さよなら渓谷 吉田 修一 新潮社 このアイテムの詳細を見る |
うーん。確かに問題作なんだろうな・・・。
若い頃にレイプで捕まったことがあると周囲に知られても受け入れられ、平凡に生きていけることに違和感を感じている男。
レイプされたことにより、家族との関係も壊れ、学校や会社など新しい世界に入っても、そのことが周囲に知られる度に、拒否され、傷つけられ続ける女。
この二人が十数年後に出会い、一緒に暮らすことになった必然はなんなのだろうか。
こういうシチュエーションにどれだけのリアリティを持たせられるのかが、著者の挑戦だったのだろうか。それとも、”結局は強い男に女は惹かれるんだ”というような男の自分勝手な目線ではないものを男として書きたかったのか・・・。
私には分かりません。
男のファンタジーなのでは???
”薄幸な美人を強い男の自分が守る”というパターンのバラエティでは??
と、思わざるをえませんでした。
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