ポケットの中で映画を温めて

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『スティーブ・ジョブズ』(2015年) を観て

2022年12月13日 | 2010年代映画(外国)
『スティーブ・ジョブズ』(ダニー・ボイル監督、2015年)をDVDで観た。

1984年、アップル新製品の発表会本番40分前。
今日の主役のパソコンMacintoshが「ハロー」と挨拶するはずが、黙ったまま。
「直せ」とスティーブ・ジョブズは冷徹に言い放つ。
15分前、音声デモと格闘するアンディを脅し、突然胸ポケット付きの白いワイシャツを用意しろとジョアンナに命じ、
共同創業者で親友のウォズニアックから頼まれたApple Ⅱチームへの謝辞をはねつけるジョブズ。
そして2分前、自ら連れてきた新CEOのスカリーと舞台袖で交わした会話とは・・・
(DVDパッケージ裏のあらすじから)

1976年、スティーブ・ジョブズは友人のスティーブ・ウォズニアックが自作したマイクロコンピュータ「Apple I」を販売するために起業することを決意し、
同年4月1日にウォズニアックおよびロナルド・ウェインとの共同で「Apple Computer Company」を創業する。
Apple Computerが1977年に発売した「Apple Ⅱ」は商業的な大成功を収め、パーソナルコンピュータという概念を世間一般に浸透させた。
その後、ジョブズは先進的なGUIやマウスを持つコンピュータ「Macintosh」の開発を主導、1984年に発表されたMacintoshはマスコミから絶賛されジョブズの名声を高めた。
(Wikipediaより)

緊張感も漂わせてスリリングな展開で始まり、「アップル」とか「マッキントッシュ」の秘話が堪能できるかと期待したが、後は尻つぼみ。
会話体だらけで、アップル新製品の発表会の舞台裏だけの話だと思って見ていたら、いつしか1988年の「NeXTcube」、1998年の「iMac」の製品発表会の舞台裏へと展開している。
そのことへの何の説明もないから、わけがわからず、スティーブ・ジョブズという人物について聞いたことがあるような、ないような者からしたらチンプンカンプンな内容。
そりゃ、コンピュータ関係に興味があってジョブズなんて名は常識で通じる人達にとってはよくわかる内容かもしれないが、映画の出来としてはそれでは困る。
開放された映画の世界は、いわゆるオタクと言われる一部の人達が納得するためのものではないはずだから。

と言っても気になるから「ウィキペディア」でスティーブ・ジョブズのことを読んでみた。
結構長い文章を辿っていくと、2011年に56歳の若さでこの世を去っってしまったとか諸々、「ウィキペディア」の内容の方が映画より興味が湧いてしまった。
勿論、映画には娘リサとの関係など気になるエピソードもあるが、購入したDVDを再度観ようとかは当分ないなと思ってしまった。

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