平山郁夫画伯の絵(主として、平成12年(2000)12月31日に平山画伯が入魂された、奈良薬師寺の玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」)が、先日NHKで紹介された。
インターネットは、便利である、次のサイトでたくさんの作品を見ることが出来る。しばらく、仏教伝来の旅を楽しまれるとよい。
参考;薬師寺のページより
玄奘三蔵[げんじょうさんぞう](600または602~664)は、『西遊記』で有名な中国唐時代の歴史上の僧侶です。17年間にわたりインドでの勉学を終え、帰国後は持ち帰られた経典の翻訳に専念、その数1335巻に及びます。
玄奘三蔵の最も究めたかった事は、「瑜伽唯識[ゆがゆいしき]」の教えでした。その教えの流れを継承している宗派が法相宗[ほっそうしゅう]です。現在、薬師寺と興福寺が法相宗の大本山で、玄奘三蔵は法相宗の始祖に当たります。
昭和17年(1942)に南京に駐屯していた日本軍が土中から玄奘三蔵のご頂骨を発見しました。その一部が昭和19年(1944)に全日本仏教会にも分骨されましたが、戦時中でもあり、埼玉県岩槻市の慈恩寺に奉安され、その後ご頂骨を祀る石塔が建てられました。
薬師寺も玄奘三蔵と深いご縁のある事から、遺徳を顕彰するため全日本仏教会より昭和56年(1981)にご分骨を拝受し、平成3年(1991)玄奘三蔵院伽藍を建立しました。
平成12年(2000)12月31日に平山郁夫画伯が入魂された、玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」は、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿にお祀りしています。
奈良大本山薬師寺へのご案内
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近鉄京都からは特急・急行が西ノ京駅に停車します。(時間枠あり要確認)
※京都、難波から近鉄大和西大寺経由西ノ京まで約40分
おまけ;次の美術館も紹介された。
公益財団法人 平山郁夫シルクロード美術館
HIRAYAMA IKUO SILK ROAD MUSEUM
408-0031 山梨県北杜市長坂町小荒間2000-6
Tel : 0551-32-0225