Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

鯉幟が浮かんでいました。

2010-04-18 14:33:15 | 絵画
   

明後日は、穀雨です。
これから、梅雨に入るまで、
穀物を育てるしとしとと、
柔らかい雨が降って行くと思います。
朝、起きたとき静かな雨音は、
趣があっていいものです。
今日は、天気も好く気温も17℃と、
過ごしやすい一日のようです。
鯉幟が泳いでいました。
青空に浮かぶ鯉幟は、
溌剌とさせてくれました。

今日は、久し振りに富士山が見えました。
9合目上しか見えませんでしたが、
その勇壮な姿に目を留めていました。
どうやら、まだ6合目あたりまで
雪がありそうです。
丹沢も雪景色の姿が、
荘厳な姿が印象的でした。
これから、富士山が見える機会は
少なくなっていきがますが、
快晴の天気の時は足を運んで
みたいと思っています。



   4月21日

今日は、昨日とうって変わって快晴の青空が見えました。
桜の花も、葉桜に変わり、晩春の趣を感じます。
山々も新緑と彩を添えた森の森閑とした様子が伺えました。


4月22日

      飛鳥懐風法起寺 千住博



この絵は、飛鳥(奈良県)の法起寺を描いたものです。
法起寺は現在、「法隆寺地域の仏教建造物」の一部
として世界遺産に登録されている。
聖徳宗の寺院です。
総本山になっています。
この絵は、穀雨の頃だと思います。
画面に見えるのは、山門横の赤は枝垂桜でしょうか。
その上は、桃の花でしょうか。
後の白は、桜の花だと思います。
色が濁っているのは、
まだ朝焼けで陰っているからでしょう。
まだ、日の出前の時刻でしょう。
二頭の鹿が、日の出前の薄明かりの中で
ゆっくりと山門へ向かって歩いていくようです。
画面を見ていると、風が吹いているようです。
画家が少し寒がっていることが伺えます。
しかし、見上げた薄明かりの空は、
どこかホットした暖かさを感じているようです。

三重塔の後ろに見える松尾山(おそらく) が
森閑とした空気を感じさせてくれます。

三重の塔は、706年頃の完成とみなされています。
高さ24メートルで、三重塔としては日本最古である。
また、特異な形式の三重塔である薬師寺東塔を除けば、
日本最大の三重塔と言われています。


画家は、三重の塔、枝垂桜、山門、
鹿の匂いとともに、
飛鳥の朝の清閑とした佇まいと、
童心の頃の風を感じているのでしょうか。



千住 博(せんじゅひろし、1958年(昭和33年) )は
日本画家。
東京都生まれ。名前の「ひろし」は正しくは
右上の点のない「十専」という表記である。
滝のアーティストの異名もある。

現在、京都造形芸術大学学長・同国際芸術研究センター所長、
同付属康耀堂美術館館長。ニューヨーク在住。
日本画の存在やその技法を世界に認知させ、
真の国際性をもった芸術領域にすべく、
講演や著述等世界的視野で幅広い活動を行っている。




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