Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

20.August

2020-08-20 19:57:32 | kazekaoru

 

連日夏らしく30度を超え、

 

暑い夏の景色に木陰を求め歩き、

 

夕立が降れば虹が出て涼しいだろうと思う。

 

 

谷戸の朝は煩いほどの蝉の声、

 

木陰から見える景色は、

 

夏らしく明暗をくっきり見せている。

8月後半に入っても陽ざしの差す時間はまだ長く、長い一日に得したように思える。マスクをした学生たちが街を歩いているが、人の波はコロナの影響で淋しさを感じさせる。この暑さに体調をくずしやすく、水分をよく供給することが肝要だ。

 

 

砂浜に貝殻でLという字を書いて見せた彼女は、まだ柔らかな夏の陽ざしに煌めく海を見ている。その横顔を見ている僕は、夏らしさと煌めく海に、子供のようにドキドキとしていた。時計の秒針はいつもと同じように動いているが、静かな波のようにゆっくり動いているようだった。彼女は貝殻でパンパンになったビニール袋を抱え、僕はまだ開きそうにないコーヒーショプを少し萎えた気分で見た。しかし、その店はヤシの木々が入口に木陰をつくり、今年の夏の一コマに入りそうだった。


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