヒーなどの飲料は利尿作用が高く、飲んだ以上の水分が尿として排出されるので、水分摂取の目的には適さない。

暑い時や運動時に汗をかくと、さらに1日1リットル程度水分を失う。

 実験によると、運動後、飲んだ水の量は、かいた汗の量の半分にも満たないという結果だった。

不思議に、人間はずっと少ない水分補給で満足してしまうことが判った。

それ故、専門家は、
「ただ“渇いたら飲む”だけでは、体内の水分を保つには不十分」との指摘。
(むやみに飲み過ぎると「水中毒」で命の危険もある)

最近の研究では60~70歳代にかけて、腎臓の機能の衰えとともに“アクアポリン”の数も減少していくと考えられている。

“アクアポリン”とは、聴きなれない言葉である。
2003年、アメリカの科学者が人間の体の細胞に「アクアポリン(水の穴)」と名付けられた新物質を発見した功績で、ノーベル化学賞を受賞。

その実体は、内部に小さな穴が開いた筒型のたんぱく質。
この穴は、1秒間に数十億個もの水分子を通すことが出来る。
(水以外は通さない)

この「水の穴」が体内にあるからこそ、人間は涙を流すことができたり、肌に水分が補給されたり、ものを食べる時に唾液が分泌されたりするのである。

この「水の穴」が体内の「血液中の水分や老廃物を濾過して尿を作る腎臓」に水の通り道を作ると、飲んでいる水の量が少なくても、脱水症状にならずに済む。(アクアポリンが尿から水分のみを血液に戻すから)

ところが、いつもアクアポリンが正常に働いてくれるとは限らない。
年をとると、腎臓はホルモンによる脳からの指令への反応が鈍くなり、さらには腎臓の細胞内にあるアクアポリンの数自体も減ってくる。

その結果、尿から水分を取り戻すことで脱水症状を緩和することが難しくなる。

その分、積極的に水分を摂らないと、脱水症状に陥りやすくなる。

つまり、1日に摂るべき水分量を決めて、あらかじめ先を見越して、意識的に飲むことが重要だと言う。

最後に、再び同じ事を言う。

1.失う水分量を知った上で、「失う前に “先取り” して飲む」のが理想的。
2.がぶ飲みせず、「 “小分け” に飲む」。

 特に、暑くなるこれからは、これらを守って、安全に運動をしましょう!


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