Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

summer holiday

2020-08-13 19:55:30 | kazekaoru

 

バスの時刻表も土曜ダイヤなに変わり、

 

皆様の顔には、

 

夏休みが訪れ少し余裕の顔が見える。

 

このところの30度を超える暑さに、

 

暑い夏が来たのを実感している。

 

 

しかし、

 

秋はすぐそこに来ている、

 

大輪のひまわりが枯れ、

 

その下にコスモスが咲いている。

通勤時間でも道路は、静かで車窓からの景色は、風が通り抜けていくように清々しい。マスクをしていることなど忘れ、流れていく景色は新鮮に見える。夏の陽ざしに輝く海、夏らしい厚い入道雲に、少しゆったりと過ごしている。

 

まだ目覚めずにいる二人は砂浜に下り、貝殻を拾い始め、ホテルのパンフレットを包んでいたビニール袋は貝殻でパンパンになった。僕は子供みたいに貝殻を耳に当てると、波の音が聞こえてきて笑ってしまった。彼女はパンパンになったビニール袋から貝殻を取り出して、その貝殻でLという字を砂浜に書いて見せた。早朝の静かな波が、砂浜に打ち返している。

 


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